商標を巡る争いはどの国でも有りがちです。
中国でも商標問題は泥沼の展開となることが多いです。
そして、それはアニメや漫画やゲームにも関係してきます。

中国の商標問題と言えば、日本の名産品が勝手に登録されちゃって中国展開できなくなるとか、「クレヨンしんちゃん」の問題とかが有名かと思いますが、
今回はその反対(?)となりそうなケースです。

2006年にゲームの商標として、三国志や水滸伝など中国の古典を日本のゲーム会社が商標登録しようとしているというのが明るみに出ました。
この件、中国ではまさに寝耳に水状態だったようで、当時大騒ぎになっていました。

ゲーム会社として、やられる前にやっておかなければならない事では有りますが、
中国人の一般的な感覚からすればゲーム分野とは言え、世界に誇る自国の名著を外国の会社に商標登録されて今後使用不可能になるというのは認められない訳で。
なんとも難しい話に。

この件ですが、その後争議やら異議申し立ての手続やらがイロイロ有った様ですが、
とりあえず先日
中国の企業が日本企業の商標奪取を阻止した!
というニュースが流れて、とりあえず一つの区切りとなった模様です。

このニュースは日本でも報道されて
コナミら日本企業による「三国志」などの商標登録が中国で却下される
と紹介されています。

ただ、これはソースとなった中山日報の記事の方を見る限り
今回却下されたのはコーエーやコナミの申請した商標ではなく、
G-mode(中国名「巨摩」)の商標の様です。
却下されたのは2004年3月2日に申請されたもので、
「三国志」「三国演義」「西遊記」「水滸伝」「巨摩三国志麻将」
等だそうです。

記事によれば、G-modeが他に申請している商標や、コーエーやコナミの申請している商標については現在も意義申し立てや争議を継続しているとのことです。

中国の商標登録の手続にかかる時間はかなりいい加減で、
短い時もあれば非常に長くなる時もあります。
異議申し立ての審議にしても、
8日で終わるケースも有れば3年経ってもまだ審議中というのも有ります。
政治的なネタなんかだと、かなり早くなるという中国らしい話も聞きますがその辺については私もよく分かりませぬ。

今回の件も、表沙汰(?)になってからなんだかんだで2年半くらい経っています。
どう決まるにしろ、この件に関する全ての決着がつくのはまだ先になりそうな気配ですな。

しかしまぁ、正直な所この件についてはどっちが良いとか悪いとかについて断言できないのでなんとも。
ゲーム会社の立場も、中国人の言い分もどちらもちゃんとした理由が有るので難しいとしか。
うーむ。

とりあえず、こんな所で。
ツッコミ&情報提供お待ちしております。


コーエーが中国で商標登録出願した「三国志」等、公告期間終了まであと少し

三国志や水滸伝の商標登録は更に紛糾

幻想水滸伝と中国

ガンダムの中国オフィシャル表記は「敢達」