先日台湾で行われ、失神者まで出るタイヘンな盛り上がりとなった声優の釘宮理恵さんのイベントについて
「中国本土での反応はどうなのか?」
といった質問を複数いただいておりますので、今回はそれをネタにさせていただきます。ありがたやありがたや。

私自身も
「台湾の声優ファンはスゲェ」
というのを強く感じたこのイベント、詳しくは日刊スレッドガイドさんの記事などで紹介されていますのでそちらもご参照ください。
台湾で釘宮病が発症し失神者が!現地ニュース動画あり(日刊スレッドガイド)

ただ、中国のネットを巡回して見たところこのイベントへの反応はそれほど大きくないという感じです。イベント関連のスレッドが立っていても長くて数十レスくらいで終わったりしているのですよね。
この辺については中国本土の方では
「そもそも男性で声優ファンという層の人間が少ない」
ということが原因になっているのかという気もしますね。

とりあえず中国の掲示板を巡回してかき集めた反応を、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


釘宮病とはこういうものだったのか。今まで気軽に使っていたが、釘宮病への認識を改めないといけないな。

俺も行きたかった……

こういうキモオタは死ねばいいと思う。

いかにもなキモオタにインタビューしているけど、台湾のオタクってこんなのばかりなの?

国辱、いや島辱。声優オタクってキモイやつ多いよね。

いや、あんま大陸のオタクと変わらんだろ。
太ってるか痩せてるかで普通の体格が少ない、あとメガネも多い。

俺も釘宮理恵が中国語を喋ってくれたというだけで興奮するから、失神したやつの気持ちも少し理解できる。

上海や広州でやっても人は集まるのになんで台湾なんだ。

大陸でやるのは無理だろ。香港なら可能性は有るんじゃないかな。
それにしても釘宮病の重病患者はこんなことになってしまうのか……

香港でやってくれるなら、俺は死んでも行くぞ!

このイベントは歴史的なものだ。とても感動した!
俺が生きているうちに大陸の方でもやってくれないかな。

日本の関係者はなぜ巨大な中国市場に気付いてくれないんだ。俺は井上麻里奈か戸松遥が来てくれることを祈っている。

大陸の方だと、まだほとんどの人間が「声優って何?」という状態だから難しいんじゃないか

仮にこっちで開催されるとしても、こういった暴動みたいな狂騒状態になっちゃったら大問題だからね。やはりダメかなぁ。

釘宮理恵も良いが、個人的には平野綾か花澤香菜に来て欲しいなー

水樹奈々のコンサートだったらいけるんじゃないか?

なんか以前に見た釘宮理恵より綺麗になっている気がする。スバラシイ。

台湾のオタクはもう引き返せないレベルになっているようだが、今回のイベントを見る限り彼等は勝ち組なんだと思えるね。

このイベントの情報や動画を見て私の釘宮病が更に悪化しました。
ああ……どうか私の命が尽きる前に大陸でもイベントを……



とまぁ、こんな感じで。
個々の発言を見ると熱い意見も有ったのですが、反応の数についてはそんなに多くないという感じでした。

中国本土の方でも男性声優の人気はかなり高く声優ファンの数も多く交流のコミュニティが有ったりするのですが、女性声優の方の人気はイマイチです。なかには女性声優の熱心なファンもいるようですが、やはり絶対数は少ないですね。

この辺については中国オタクの基本的な傾向である
「男が浅く広く、女が深く狭く」
といった男女の違いがそのまま影響しているようにも思えます。
声優の場合、特定の声優をずっと追いかけなければなりませんし、声優の情報や声優ファン同士の交流の場が少なく、移り気なタイプの多い男の中国オタクにとって、女性声優の熱心なファンというのは少なくなってしまうのかもしれません。
またそもそも一定以上の日本語能力が必要となる声優ファンは、浅く広くで最新流行を追っかけるタイプのオタクをやっている人間にとってはかなり難しいという話も有りますね。

そんな訳で、釘宮病という言葉については知られているものの、中国本土における実際の罹患者(?)はそれほど多いわけではなく今回の台湾のイベントのようなパンデミック(?)の可能性はあんまり無いのではないかなーと。


それから、中国本土での女性声優のイベントの可能性についての質問もいただいているのですが、こういった背景が有るので中国本土での女性声優単独イベントというのは少々難しいかと思います。(中国ではアニソンの人気が高いので、アニソンなどが絡めばまた別の話になると思いますが)

もちろんファン自体はいるので、今回の台湾のような大盛況とはいかないまでもそこそこの規模にすることは可能だと思うのですが、その辺りについても中国特有の問題が幾つか有るので難度が上がってしまいます。特に頭が痛いのが関係機関との折衝で、これをクリアしないとイベントの日時や場所を確定できないので非常に厳しかったりします。

日時と場所を早期に決められないということは声優さんへのオファーも難しくなりますし、広報活動もきちんとできないということになるので、熱心なファン層にちゃんと情報が行き渡る時間が足りず、中途半端な客層でびみょーな盛り上がりのイベントに……ということになってしまうのですよね。

この問題に対して、男性声優のイベントの場合は現地の女性の中国オタクのコミュニティの働きのおかげで泥縄状態でもある程度カバーできたりすることも有るのですが、女性声優の場合それがほとんど期待できなかったりします。

きちんとしたスケジュールで告知や広報活動を行えれば中国でもイベントをやれないことはないと思うのですが、実際の状況や私の経験から考えるとちょっと悲観的な見方になってしまいます。
ただまぁ、こういった問題をクリアできればどうにかなるということでも有りますし、私個人としても今後中国本土の方でも声優イベントが盛り上がっていけばいいなーと思っております。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


男の中国オタクと女の中国オタクのちょっとした違いというか傾向について