「中国の親は中高生くらいの子供がアニメや漫画を見ることをどう思っているのか?」
という質問をいただきましたので、今回はソレをネタにさせていただきます。
ありがたやありがたや。

中国における親が子を管理するという関係は一般的なところで見た場合、高校までは日本に比べてはるかに親のコントロールが厳しいのですが、大学に入るとほとんどの子供は親元を離れて寮生活になるので逆に日本よりも緩くなるという傾向が有ります。
とりあえず、以下に中国のソッチ系の掲示板で見かけたその辺の年代だと思われる親のアニメや漫画に対しての口出しに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

小さい頃からアニメや漫画を見て育ったからアニメや漫画が大好きなんだが、親に反対されて禁止された。そのせいで勉強する気が起きない……そのせいで親は更に厳しくなる。今年は大学受験なのに俺はどうすればいいんだ……なんで中国の親は皆アニメや漫画に反対するんだ!

親は学校の成績に悪影響のありそうなものは何でも反対するから諦めろ。

親は漫画に反対しているんじゃなくて、勉強以外のものに反対するからね。
ネットゲームに音楽、サッカー、テレビとか全部反対されたりするよ。

いや、お前それは親が正しいだろ。
お前の状況なら大学受験の点数の方が大事だ。

ウチの親は特に反対するとかはないなぁ。てか一緒に見たりしてるよ。
フィギュアとかも特に何か言われた覚えは無い。

なんでもかんでも反対しているわけじゃないし、良いんじゃないかな。
大学受験の前なんかはしょうがないだろ。

俺が本格的にアニメや漫画にハマったのは大学に入ってからだな。
高校までは親に隠れてこっそり見ていたよ。

親の気持ちも分かるが好きなものはしょうがないよ。全て一律の禁止とかをされて、俺も反感を持ったことが有るなぁ。

まぁ、大学受験前とかは控えておくべきだ。
その点だけは親に同意。あとでゆっくり楽しめば良いよ。

大学受験なら仕方ない。俺もしばらくアニメや漫画から遠ざかった。
ただ俺の親は別に禁止とかそういうのは言わなかったな。

完全に禁止とかやると、逆に子供は歪むぞ……

まぁ、ほとんどの親はアニメや漫画なんて子供のものだと思っているから、ちゃんとした趣味や文化とは認めてもらえないだろう。

アニメや漫画だけ見て勉強しないなら親は反対するべきだろう。
俺が親でも反対するよ。

オタク分野に関してはウチの親の思想は封建的で困る。もうちょっと開放されないもんだろうか……

昔テレビが普及し始めた時とか、ファーストフードが普及し始めた時とかどれも反対された。
アニメや漫画も似たようなことになっているんじゃないか。理性的な対応を求めてもムダだろう。

中国の親は成績がよければ何も言わないよ。アニメや漫画を見たいなら、まずは良い成績を取ることだ。

大学に合格すれば、親も文句は言わないよ。まずは勉強するしかない。

私がハガレンにはまった最初の頃は親にかなり反対されたけど、今はもう黙認状態。

正直に言わせてもらえば、親が勉強を理由にアニメや漫画に反対するのは口実に過ぎないと思う。
彼等は改革解放前の古い人間だし、日本のアニメや漫画に抵抗が有るのだろうし、そういうものに子供が触れるのは嫌なんだろう。俺は成績もそんなに悪くないし、ちゃんとした大学に入ってその後も単位を落としたりしたことは無いが、それでも親は俺が日本のアニメや漫画を見ていると良い顔をしないし、説教される。

まぁ、子供が自分でコントロールできるんなら良いだろうが、そうでない場合はしょうがないんじゃないか。

今の親はアニメや漫画、同人が無い次代に育った人達だからね。理解してもらえないのはしょうがないよ。

しかし、テスト直前に読むアニメや漫画は面白くて困るよな。
俺は高三になって勉強の息抜きがきっかけでアニメにはまってしまった。幸い大学には合格したが、オタクになってしまったよ。



とまぁ、こんな感じで。
今回の発言は恐らく高校〜大学くらいの層のものだと思われますが、その辺りの年代の子供を持つ親にとってアニメと漫画は「勉強に邪魔になるから子供には見せたくない」という感じの家が多いみたいですね。
子供の方も基本的に「勉強が有るならアニメや漫画を止めるのも仕方が無い」と考えているようです。

もっと小さいお子さんの親の中には
「アニメや漫画は子供の成長に悪影響が有るからダメ」
という方が結構いるという話を聞いたことも有りますが、このくらいの年代になってくると悪影響がどうこうと言うよりも「勉強の邪魔になるもの」は全部ダメという感じなのかもしれませんね。

日本の感覚からすれば、そもそも高校になってまで親にアニメや漫画を禁止とかされるもんなのかと思う方もいらっしゃると思いますが、中国は高校まで親が子供の勉強を中心とした学生生活全般にかなり関わるというか、口出しして管理を行います。
その辺については子供べったりと言っても良いくらいで、毎日の勉強の時間や登下校、宿題の状況の管理などは言うに及ばず、受験のときなどは子供に付き添って試験会場まで行き、試験中は炎天下の中(9月が新学期の中国の大学受験は夏)試験会場前でずっと待っていたりしますね。

中国の場合、学校に入ったら原則として良い点数を取って良い大学に行く以外の選択肢はありません。
中国では「良い学校を出るかどうか」によって社会に出るときのスタートラインが異なり、新卒時の収入でも数倍の差がつき、その倍率はその後の転職にもついて回ります。ちなみにドロップアウトした場合は実質そこで試合終了です。
日本でも中卒や高卒が大卒に比べてきついというのは有りますが、中国はもうホントに大きな格差が出来てしまいます。金持ちか地位と権力持ちの親でもいない限り、学校をドロップアウトして「ちゃんとしたレベル」の生活を送るというのは非常に難しいかと。

そんな訳で、中国の一般家庭の親御さんは子供の勉強に対して必死になります。それはもう、日本で言われるような「教育ママ」なんか比較にならないレベルです。そして逆に大学受験が無事終わると一気に親からの管理が緩くなります。
中国の大学生は基本的に寮生活なので親元を離れますし、親の管理から一気に抜けられたということで箍が外れる大学生も少なくありません。大学に入るまではアニメや漫画は生き抜き程度で、大学に入ってからリミッターが外れて一気にオタク化というのもかなり多いですね。

グダグダと書いてしまいましたが、とりあえずこんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。