先日正式スタートとなったFF14

ですが、イロイロな問題が発生したりするなど残念ながらあまり良いスタートでは無いようですね。

FF14に関する一連のゴタゴタの中では、
「FF14の中国市場進出が大々的に報道された」
「疲労度などのシステム上のプレイ制限が中国のオンラインゲームプレイ時間規制に合わせたものではないか」
「チョコボが馬鳥などの謎の中国語っぽい言葉になっている」
といった話が出たことにより
「FF14は日本向けではなく中国向けに開発されている」
といった見方が広まったりしたそうです。

この件について幾つか質問をいただいておりましたが、
ちょうど先日ゲーマーな中国オタクの面々と話す機会がありまして、現在広まっている
「FF14が中国向けではないか?」
という見方に関しての意見を聞かせてもらいましたので、今回はそれについて書かせてせていただきます。
ただ、以下の話は本当の所がどうなのかは分かりませんし、あくまで主観的かつイイカゲンな見方であることをご了承下さい。


さて、まず中国オタク的ゲーマーによる結論から言えば
「FF14が中国向けに作られたというのはありえない」
ということだそうです。
「将来的に中国市場に進出することはあるだろうけど、現時点では中国市場向けに開発したようには見えない」
のだとか。

例えば、話題になっている「チョコボ」が「馬鳥」になるなどの一連の漢字単語についても、中国人にしてみればなんだかよく分からない単語ばかりだそうです。

そもそも「チョコボ」は中国語では「陸行鳥」ですし、
一連の漢字単語は少なくとも今までの中国語版FF用語では無いらしく
「中国語っぽいのを意識して漢字を並べただけの言葉みたいだ」
なんて意見も。

また、実際にプレイした上での印象も
「ユーザーインターフェースがコントローラー向きでキーボードとマウスが基本の中国ユーザー向けになっていない」
「ソロプレイが難しいゲームバランスは他のプレイヤーに勝って優越感を得たいという傾向が強い中国のユーザーの嗜好と異なる」

などと、中国市場向けでは無いという印象のようでした。

そしてそれ以外にも
「中国で収益を上げるなら月額課金モデルではなく基本無料+アイテム課金モデルでないと難しいが、現状ではアイテム課金向けのシステム、金を払えば強くなれる、金を払わないと強くなれないシステムになっていない」
という中国のオンラインゲーム市場の特性から見た意見もありました。


それから、
「疲労度などのシステム上のプレイ制限が中国のオンラインゲームプレイ時間規制に合わせたものではないか」
という話についてですが、これに対しては
「中国の海外産オンラインゲームに対する審査は、そんなちょっとプレイ時間の制限をしたくらいでどうにかなるほど甘くないので、中国の制度に合わせたとは限らない」
という話でした。

「中国市場向け」にやらなければいけない修正はプレイ時間だけではなく、ゲームの内容やその表現にも及びます。
例えば死体等のグロ描写はアウトになることがありますし、マップの背景にある死体がアウトということで、慌ててタルなどの固定オブジェクトで隠したなんて話もあるそうです。

更にこれらの規準がその時その時の社会情勢などによって変わったりするなど、明文化されていない点もあるので、実際に審査を受けてみるまで分からないところも少なくないとか。

実際、中国で最も人気がある海外産オンラインゲームの「World of Warcraft」が、
審査を行う政府機関の一つである文化部と強いコネがある大手の網易と組んでもアップデートパックの審査を通せなかったという事例があるなど、審査の手続きはかなり難しいようです。

ちなみにこの「World of Warcraft」の件では、
文化部の方の審査は通ったものの、もう一つの審査である新聞出版総署の方の審査が上手く通らず、また管轄が曖昧なところがあったせいで、どちらの機関も自分の方の管轄だと譲らず、メンツの張り合いというか衝突になってしまいました。

そしてその後
「問題となっている部分に関しては文化部の管轄だと決定」
→「文化部が新聞総署の顔を立ててWOWはやっぱダメ、修正しろと申し渡す」
→「文化部と新聞総署はお互いの理解を深めて仲良くなりました」

という感じで政府機関的にはメデタシメデタシ、
ユーザーの増加を見込んだ設備投資が無駄になった網易と、アップデートパックを待ち望んでいた中国のプレイヤーはガックリという結果になってしまったとかなんとか。

このように中国で海外産のオンラインゲームがサービスを開始するにはイロイロな壁を越える必要があるので、まだ中国展開できるかどうかもハッキリしないのに、中国向けメインで開発するのはリスクが高すぎるので普通はやらないだろうとのことです。


私が聞かせてもらった話はだいたいこんな所でしょうか。
以上のようなシステム面での理由や中国市場の実情などから考えて、
「FF14が中国向けに開発されたというのはありえない」
「現在発生しているゴタゴタは、単純に作りこみやデバッグの不足、ネットゲームでよくある運営開始直後に多発する問題などといったものではないか」

という話になるそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国のWorld of Warcraft運営のゴタゴタは混迷の一途

中国オタクのFF14チョコボ馬鳥問題への反応