先日決まった都の青少年健全育成条例の影響なのか、
「中国のアニメの規制について、中国ではどう思われているのか」
といった質問をいくつかいただいております。

中国で放映されるアニメの管理規制については主に「国家広播電影電視総局」、通称「広電局」が管理しています。
広電局が現在の形になったのは98年からなのですが、
それ以後はアニメや漫画の規制管理が一段と厳しくなったとも言われています。

こういった背景があるからか、中国のソッチ系の掲示板では広電局が出来る前に放映でされていたテレビアニメについて懐かしむやり取りも見かけることもあります。
そんな訳で、今回はそんな昔を懐かしむ中国オタクのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


広電局ができる前は色んなアニメがテレビでやっていたよな。
当時はネットもまだ広まってなかったからテレビの重要性が高かったというのもあるけど、管理が厳しくなる前にテレビで放映されたアニメは記憶に深く残っているよ。ちょっとその頃の作品について語ってみないか?

ほう、では私は「テッカマンブレード」を挙げさせてもらおう。
あれはとても印象的だった。私がブラコンとシスコンネタに目覚めた作品でもある。

「魔神英雄伝ワタル」が好きだった。
あの頃は日本やアメリカのアニメがたくさん放映されていてよかったなぁ……

おっさんの俺は「北斗の拳」をよく覚えている。
小学校で北斗の拳ごっことかやったわ。
海外アニメの規制もそうだが、暴力的ということで今じゃ絶対放映できないだろうな。

今はPCのモニタの前で見ることばかりだけど昔は午後5時が待ち遠しかったね。
私がすぐに思い出したのは「鉄拳チンミ」と「魔神英雄伝ワタル」と「ポパイ」。

当時香港のテレビが受信できた私は完全な勝ち組だった。
香港のテレビは色んな作品をやってたよね。

香港のテレビでは「ガンダムSEED」もやってたよね。
一応あれが中国国内でもテレビで視聴できたガンダムということになるのかな。

あの頃と比べると、テレビで放映される日本のアニメは本当に少なくなったよね。
イロイロと考えてしまうよ。

「伊賀のカバ丸」が大好きでした。思えばあれが自分の接した最初の忍者モノの作品。

98年に広電局が出来てからは多くの夢が壊れたよ……
あの頃は良かった。

子供の頃にテレビで見たアニメは名作が多かったよね。
あんまり有名じゃないしワタルとごっちゃにされることも多いけど私は「魔動王グランゾート」が好きだった。

「デジモン」とかもかなり人気になったよね。
この間日本でまた新作が作られたのはかなり嬉しかった.。

「テッカマンブレード」や「天空戦記シュラト」とか大好きだったよ。
文句言ってもしょうがないんだろうけど、昔の記憶と今の状況を比べるとどうしてもね。

ただ広電局が出来た当初はそこまでひどくは無かったんだよね。修正が多かったとはいえこっちで「新世紀エヴァンゲリオン」が放映されたのは広電局が出来た後だし。規制って加速するもんだと実感するわ。

「きまぐれオレンジロード」にドキドキしていたのは良い思い出だよ。今じゃ恋愛系の作品を子供向けアニメとして放映するのは難しいだろうね。

自分は「三つ目がとおる」とかも好きだったね。
俺達がどれだけ叫ぼうと広電局は歯牙にもかけないからなぁ。

規制以外にも国内アニメ漫画産業育成の動きが出たのも大きかったかな。海外製のアニメがゴールデンタイムでは放映禁止になったし。そしてその結果、放映時間だけを成果として報告する社会主義的特色のある国内アニメの普及となったわけだ。

「ふしぎの海のナディア」が放映されなかったら俺は多分オタクになってなかったわ。
規制でテレビの放映が出来なくなったと言っても、ネットでいろいろと見れから今の方が便利なのは分かるんだが、あの頃のドキドキをもう一度感じてみたいとも思ってしまう。

今の基準で考えるとヤバイアニメも昔は結構あったよね。「スレイヤーズ」なんかは当時もいいのかなーと思いつつも、リナの行動原理に大笑いしていた。

テレビ放映が無くなってからはテレビ経由でアニメの流行が起こるというのはほとんど無くなったよね。「スレイヤーズ」では俺のクラスでは呪文を覚えるやつが続出したし。今の中国の国産アニメのパワーが無いのか、それともネットなどで趣味が分散したのか。

なんか昔ハマったアニメを思い出すと「昔は、子供の頃は良かった」という思いにかられるよ。
「サイバーフォーミュラ」とかもう一回見たくなってきたなぁ……

昔はよくテレビ見てたよね。自分の心に残ってるのは「六神合体ゴッドマーズ」、「B'T-X」、「鎧伝サムライトルーパー」かな。当時は名作も多かったし、テレビが楽しかったように思う。



とまぁ、こんな感じで。
何やら「昔はよかった」という発言がかなり多いようです。

広電局は中国オタクの間ではアニメの規制をする存在として、
まさに悪の親玉の如く嫌われていまして、中国のアニメ作品やアニメ産業がイマイチな理由として愚痴の対象となったりもしています。(槍玉にあげるほど強く出れる相手ではないとかなんとか)

中国のアニメ規制は内容の規制に加えて国産アニメ保護という方向性も加わっていますし、
過去に海外産のアニメが多く放映されたのは中国国内のテレビ局の増加にコンテンツの制作が追い付かなかったという事情も関係しています。

そういったことから、一概に日本における規制の動きと比べることはできないのですが、
中国オタクにとって
「面白い作品、見たいと思う作品が見れなくなった」
というのは確かなようで、
「広電局が出来る前はよかった」
という思いも強くなるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


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