今年も間もなくバレンタインデーだそうですが、
例年通り私とはあんまり関係ないイベントでございます。

しかし、ありがたいことに
「中国オタクの間ではバレンタインデーってどんな感じなんですか?」
という質問をいただきましたので、今回はこれについて一つ。

中国ではバレンタインデーは「情人節」(中国語で「情人」は恋人の意味にもなります)と言われ、恋人関係のイベントや商戦が繰り広げられます。
街もそういったムードに染ますし、日頃二次元をメインに生きている彼らもやはりイベント意識してしまい憂鬱になったりするようです。

とりあえず、中国のソッチ系の掲示板で見かけたこれまでのバレンタイン辺りのやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


バレンタインデー?そんなもの俺には全く関係ねぇよ!!

俺達にはPCという相手が一晩ずっと付き添ってくれるしな!

まぁ、彼女なんて必需品ではないからな。アニメが無くなったら素で日常生活に支障をきたすが!

俺達には「計算姫」がいるじゃないか。大丈夫だ、問題ない。

(訳注:中国語でPCは「電脳」或いは「計算機」と呼ばれ、現在の中国語において日本語の「姫」の字と同じ意味で使われることの多い「姬」と「機」は中国語の発音が同じです)

また今年も恋愛去死去死団(死ね死ね団)の活動を始めなければならない時期が来たようだな。

この時期って彼女いるヤツから「彼女なんてめんどくさいし空しいだけだよな」とか言われんだよな。
確かにウチの国のバレンタインデーって男が苦労するものだけど、そういう発言が独り身の相手の心にヤバいくらいのダメージを与えることをヤツらは気付いていない。

今年も一人のまま、いずれ魔法使いにだってなれそうな俺はファーストキスさえ温存してるぜ!

せめて日頃お世話になっている自分の右手にチョコレートを贈るべきかと考えてしまった。

もう好人カードをもらってばかりの生活はイヤだ……何で俺はいつも良い人と言われてそれで終わりなんだ……

(訳注:好人カードは中国のネット用語の一つで、「好人カードをもらう、あげる」というのはいい人に対してのリスペクトを表すといった意味もありますが、「いい人」や「お友達」止まりといった意味にもなります)

ハーレム系の作品を見て妄想しようぜ。こっちはスバラシイ世界だぞぅ。

俺は恨む!バレンタインデーの存在を!!

ふと思ったんだが、私も日本のオタクを見習って愛する二次元の存在に対してプレゼントを贈ったり一緒に食事をしたりするべきかもしれない。

俺は二次元なんかに告白したりはしないよ。家には大事なフィギュアがあるから、告白するならソッチだね!

バレンタインデーに街を歩いていると手をつないだカップルをそこら中で見かけるからキツイ。やはり引きこもっておくのが良さそうだ。

ても、この時期になるとアニメや漫画でもバレンタイン関係のネタが増えるよな……

アニメや漫画は日本のバレンタインデーだから女性がチョコレートを贈る方式だしまだマシだろ。二次元からの愛を受け取れる。

まぁ、今年は新学期が始まるのが新学期の始まりと重なっているから忙しさで忘れることができるだろう。冬休みの終わりをありがたく思ったのは久しぶりだ。

(訳注:中国は春節休みの後の2月に新学期が始まります)

学校に行って何も無いとかいうのもガッカリしないか?
もう俺は今の自分が憂鬱なのが冬休みが終わるせいなのか、バレンタインデーに希望が無いせいなのか分からなくなってきた。

俺には彼女なんていないのに、職場の上司がバレンタインデーは早くあがっていいよ、と気遣いをしてくれるのが痛い……とりあえず当日は頑張って仕事をすることにしよう。

去年は頑張って高いバラを買ってレストランも予約したんだけど、その後関係が消滅して今年は一人……様々な努力と費用が無駄になりました。バレンタインに限らず、中国のイベントは男に厳しいのが多すぎる。

俺なんかバレンタインに破局だぞ?
イロイロと準備して、さぁ彼女に楽しんでもらおうと思ったら「私海外に留学するの」とか言われてお別れ……

俺も自分の関係に未来が見いだせない。昔は二次元のような恋愛をしたいと憧れていたのに、なんでこうなっちゃってるんだろう。

そうか、君達も辛かったんだろうな。
我々は君達の恋愛去死去死団への復帰を歓迎する!



とまぁ、こんな感じで。
やはり中国オタクの面々も独り身だとバレンタインデーはキツイものがあるようですね。

恋愛去死去死団については昔の記事
中国の青少年達にはびこる結社、去死去死団!
でも紹介していますので、ご参照ください。

中国のバレンタインデーは主に香港や台湾経由で広まり、
西洋の習慣も入っていることから、現在の基本的な形は、
男性が「バラ等の花」を、
女性が「チョコレート」を贈るというもので、
それに加えて食事やプレゼントといった形になっているそうです。
(この辺については地方ごとの習慣による違いなどもあるとか)

シーズンに合わせて値上がりするバラの花を買い揃えたり、高価なプレゼント、豪華なディナーなどで男を見せる必要があることから、どちらかと言えば男性側の負担が大きいイベントとなっています。
中国のバレンタインデーは男性が告白したり、愛をつなぎとめるためのイベントという感じですかね。

もちろん女性側からの告白やプレゼントも無いわけではなく、
例えば学生くらいの年代では女の子からチョコレートをあげるということもあるそうですが、日本ほど定着しているわけではないそうです。

また中国オタクの中には、
バレンタインデーの習慣がまだ中国で一般化していなかった90年代に
「きまぐれオレンジロード」や「ときめきメモリアル」
などの学園モノの作品でバレンタインデーを知ったというのも多く、
その辺の認識についてちょっと混乱したりもするのだとか。

そして中には日本のバレンタインデーのように女の子からチョコレートをもらうというのにも憧れてしまったりするのもいるそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国の青少年達にはびこる結社、去死去死団!