中国のネットで
「宅」「御宅」
という、日本のオタクを表す言葉が一般的になってから結構経ったように思えます。

また、普及したがゆえに
「宅」
という言葉に関して、当初の「オタク」という意味の他にも最近では「引きこもり」「インドア派」「ニート」といった意味で使われるようになったりしています。

更に中国ではこの言葉の使われ方の変遷に伴って
「オタク」
という存在に関する定義が日本のいおける「オタク」とは少々ずれるようにもなってきているようです。

そういった中国の現状に不満を感じたのかどうかは分かりませんが、
先日ありがたいことに中国のネットで
「オタクとはかくあるべし」
といった感じで挙げられた
「真のオタク十ヶ条」
なるものが流れているというのを教えていただきました。

そんな訳で、今回はその中国オタク的「真のオタク十ヶ条」とそれに対する反応を例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。

まず、「真のオタク十ヶ条」ですが以下のようなもののようです。

1.アニメ、漫画、ゲームに対する熱意と興味に満ち溢れ、関連情報に対して高い関心を持ち続ける
2.新番組を追いかける。たとえ一話ずつ追いかけなくても、完結したら真っ先にチェックする
3.毎日時間と状況が整っていさえすれば、必ずアニメ、漫画、ゲーム系のサイトを見る
4.MAD作品とアニメ・ミュージック・ビデオ作品の鑑賞というものを理解する
5.五十音を覚えている
6.最低50人は声優の名前を挙げられる
7.最低10人はアニメ監督の名前を挙げられる
8.最低10人はアニメの音楽を手がける作曲家の名前を挙げられる
9.オタクになるためにオタクをやるのではなく、オタクを生活のスタイルやスタンスとする
10.常に二次元に対して真摯かつ深い愛を抱く



ざっと見た所ではなかなかに厳しいように思えますね。
そして、この条件に関する中国オタクの反応は以下のような感じでした。


これがオタクの条件とすると……うーむ、ちょっと難しいな。俺は半分しかあてはまらない。

これは難しいよ。どうやら俺は偽のオタクだったらしい。

あんまり難しくないだろ、コレ。むしろ低いくらい。ただこれクリアしても偽のオタクにしかならんような気もする。

オタクってある分野の達人という意味もあるから、この条件はちょっと違うと思う。

これは厳しすぎない?
さすがに全部の条件を満たすのはかなり少ない割合になってしまうと思うんだが。

そもそも、中国の「宅」の概念がどうもハッキリしていないのがなぁ。
あと日本の「オタク」ってネガティブな言葉なんだけど、中国の「宅」はある種の象徴というかステータスになっているような所がある。
こういう条件を挙げて優越感にひたるというのはどうかと思う。

よし、作曲家の所以外はいける!
好きなクリエイターを挙げることは簡単だけど、具体的な数を把握するとなるとちょっと難しいよね。

俺は声優50人は無理だなぁ。MS50機、いやガンダムタイプ50機とかなら問題ないんだが。

具体的な数となると俺もダメかも。
ただオタクが自分のライフスタイルになっちゃってるのは間違いない。

まずい、今ちょっと数えてみたら声優の名前が四十人ちょっとしか出せなかった。
もうちょっと覚えていると思ったんだがなぁ。

収集したグッズに関しての基準が無いのは間違っていると思うんだが。

これ、単なる入門条件じゃないか。楽勝楽勝。

ウチの国だとオタクがほめ言葉になってるような節もあるのは何故なんだろう……
俺はこの条件には合わないが、それでもアニメは好きだし自分は偽のオタクであるということを誇ることにするよ。

これウチの国のアニメオタクしか引っかからないじゃないか。
日本で一定の勢力があるらしい鉄道オタクとかはどうすんの?

音楽についてはあんまり興味無いから俺もダメだ。他は特に問題ない。

……実は俺、五十音ちゃんと覚えてないんだ……漢字中心に読み取るので何とか今までやってきちゃったもんで……

一応俺は全部問題ないけど、これって知識だけが基準になってない?
そりゃ覚えていないより覚えている方がいいけど、最近はスマートフォンで検索とか簡単にできるんだしそこまで意味は無いと思う。重要なのはその知識を使って自分の分析やら観点やらを語ったり、作品の評論をすることじゃないかね。

ツッコミ所も多いが「オタクになるためにオタクをやるのではなく、オタクを生活のスタイルやスタンスとする」という意見には同意。

まぁ最近はオタクがありふれてきているし浅いヤツも少なくないから、こういう条件つけたくなるような気分も分かるが、こういうのやり始めた瞬間にもうオタクとしてダメになるような気がする。
とりあえず最後の項目の「二次元への愛」があれば問題ないんじゃない?

何をもって良いオタクとするかは明確な基準が無いし難しいわな。
作品を作り出すとクリエイターの方にいっちゃうし、かといってアニメや漫画に関する愛というのを具体的に比較するのは難しいし、結局は知識や使った金額とかになっちゃうのかね。



とまぁ、こんな感じで。
この条件については中国オタクの間からも疑問が出ているようですが、それと同時に何やらイロイロと考えてしまっているようでした。

中国オタクの面々は「オタク」というか、自分達の楽しんでいるアニメや漫画を
「自分達の世代の文化」
と考えているような所があるので、
「オタク」
という存在についても何やら深く考えてしまうというか、考えをこじらせてしまうようなことがあるそうです。

そういったことから、
「オタクの理想像」
ということに関してもかなりマジメに考えてしまうのかもしれませんね。

この辺について私としては、オタクになるというのは気が付いたらハマっていて抜けられなくなるようなモノだと思うので、そんなに頑張らなくてもいいんじゃないかとも思ってしまいます。
自分の好きな趣味を好きなだけ楽しんでいれば、いつの間にか立派な(?)オタクになっちゃうんじゃないでしょうかね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


アニメを見ていればオタクなのか?中国における「オタク」のイメージ