今回はネタに困った時の食べ物ネタということで一つやらせていただきます。

先日の「ベン・トー」関連の記事
中国オタク「ベン・トーという作品には日本の創作能力の恐ろしさを感じた」
にいただいたコメントでも触れてらっしゃる方がいますが、
「中国では基本的に冷めたものは好まれないし、体に悪いとされている」
「そもそも中華料理は油を多く使うので弁当のようなスタイルには不向き」

ということがあるので、
「冷めても食べられるお弁当」
というのは中国の感覚ではピンと来ないようです。

先日中国のソッチ系の掲示板で、こういった「弁当の温かさ」に関するやり取りを見かけたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメや漫画では昼食に弁当を持ってくる学生というのが珍しくないと思う。弁当が無い場合は購買でパン買ったり食堂を利用したりしているようだが、主流は弁当なんだろう。
そこで疑問なんだが、ああいった日本の学生って弁当をどうやって温めてるんだろ?まさか冷たいまま食ってるとかないよね?

確かに言われてみれば不思議だな。
女の子が弁当を作ってくれるなんてのはよくある話だが、あれタイミング的に加熱しているようには思えないよな。好きな人相手に冷めて変質したものをあえて出すなんてのは無いだろうし……
日本の弁当箱って保温機能が高かったりするのかな?

やはり教室の設備に電子レンジがあるのかね?
ただ学校の教室で学生数十人が全て使える電子レンジなんてのはさすがに現実的じゃないようにも思える。もしかしたら、アニメや漫画の弁当は演出上のお約束で加熱する場面を省略しているんだろうか?

個人がちょこちょこ使うならともかく、昼食時に各クラス各学年で一気に電子レンジ使用なんて瞬間の電力使用量的に難しいと思う。そうなると弁当の保温機能しかありえんだろ。
そうでなければ、日本の連中は冷めた飯を食うのが好きとかになっちまうぞ。

もしや、ああいったヒロインが作ってくれる弁当って「あなたのために、私の体温で温めました!」とかやっていたりするんだろうか!?

たしか私が聞いた話によれば、弁当には薬品の化学反応を利用した加熱方法ってのがあるらしい。

そういやMREとかは戦場で火を使うのが難しいから発熱用の薬剤ついてたっけ。アレみたいなのを使うのかな?

弁当に特別な機能が無くても、布かなんかできちんと包んでおけば結構冷めないもんだよ。アニメや漫画では弁当を食べる前に布のようなものから出すだろ。たぶんあれで冷めるのを防いでいるんだろ。
日本は緯度的にそこまで寒くは無いだろうし、弁当を食べるのは昼食のタイミングだしね。

あれは普通に日本の連中は冷たい飯を食うのが好きってだけだぞ。
この間会った日本人と話した時、中国のコンビニではおにぎりをレンジで温めるのに驚いたとか言ってた。

さすがに布で包むだけじゃあ冷めるだろ……
やっぱ日本人は冷めた食事でも大丈夫な食習慣なんじゃないかな。寿司とか見ればそれは明らかだ。

そこん所が正直不思議なんだが、日本人はどの辺まで冷たいのでもOKなんだ?
おにぎりはまだどうにか分からなくもない。しかし天ぷらやフライなんてのは冷めたら普通にマズイと思うんだが、弁当に普通に入っているぞ?

アニメや漫画で出て来る弁当にどこまでの機能があるかは分からんが、日本の弁当の保温機能ってスゴイよ。スープなんかも温かいままで食える。

おいおい、日本の弁当は電子レンジの発明より前からあるもんだぞ。
保温機能とかの高機能弁当も比較的最近のものだし、日本の弁当は冷たいものを食べるためのスタイルで、あれはもう日本の独特の食文化。英語では「bento」になって広まってる。

日本の弁当に使う料理って油が少ないし、主食になる日本の米は冷めても食えるらしい。基本的に電子レンジで温める台湾式の弁当のようなものとはちょっと違うから、こっちでは認識が混乱してるわな。

日本の米って冷えても硬くならないようだね。
それから日本の弁当が冷えたものでも大丈夫だというのは、日本の大部分が比較的暖かい気候というのも影響していると思う。冬でもスカートはいているくらいだし、そこまで冷えたりしないんだろ。

コンビニで売っている弁当なんかは電子レンジで温める環境が想定されているし、普通に俺達の方の感覚で考えても問題ないが、日本のアニメや漫画の学校で食べているような弁当はそれとはちょっと違う。
電子レンジなんか無いような状況で食うのが前提の料理形式だと考えるべきだろうな。

私は日本で生活したことがあるんだけど、そもそも日本の普通の弁当って「冷めた状態」で食べるものだね。
日本の気候は暖かいけど湿度も高いから、下手に温度が高いままだとあっさり悪くなる。そういったことを防ぐために、弁当って作るときにあえて「冷まして」あの容器に入れるんだよ。赤い梅干しが入っているのも、消毒や防腐という効果を期待してという面がある。
あと日本だと弁当用の冷凍食品がスゴイ。多くの種類の料理が弁当のために設計された味や大きさになってる。

わざわざ「冷まして」作るのか……そう言えば、寿司のご飯も風を送って冷やしながら作ってたな。
弁当って毎日必要なものだろうし、それを効率よく作れるのって日本家庭の特殊なスキルなんじゃないだろうか?

まぁしかし、こうやって考えてみると日本の学校の昼食ってとても魅力的に思えるね。
小学校は「ちゃんとした」給食があるし、それ以降は弁当や購買で売られているパンや学生食堂。実際はどうだか分からないけど、写真や話を聞く限りどれも美味しそうなんだよなぁ。

食い物に関しては難しいものってどうしてもあるね。
俺は日本のラーメンは好きだが、生魚のある寿司はどうしても食えん。冷たい飯に関しても寿司ほど極端ではないができれば避けたいと感じる。
日本人は中華料理の油や香菜がダメだってのが多いらしいし、冷たい弁当に関して俺達が感じる違和感もそういった食習慣の違いによるものなんじゃないかね。



とまぁ、こんな感じで。
「弁当」は日本のアニメや漫画でもありふれたものではありますが、中国オタクの感覚からすると疑問や違和感の出て来るものとなっているようですね。

特に、
「冷めたものを食べる」
という点は中国の感覚からすれば違和感があるというか、ありえないと思ってしまったりするようで、そこからかなりこんがらがった想像をしてしまうこともあるようです。

また食べるということ以前に、弁当を作る過程や弁当を食べる環境についてもイマイチ想像し難いようで、そちらの方に関してもイロイロと混乱してしまったりするようです。

それにしてもこういったことを見ると、食べ物に関する習慣やそれに伴った感覚についての違いの大きさを改めて感じます。
日本人同士でも食事の好みや習慣に関して受け入れられないものがあったりしますから、それが日本人と中国人といったレベルになると、更に大きなものになってしまうのも当然なのかもしれませんね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


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