現在中国で開催されている
「日本アニメ・フェスティバル」
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は現地の中国オタクからもかなり好評のようですね。

新華網の日本語版でも関俊彦さんと柿原徹也さんがゲストとして出席した声優イベントについて記事になっています。
声の「大響宴」 Voice Rainbow声優祭で関俊彦、柿原徹也がファンと交流(新華網)

上の記事の声優イベントはスゴイ盛り上がりだったようで、
実際に参加した方からも
「すごかった!」
という話を教えていただきました。今回のイベントでは中国の声優イベントで不評の出易い、通訳や司会進行の部分も非常にうまくいっていたそうです。

また、ファンの反応では女性ファンの盛り上がりが特にトンデモなかったそうで、観客の90〜95%(場合によってはそれ以上)が女性だったらしく、BLファンのパワーを改めて感じたなどという話も聞こえてきます。

イベントでは関俊彦さんが登場してまずは
「最初から最後までクライマックス〜」
などとやったそうですが、客席ではその段階でもう周りのファンの歓声でハッキリ聴き取れなかったりもしたとか。


さて、今回は以前の記事
中国オタクの世代間の違いについて 2011年版
の補足のようなもので一つやらせていただきます。

以前の記事では、中国オタクの世代ごとの特徴について私の独断と偏見に基づき紹介させていただきました。その世代については以下の通りです。

第一世代:テレビで放映される日本のアニメを見て育った世代

第二世代:テレビアニメに加えてVCDによる海賊版コンテンツ、海賊版ゲームに接して育った世代

第三世代:販売されている海賊版コンテンツに加え、P2Pファイル共有ソフトによりコンテンツに接した世代

第四世代:最初からインターネットに触れ、コンテンツを大量に入手、消費して育った世代

第五世代:情報収集やコンテンツの消費以外に中国オタク独自のイベントも行い、日本のオタク事情をリアルタイムで追いかけ、日本の創作の場においての活動もする世代



その後、ありがたいことに
「この各世代はそれぞれどんな作品に思い入れがあるのか」
という質問をいただいております。

範囲を広げだすとキリが無いのですが、とりあえずアニメを中心にして私のあやふやな記憶をもとに
「中国オタクの世代別思い出の作品」
というのをまとめてみました。


・中国オタク世代形成以前
「鉄腕アトム」、「一休さん」、「花の子ルンルン」等

・第一世代(主にTV)
「北斗の拳」、「聖闘士星矢」、「超時空要塞マクロス」(実際に放映されたのは「Robotech」の方ですが)、「天空戦記シュラト」、「クリィミーマミ」、「宇宙の騎士テッカマンブレード」、「鎧伝サムライトルーパー」、「魔神英雄伝ワタル」、「ドラゴンボール」(「Z」は中国未放映なので、後ろの方は主に漫画の海賊版で広まりました)、「ふしぎの海のナディア」、「シティーハンター」、「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」等

・第二世代(TVに加えてVCD)
「スラムダンク」、「セーラームーン」、「ガンダム第08MS小隊」、「カウボーイビバップ」、「マクロスプラス」、「スレイヤーズ」、「X」、「天空のエスカフローネ」「忍たま乱太郎」「ロードス島戦記」、「幽遊白書」、「るろうに剣心」等

・第三世代(TVとVCDに加えてP2Pファイル共有)
「新世紀エヴァンゲリオン」、「銀河英雄伝説」、「封神演義」、「名探偵コナン」、「フルメタル・パニック? ふもっふ 」、「ガンダムSEED」、「鋼の錬金術師」、「デジモン」、「ラブひな」、「逮捕しちゃうぞ」、「犬夜叉」、「遊戯王」、「十二国記」、「ケロロ軍曹‎」、「げんしけん」、「HUNTER×HUNTER‎」等

・第四世代(主にネットのP2Pファイル共有、動画サイト経由)
「NARUTO」、「BLEACH」、「涼宮ハルヒの憂鬱」、「ONE PIECE‎」、「マクロスF」、「コードギアス」、「D.C. 〜ダ・カーポ〜 」、「テニスの王子様」、「ARIA‎」、「ギャグマンガ日和」、「灼眼のシャナ」、「ゼロの使い魔」、「銀魂」、「School Days」、「桜蘭高校ホスト部」、「とある魔術の禁書目録‎」、「True tears‎」、「らき☆すた‎」、「おおきく振りかぶって‎」、「さよなら絶望先生」等


・第五世代(ネット経由の視聴に加えて二次創作などのコンテンツの発信も行うように)
「ヘタリア」、「東方シリーズ」、「ボーカロイド」、「けいおん!」、「黒執事」、「化物語」、「とある科学の超電磁砲」、「Steins;Gate」、「侵略!イカ娘」、「荒川アンダー ザ ブリッジ」、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」、「魔法少女まどか☆マギカ」等
(「ヘタリア」、「東方シリーズ」、「ボーカロイド」はアニメ経由で人気が出たわけではないのですが、今の中国オタクの活動で外すことのできない作品なので入れました)


以上です。
代表的というか、人気が特に高かった作品や影響の大きかった作品を中心に選びましたが、女性向け作品は私の守備範囲外なものが多いので、少なめになっているかと思います。

また、「ときめきメモリアル」や「サクラ大戦」、「遙かなる時空の中で」、などのゲームメインで人気が出た作品や、その他多くの海賊版漫画経由で人気となった作品、ドラマ経由で人気の出た作品、「ドラえもん」や「ちびまる子ちゃん」、「忍たま乱太郎」、「クレヨンしんちゃん」などの一般層を中心に人気が高い作品は除いています。


中国は地方ごとに経済発展や情報環境の整備状況、更にはTVの放映内容が異なるので作品に触れるタイミングが人それぞれだったりします。

また、子供の頃はTVでちょっとアニメを見るくらいで大学生になってから本格的にオタクになったので知っている作品が複数世代にまたがっているなんていう人間も少なくないので、そもそも厳密に分けるのは不可能かと思います。

そんな訳でこの分類は、私のあやふや記憶をもとに、一番流行っていたように思える時代についてと、流行ったルート、主なファンの年齢層などから、本当にもう独断と偏見で判断しております。

一応、中国で話題になったり人気になったりした憶えのある作品を300作くらいリストアップしそこから選別するという流れでまとめてみたので、それなりの範囲はカバーできていると思うのですが、判断ミスや抜けもきっとあるはずなので、
「この作品は世代区分が違う」
「あの作品が入っていないのはおかしい」
といったツッコミなど、いつにもまして大歓迎です。

とりあえず、こんな所で。


中国オタクの世代間の違いについて 2011年版