故事成語など、中国語では四文字の言葉がかなりありますし、日常的にも良く使われます。
そういったことから日本語に出て来る漢字四文字の組み合わせについても、中国語的な感覚で印象に残ったり、なんか良いと感じたりする言葉に出会ったりするそうです。

先日、中国のソッチ系の掲示板でそういった
「中国オタク的になんか良いと感じた日本語の漢字四文字の言葉」
についてのやりとりを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画、ゲームの日本語で漢字四文字の言葉とか出て来るけど、妙に印象に残る言葉ってない?
私は「四六時中」という言葉なんかが印象深いんだが。

ああ、確かにそういうのあるね。故事成語っぽいけどそうじゃないのとか、日本語のみで意味が通じるのとか。パッと思いついたのは「運否天賦」かな。

ゲームなんかで「全身全霊」という言葉を結構見かけたけど、当初は意味が分からなくて不思議に思ったっけ。

「一期一会」とか良いね。日本の茶道の言葉らしいが印象に残ったんで意味を調べてみたら非常に気に入った。

キャラクターの形容としてよく出て来る「文武両道」って言い方を不思議に感じたのを覚えている。

「絶体絶命」が好きだ。どこにも逃げ場のない危機という感じがして良い。

自分にとっては「無想転生」だな。意味がどうとか深く考えなくていい。カッコイイんだからそれでいいじゃないか。

「真剣勝負」かなぁ。いろいろと日本っぽい言葉だと思う。

私が好きなのは「盛者必衰」って言葉。

「天元突破」は一目でスゴそうだと感じられるのが好み。あと「一撃必殺」や「鎧袖一触」も好き。

「慇懃無礼」という言葉がお気に入り。こういう人、確かにいるよ!
ただこれは中国の詩人が出典らしいという話だが。

私にとっては「天地無用」だね。最初はアニメタイトルだと思っていたが、それが実は日本の運送業界用語から来ていたとは……

印象に残るか……「笑止千万」ってのを思いついたわ。

中国語も日本語も基本的に漢字の意味は同じだけど、中には違うのもあるからヘンな言葉に感じるのもあるよね。「喧嘩上等」というのを武闘系のキャラが言うとなんか笑ってしまいそうになる。

(訳注:中国語の「喧嘩」は大声で騒ぐ、騒がしいといった意味になります)

個人的にはわりと頻繁に出て来る「無茶苦茶」や「無理矢理」って言い方が面白いと感じている。

「猪突猛進」は最初見たときどういう意味なのか悩んでしまった。中国語の「猪」と日本語の「猪」は意味的に似ているように見えてかなり違うと思う。更に日本語は「猪」に強いイメージがついているし。

(訳注:中国語の「猪」は豚の意味になります。また、「イノシシ」は中国語では「野猪」になります)

「見敵必殺」とそれを更に「Search&Destroy」と英語にする組み合わせが大好きです。

「七転八起」という言葉と「七転八倒」という言葉が存在するのが面白い。

「狂喜乱舞」とかどう?
こっちでは使わない言葉だけど何となく意味は分かるような気もする。

実は俺……「風林火山」が孫子からの言葉だというのをずっと知らないままだったんだ……
しかしこれ、孫子の「難知如陰」と「動如雷霆」の部分が無いけどなんでだろ?武田家の戦術に合わないと判断されたのか、それともリズム重視で四つだけにしたのか。

テレビで日本兵キャラがしゃべる謎の発言が「馬鹿野郎」だと知った時は結構意外に思った。しかもそれが趙高の「指鹿為馬」から来ているというのは更に意外だったなぁ。

(訳注:中国では日本兵役のキャラは「ミシミシ」「スラスラデ」「バキャヤロ」という謎の日本語っぽい発言をするのがお約束でした。意味はそれぞれ「飯飯」「殺してやる」「馬鹿野郎」といった辺りだったかと。今はあまり無いようですが、昔は日本人だと見るとこの発言がかなりの頻度で飛んできましたね)

「表裏比興」というのがカッコイイ。真田家は真田昌幸が一番スゴイと思う。

「百鬼夜行」ってのは非常に上手い言い方だと思う。化け物達とその周辺の空気が想像できるようだ。

「夜露死苦」だな。
この字の組み合わせが挨拶になるというのが衝撃的だったわ。



とまぁ、こんな感じで。
漢字で書かれていても中国語の感覚では意味の通じない日本語独自の言葉というのに結構ぶつかったりするようです。

日本語と中国語では漢字に共通した所があるとは言っても全てが同じというわけではありませんし、そういった言葉に関しては、なまじ個別の漢字の意味がわかるだけに日本語独自の言葉に面食らったりもするようですね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国語の必殺技名ではあまり使われない漢字