ありがたいことに
「中国オタク内ではラノベ原作アニメはどのような流れで広まったのか?」
という質問をいただいておりました。

前回の記事に関してイロイロと調べている時にうまい具合に
「最初のラノベ原作アニメって何?」
といった話題などに関するやり取りを見かけることが出来ましたので、今回はその辺についてを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近はラノベ原作アニメがかなりの勢力になっているけど、最初のラノベ原作アニメって何だろう?それとみんなが最初に見たラノベ原作アニメって何だった?

古いのは分からんが、私が最初に見たラノベ原作アニメは「灼眼のシャナ」だね。ラノベを読むきっかけになった作品でもある。

私が知っている中で一番古いのは「少年陰陽師」だ。
ただ「最も古い」となると分かんない。恐らく前世紀の作品になるんだろうけど。

ウチの国だと06年の「涼宮ハルヒの憂鬱」が最も影響が大きいラノベ原作アニメと言えるかもしれないが、古さとなるとちょっと分かんなくなってくるな。とりあえず「フルメタル・パニック」は「涼宮ハルヒ」より前の作品だったよな。

「フルメタル・パニック」の第一期は02年の作品だね。ただ、私が最初に見たのは「ふもっふ」の方だった。こっちは03年の作品。

お前ら「スレイヤーズ」もラノベ原作アニメだというのを忘れるな!

ああ、そうか……言われるまで忘れていたわ。私は「十二国記」が自分の見た中で一番古いラノベ原作アニメだと思ったが、「スレイヤーズ」の方が古いか。

「スレイヤーズ」ってラノベ原作アニメだったのか!?
今初めて知ったよ……私は子供の頃にラノベ原作アニメを既に見ていたのか……

「スレイヤーズ」もそうだし、その後に放映された「ロストユニバース」もラノベ原作アニメだね。この2作はウチの国のテレビでも放映されたし、特に「スレイヤーズ」は知名度が高いけど、ラノベ原作アニメだと意識されることは少ないと思う。

「スレイヤーズ」はウチの国だとアニメだけしか知られていないよね。しかも流行ったタイミングが00年代の最初の頃でウチの国でオタクが広まる直前だし、テレビの放映の仕方も途中から始まって途中で終わったりと微妙に不幸な作品だと思う。

ウチの国で原作ラノベまで意識されているとなると、何が一番古いんだろう。自分の記憶と百度で調べた感じでは「星界の紋章」っぽいような気がするけど。

「ガンダム」とかはどうなんだ?初期のシリーズは出版の時期が非常に古いはずだが。

ガンダムはラノベ原作アニメじゃなくて、アニメのノベライズ。
先にアニメがあってそこからラノベになるパターンだね。調べてみたがこのゲームや漫画のノベライズの作品の勢力の方が大きい時代もあったようだ。ウチの国で心の名作として有名な「天空戦記シュラト」とかにもノベライズされたライトノベルがある。

「ロードス島戦記」は?これは「スレイヤーズ」よりも更に前だろ?

検索したら「ロードス島戦記」の方が「スレイヤーズ」より後に制作されているぞ。

いや、それは98年のTV版の方でしょ。OVA版の「ロードス島戦記」は「スレイヤーズ」より前で90年から制作されている。

「銀英伝」のアニメは更に前、80年代から制作されているぞ。

「銀英伝」はラノベに含めることに違和感があるが……でもまぁ、とりあえずはそれが一番古いのかな?私の見た中ではそれになるのは確実だが。

そういうのって恐らく、日本で80年代に作られたアニメじゃないかと思うんだが、その時期はそもそもラノベどころかオタクに関して意識もされなかった時代だしねぇ。

その頃って日本でもまだライトノベルという定義が無いんじゃないか?
「銀英伝」とかもライトノベルの定義が広まってから後付ではめ込んだものだし、当時はライトノベルのレーベルから出版されたものではなかったはずだ。

とりあえず、ウチの国で多いのは最初に見たラノベ原作アニメとして意識されたのは「涼宮ハルヒの憂鬱」「灼眼のシャナ」「フルメタル・パニック」といった辺りで、ウチの国で広まった最も古いラノベ原作アニメは「スレイヤーズ」「ロードス島戦記」、定義によっては「銀英伝」といった所なんじゃないかね。



とまぁ、こんな感じで。
90年代〜00年代前半の作品に関しては中国オタク内ではラノベ原作だとは意識されていないラノベ原作アニメも結構あるようで、あとから「実はラノベ原作」と気付くなんてことも少なくないようです。

上の発言の中には出ていませんが、比較的早い時期のラノベ原作アニメで中国オタク内でマニア層での人気が高い作品の中には
「無責任艦長タイラー」

なんかもあったりするのですが、この作品に関しても原作のライトノベルの存在はほとんど意識されていません。

まだライトノベルの情報が入っていなかった時代のライトノベル作品の場合、アニメ化されていない、或いはアニメ化されても中国で人気になっていなければ、中国オタク的にほぼ空白状態になっていますね。

例えばライトノベルの歴史の中では一時代を築いたと思われる
「魔術師オーフェン」

や、オーフェンと同時期に日本で人気のあったライトノベル作品に関して中国オタク内ではほとんど知られていません。

ライトノベルが中国オタク内で広く意識されるようになるのは00年代後半、具体的には「涼宮ハルヒの憂鬱」以降になりますので、それ以前の作品に関しては
「後から原作ラノベの存在を知った」
「アニメの続きを求めてラノベというジャンルに手を出した」

というケースも多いそうです。

そんな訳で、中国オタクの間でライトノベルとアニメが一緒に意識されるようになったのは、本当に最近の事なのではないかと思われます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。