ありがたいことに
「4月の新作アニメで、中国オタク的にダークホースだった作品、予想外の人気となった作品はありますか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

中国はそろそろ学年末、卒業、受験シーズンとなっていきますからしばらくオタク界隈の活動は縮小傾向になっていきますし、4月の新作の人気に関しては現時点のもので判断しても良さそうですね。

さて4月のダークホース的な人気作品ですが、マニア向けでは恐らく「ピンポン」ではないかと思われます。
そしてライトな層を中心とした人気、
中国オタク界隈における話題の広がりに関しては恐らく
「ラブライブ!」

が来るのではないかと思われます。

ラブライブは愛奇芸で公式配信されていますが、それ以外にも作中の歌やライブシーン、各種ネタ動画などが中国オタク界隈においてかなりの勢いで広まり、ファンを獲得しているそうです。また正式サービス開始がやや遅れているそうですが、中国の盛大がラブライブの中国国内のスマホ向けのゲームを展開する予定だそうです。

そして現在、「ラブライブ!」は中国オタク界隈において、
その感染力とファンの布教活動のスゴさから
「邪教」
というネタ呼称が広まってしまうくらいになっているそうです。

そんな訳で今回は中国のネットで行われていた
「なぜラブライブは急に人気になったのか?」
といったこと等に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ラブライブは邪教などと言われているが、実際スゴイ勢いなのは確かだ。なぜこんなにも猖獗を極めているのだろうか?

「ラブライブ!」は日本ではずっと人気だったらしいけど、ウチの国では全く人気が無かったはずなんだよね。
アニメの第一期の時もそうだった。しかし第二期になってからヘンな具合に流行り出した。「NARUTO」くらいしか見ていなかったレベルの知り合いが、いきなりハマって俺のほのかがどうのこうのとか、毎日言いまくるようになったりしている……

前はどうだか知らないけど第二期は良いアニメだと思うよ。
俺はこの邪教に入信したことを後悔していない、むしろ誇らしく思っている!

アイドル系の作品なんて全く見ていなかった友人がハマって、それに引っ張られて私も気が付いたら……

日本のamazonのランキングで、カゲプロではなくラブライブが4月の覇権アニメとかネタにしていたが、まさかウチの国のオタクにも飛び火して実際に人気になるとは思わんかった。

私もなぜ「ラブライブ!」の第二期がここまで人気になったのか分からない。正直、第一期の方が面白かったのに、なぜ今なんだ。無能なヤツが多過ぎる。

自分は第二期の第1話で追っかける気になって、第4話辺りで完全に感染していたわ。

私も第1話でいきなりのミュージカル、あとEDで追っかけるべき作品だと思ったっけな。

ラブライブは邪教だ!みんな、こんな邪教と関係を持ってはいけない!!
邪教だからな!見るなよ、絶対に見るなよ!?

地雷を踏んづけるのも、ネタを仕入れる上では良いだろうと思って見始めたが、自分の考えが間違っていたというのに気付いた。「ラブライブ!」という作品はスバラシイ!
穂乃果は良いキャラだし、ことりにも萌える。そしてとくにカワイイのはにこだ!!みんな、早くラブライブ!を見ようぜ!!

にっこにっこにー♪

私は「ラブライブ!」みたいな作品は拒絶するタイプだったんだが、あまりにも薦めるヤツがいたんで仕方なく見たら……にっこにっこにー☆

見ろ、前の連中の発言を!
こうなってはもう、戻れないんだ……!

正直言って、どのキャラも同じ顔に見える。だから見る気にならんのよ。なんでみんなこのハードル乗り越えて作品にハマってんの?

私も最初はそうだったけど、アニメ見ているうちに慣れて見分けつくようになるぞ。不慣れなキャラデザってだけさ!

ライブシーンが良いよ、歌も良いよと軽い気持ちで友人に薦めたら、毎日にっこにっこにー♪状態になっちゃったんで、少し悪いことしたかなーと後悔している。まさか俺よりもハマるとは……

「ラブライブ!」はその感染力に加えて、課金のイメージもあるから余計に邪教っぽいイメージになってる所もあると思う。
ウチの国ではなんかサービス開始遅れているけど、盛大が獲得して展開するみたいだし、課金のイメージが拡大しそうな気が……

「抜けられない」レベルになっているヤツが多い気がする。幸い自分は大丈夫だったが。

一応第一期から見てはいるんだけど、第二期になってからがヤバイ。毎日ラブライブの歌を聴いたり、ライブシーンを見たりしないと気分が悪くなる。我ながら救いようがないわ!

「ラブライブ!」って言っちゃなんだが萌える女の子以外、特別優れた点と言うのは無いと思う。しかし、ライブシーンを含むキャラの描写が萌えとして優れているだけで十分なんだよな。他のストーリーはベタベタな展開でも良いというか、むしろその程度で良いというか。

私のハマった過程を振り返ってみると、「ラブライブ!」第二期において洗脳される原因は歌とキャラじゃないかと思う。あと「ラブライブ!」の経験により、日本のオタクがアイドル系の作品にハマるということが少し理解できたような気がする。

一部で注目され、その後流れに乗った人間が急増したというものだとは思うが……今になって第一期を復習してみたら、流して見ていた当時より随分と面白く感じた。何なんだろう……

邪教ネタのスレやレスが多いけど、中身は別に邪教ってわけじゃないよね。いわゆる感動系のストーリー、あと歌が良いというくらいじゃないか?

「邪教」というネタイメージが形成されたから、広まり易くなったというのは間違いなくある。ネタにし易い、それでいて本編は気軽に見れる、聴けるという内容だから今の流れがあるんじゃないかな。アニメとしてのクオリティは普通に高い作品だと思うよ。

アイドルで感動系のストーリーなら「Wake Up, Girls!」じゃダメなの?

そりゃ「楽しませる」と言う点から見れば「ラブライブ!」になるだろ。

好き嫌いは別として「Wake Up, Girls!」と「ラブライブ!」を比較すると、お金と人材を投入するとはどういったことかというのが分かるし、商業作品、娯楽作品として重要なのは何かといったことも分かってしまうんだよなー
ただ、ウチの国の現在の「ラブライブ!」の人気はある意味では「Wake Up, Girls!」からの流れの末の人気なのかとも思う。アイドルモノへの抵抗が少なくなっていたし、アニメの中のライブシーンというのが話題の一つになっていたし。

ウチの国では「突然」だったけど、日本では既に大人気だったらしいぞ。

ウチの国の人気の大部分は流行っているから見る、流行の勢いを追っかけるという感じだと思うぞ。ただその最初の爆発がどこだったのかはもう分からん。ライブ関係のような気はするが。

歌も良い感じだし、関連シーンも多い。PV的な扱いにできる場面が多いって所じゃないかな。ネタにし易い、伝わり易いから布教し易い作品という感じか。しかしその結果、余計に邪教のイメージが……

そう言えば動画経由でハマる人多いね。あと動画で布教する人も。
話題にし易い、話のネタにして盛り上がれるってことで、それを目的にどんどん人が増えているように思う。

案外、今までのハーレム系作品が好きな層にウケていないのも興味深いわ。ネタにツッコミを入れる、話題にする層にウケているというか……

うーむ。実際にハマっている身としては特に理由は無いんだよね。単に「好きだから」としか言えない。

「ラブライブ!」はアニメに含蓄を求める、アニメには深さがなければいけないというスタンスの人は無理だろ。あとハーレム系作品好きの場合、作中に自分を投影できるキャラがいないとキツイ。
「けいおん!」がウチの国で微妙に人気にならなかった原因はこの辺りだったかと思うが、「ラブライブ!」では人気が出ているのは興味深いな。ウチの国のオタの好みが変わったのか、オタクのいる環境が変わったのか、原因はイロイロと考えられるが。



とまぁ、こんな感じで。
流行ってはいるものの、なぜラブライブが中国で急に流行り出したのか、なぜ「邪教」とネタにされるようなレベルになっているのかとなると、実際にハマっている人間にもハッキリしない所があるようです。

ざっと見た印象では、ラブライブの人気の広まりに関しては上の発言にもあるように歌やライブシーンの影響が大きいように感じられますね。

歌を聴いたり、劇中歌の動画を見たりすることにより作品の空気やキャラをスムーズに把握できるという話も聞きますし、作品の間口を広めているような所が見受けられます。またこういった素材が「感染力」「布教者の増加」にもつながり、「邪教」とまで言われるようなことになっているとかなんとか。

ちなみにこの
「邪教」
というネタ呼称ですが、中国のネットの規制検閲に引っかかってしまうこともあるようで、作品関係のスレや発言がちょこちょこ消されている模様です。

中国では宗教関係が「敏感な話題」とされているケースも少ないので、そちらの方に引っかかってしまうのかもしれませんね。そんな訳で中国オタクの反応を追っかけるのにちょっと苦労する作品でもあります。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。