「日本では人気が高いが中国オタク界隈ではイマイチ」
といった作品はイロイロありますが、
この辺りに関してありがたいことに
「具体的にはどのような作品がそうなのか?」
という質問をいただいております。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本で人気なのにウチの国ではあまり人気にならなかった作品」
に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本で大人気なのにウチの国ではあまり人気にならなかった作品ってどんなのがあるかな?

うーむ……すぐに思いついたのは「ラブライブ!」の第1期かな。第2期も正直ウチの国ではダメだろうと思ったら、現在予想外の大人気になっているのが驚きだ。

私は「アイドルマスター」を挙げる。ニコニコ御三家の中でこれだけはウチの国で広がらなかった。原因はコンテンツの方向性なのか、入った時期が悪かったのか、海外展開に積極的ではないからなのか……
アイドルモノがダメなのかと思っていたが、今期はラブライブの第二期が人気になっているし、不思議と言えば不思議。

「宇宙兄弟」とかはどう?
日本での扱いと、ウチの国の人気の落差がくっきりと出ている。あれウチの国でも人気になっても良いと思うのに。

現在進行形で「妖怪ウォッチ」、「イナズマイレブン」とか。レベルファイブ系の人気作品はウチの国だとホント話題にならんよな。

ロボット系のアニメ全般。日本と比べて人気にならない。
日本と比べて作品の宣伝も関連商品も非常に少ないから、文化に加えて環境の違いも理由になってそうだ。

ロボに関して確かにそういう傾向有るよね。ガンダムでさえも言ってしまえばそうだ。一部の層から広がらない。厳密には日本の作品では無いが、例外は「トランスフォーマー」くらいかな?

今期の新番組だと「シドニアの騎士」も日本との差が大きい作品だな。大人気ってわけじゃないが、日本ではかなり評価されている。

ロボット系の作品と言えば「エウレカセブン」とかはどうなんだろう?

「エウレカセブン」はウチの国のテレビで吹き替え版が放映されていたはずだし、見た人は案外多いんじゃないかな?ただ現在の状況を見る限り、人気が出たってわけじゃないだろう。当時はネットもオタクのコミュニティも微妙だったからなー

こういうのって何が原因なんだろうな。文化的にウチの国では流行らないのかと思いきや、自分が実際に見てみたら非常に面白かったとかいうのもあるし。

作品の入ってくるルート、ファンの話題の傾向とかも影響しているんじゃないかね。
00年代半ばまではそういう「日本では人気だけどウチの国ではさっぱり人気にならない或いは話題にならない」作品が少なくなかったし。

大多数の好みの傾向ってのは間違いなくあるし、それに加えてウチの国のオタクの間における話題性とかも考えられる。ウチの国では作品に含蓄を求める声が強いけど、そうなると娯楽性を重視した作品は引っかかり難くなるし。ただ最近は良い悪い関係無くそういう「含蓄がなければ」的な意見は薄れてきているようにも感じる。

違いが明らかだった作品と言えば「宇宙戦艦ヤマト2199」ですよ!

そりゃ日本人とは「大和」に対する思い入れが違うし、ウチの国ではイメージの問題が……
あとオタクの歴史的な面から見ても、日本のオタクとは思い出が違うからね。ウチの国では昔のヤマトのファンが少ない。

作品としては面白い、良い作品だと思うんだけどね。
これはファン層の違いによるものだと思う。ウチの国では「ヤマト2199」に対してマニア層も非科学的な所にツッコミ入れる方に熱心で、日本人とは受け取り方が違ったように思う。日本はその点に関して「昔と比較してどうアレンジしたか」を評価していた。

これに関して私は「はじめの一歩」を思いついた。この作品、日本では非常に長く続いている人気作品なんだぜ。ボクシングってのがたぶんウチの国で難しい理由なんだろうけど。

ウチの国で人気が無かったわけじゃないが、「けいおん!」の2期はこういった作品の例の一つになるんじゃないかな。第2期から人気が失速した。日本における人気は2期で更に拡大したのに。

ここまで話題にないのが人気が無いことを証明している気もするが、とりあえず「BECK」を。音楽系の作品では面白いし、いい曲も多い作品なんだが。

これは「タイガー&バニー」だろ。日本では本当にスゴイ人気になっている。ウチの国では腐女子人気もなく、ネタ枠にすら入らなかった。今考えてみると、ウチの国ではおっさん萌えが難しかったのかなーと。

私は「まおゆう」にハマったんだけど、こっちでは作品について語れる人が多くない……日本ではネットで人気が爆発して、商業小説化、アニメ化とまでいった作品なんだけど。

最近だと「ガッチャマンCROWDS」もそうだな。これに関しては文化の違いを感じた。日本ではガッチャマンシリーズは非常に有名だし、作品の出来も悪くない。二期の制作だって決まっているのに。

「ガッチャマンCROWDS」は監督が土下座して謝罪するほどの作品というゴシップネタだけが話題になったくらいだからな。正規に版権取って入っていたのに。
あれ、「科学小飛侠」という中国語タイトルもまずかったのではないだろうか。昔はこのタイトルでウチの国に入ってきたそうだが、作品を知らない人間からするとまず見る気がしない名前だ。

私が日本との違いを意識した作品で一番古いのは「魔法少女リリカルなのは」かも。当時ほとんど話題にならず、ファンサブ字幕すら作られなかった。A'sからはそこそこ話題になり、「魔砲少女」というネタ呼称も広まるなどキャラはわりと広まったが、作品の人気となると……

そうそう。「なのは」があるな。
知名度自体は低いわけではないし、「なのは」経由でオタクに入った人もいるし、なのはやフェイトといったキャラについてもかなり認識されているけど、作品ちゃんと見た人少ないし「作品の人気」から考えると日本とかなり差のある作品だね。劇場版展開の日本における盛り上がりとか、こっちはほぼスルー状態だったし。

「なのは」はバトル系の作品として見ればウチの国でも結構いけたとは思うけど、素材や設定が当時のウチの国のオタクにとってはマニアック過ぎたように思う。あと「魔法少女」のタイトルに子供向けだと思ってみなかった人間も当時多かった。バトルシーンにいくまでちょっと話数がかかるし。
あと百合要素のある作品は基本的に日本ほど流行っていない印象。

プリキュアシリーズも日本との差が大きいぜ。日本ではオタクの間でもずっと大人気だったのに、ウチの国ではごく一部を除いてずーっと「冷たい」まま……

ウチの国では子供向け作品はバッサリ切られちゃうからねぇ。プリキュアは「ハートキャッチプリキュア!」で馬越作画が話題になってからようやく話題になってきたような気がする。

今だから言うが、実は私はpixiv経由で「プリキュア」のキャラを知ったけどアニメの存在に関しては当初知らなかった。

「ペルソナ4」とかは?日本ではディスクとか結構売れているのに、ウチの国では……

かなり昔の話になるが一応「ペルソナ4」もゲームはウチの国でも結構な人気だったんだよ。ただアニメの時は盛り上がらなかったね。ウチの国のオタクの世代交代が進んでいたのかもしれない。

私は「ペルソナ4」のアニメにハマったけど、周りはキャラデザが受け入れられないという人が多かったな。クセの強い絵だからしょうがないのかも。

私の中で印象的なのは「gdgd妖精s」だわ。当時、日本と中国の温度差をものすごい感じた。日本のニコニコ動画では盛り上がりまくっていたのに。あと「ミルキィホームズ」にも似たような差を感じる。

「gdgd妖精s」って、一応版権取った正規ルートで入って来てたんだよなぁ……
声優ネタが難し過ぎたのか、電波的な内容が合わなかったのか、今だったらちょっと違うのかな。弾幕コメント文化、ネタとツッコミの楽しみ方も随分と広まったし。でも当時bilibiliでも全然流行らなかったというか下の方、「冷たさ」に関する記録を打ち立てたくらいだからな……

そりゃもう噂に聞く「サザエさん」だろ。日本の国民的アニメだが、日本国外の人間には理解できない作品らしい。



とまぁ、こんな感じで。
比較的最近の作品に関して、イロイロな例が挙がっていました。

上の発言にもありますが、「ロボット系の作品」は中国において日本ほど人気にならないジャンルの一つかと思われます。

ロボット系の作品に関してはマニアにしか受けないというのではなく、固定層にしか受けないという印象ですね。そしてその固定層は中国オタク界隈において少数派ではないものの主流でもないといった規模かと思われます。

ロボット系のアニメが同じシーズンに複数出るとただでさえ多くないファン層が分裂して余計に「人気が無い」ように見えてしまうような所もあります。
ただ最近では「ガンダムBF」がロボット系の作品でありながら固定層以外にも人気が広がっていますから、ロボットがテーマの作品が全てダメというわけでもないようです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


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