ラブライブネタが続いてしまいますが、面白いネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

スクフェスの広告のラッピング痛地下鉄が上海を走るなど、アニメやゲームなどの中国における公式展開も活発な「ラブライブ」ですが、登場キャラの一人
「南ことり」

の名前の「ことり」を漢字でどう表記するべきかという点に関して、最近ファンの間で少々議論になっていることがあるそうです。

ひらがなやカタカナ表記の日本語のキャラ名に関して、中国では
・音の近い漢字をあてての音訳
・日本で一般的だと思われる漢字表記にする
・意訳する

といったやり方がありますが、日本人系の名前に関して最近多いのは
「日本で一般的だと思われる漢字表記にする」
というものですね。

例えば「アスカ」という名前だと「明日香」になったり「飛鳥」になったりします。
しかし漢字表記にも複数の候補がありますし、中国オタク界隈でイメージし易い名前とそうでないものというのも存在します。その上、作中のキャラのイメージと合っているかどうかという点も意識されます。

「南ことり」の件では以前からファンやファンサブの間では「小鳥」で広まっていたのに対し、最近の中国における公式展開では「琴梨」表記になっていたというのが問題をややこしくしているそうです。

中国オタク界隈では「鳥厨」というネタ呼称もある南ことりファンの派閥なども既に形成されているそうですし、先に「小鳥」の名前でキャラのイメージが刷り込まれている人にとっては結構厳しいモノもあるのだとか。

そんな訳で今回は中国のソッチ系のサイトで行われていた
「南ことりは『小鳥』か『琴梨』か」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


南ことりは「琴梨」か「小鳥」か?中国語表記はどっちが良いと思う?

なかなか鎮火しないあの件か。確か台湾の訳だと「琴梨」で、オフィシャルもそれで統一されているんだっけ?

そうだな。確か台湾翻訳。そしてスクフェスのウチの国でサービス展開されているバージョンも「琴梨」での翻訳だな。でもこっちでは当初「小鳥」で広まっていたからねぇ。

私の小鳥が琴梨になってしまうのはちょっと。

台湾版の翻訳って大陸版と違うことが多い。昔からよくある話ではあるけど……鳥厨が激怒しているよね!

私は引っかかってキツイよ。先にどっちから入ったかが重要だ。

私も小鳥で先に覚えたから今でも小鳥が先に思い浮かぶ。
ただ琴梨も分からなくはない。

本来の日本語表記がひらがなだから、純粋に翻訳の問題だね。でもこれがオフィシャル翻訳になっちゃっているんだからしょうがない。恐らく翻訳に関しては日本側も関わっているだろうし。

「ことり」だと考えられるのは小鳥琴里琴梨って所か。

私はこの「琴梨」翻訳を見たとき、「デート・ア・ライブ」の「五河琴里」が頭に浮かんだ。

「ことり」を「琴梨」と翻訳するのは間違いではないんだけど、私はやはり「小鳥」と訳すべきだと思う。オフィシャル展開では「小鳥」の意味を示すような内容のものが多いし。

昔からある香港台湾系のヘンな翻訳名とスルーするべきなのかね。でも気になるのも確かだし……

もういいって。俺は「kotori」って呼ぶから!

それが一番正しいんだろうけど、ファン同士のやり取りでその言葉を使うと混乱したり、態度を誤解されて微妙な空気になったりする可能性があるからなー

私もオフィシャル翻訳重視で良いと思うことが多いけど、この件に関してはダメだと思う。オフィシャル展開、声優の活動などで散々「小鳥」関係のネタをふっているんだから。

「ことり」ほどじゃないが「にこ」の中国語訳名の「日香」も少々アレだよね。なんか田舎っぽい上に、音も元からかなり離れている。

「にこ」の方は日本でも特殊な二次元にしかないような名前らしいから、別の難しさがあるな。それに加えて彼女の決め台詞という問題が……

「にこ」の方は音訳の「妮可」が先に広まっていた訳名だっけか。

「妮可」ならまだ音が近いが、「日香」だと「にっこにこにー♪」が「日香日香日♪」になるんだよね。ここまで違うと、心の声でオリジナル音声をイメージするしかないか……
(訳注:中国語ピンイン表記は「妮可」が「ni ke」で、日香が「ri xiang」になります。「妮可」は日本語の「にこ」に比較的近い音ですが「日香」だとほぼ別の発音となります)

オフィシャルとなる日本語表記では「南ことり」で名前の部分に漢字が無いし、どう翻訳してもいいじゃないか。オフィシャル翻訳とファンの翻訳に違いが出るのはいつもの事だろ。

今回ヤヤコシイのはオフィシャルな内容において「ことり」が小鳥を暗示するものであるというのがハッキリと出ていることなんだが。

日本語だと「小鳥」も「琴梨」も同じ発音だが、中国語では別の発音になるからね。「琴梨」表記にすると「小鳥」の意味が消えてしまうから反発も小さくないんだろうな。

小鳥の語感やスラング的な意味を嫌ったとかいうのは考え過ぎかな?あと私は「琴梨」の方が女の子の雅な名前だと感じるから、琴梨でもアリだな。
(訳注:中国語では「鳥」を一般的な音の「niao」ではなく、「diao」と読んだ場合は男性器のスラングになってしまいます)

でもそこまで考えてのモノなのかねぇ……
ウチの国でも普通の意味での小鳥が先に来るし、小鳥という言葉の入ったタイトルや歌なんかも珍しくないんだが。

weiboとかフォーラムのやり取りを見れば分かる通り「ラブライブ!」に接した人間のほとんどは「小鳥」で理解していたから、後から来た別の訳で混乱するのはしょうがないね。百度百科のラブライブのページもまだ「小鳥」のままだし。
ただ入った時期がそれほど離れていないし、ガンダムが香港版の「高達」で広まりきっちゃって大陸版公式の「敢達」がいまだにほとんど広まっていないような状況にはならないんじゃないだろうか。

「ことり」を「琴梨」に変えたら完全に意味が変わってしまうじゃないか!盛大はなぜ「小鳥」の名前でやらないんだ!?

ライセンスに関する契約がどうなっているかは分からないが、盛大はそこまで変更できないんじゃないの?大陸と台湾で訳名が違うケースもあるが「ラブライブ!」は統一する方向でやっていくということなんだろう。
それにファンの細かいこだわりとも言えるから、あえて変えてゴタゴタを起こす気もないんだろう。変えたら変えたで今度は琴梨派が騒ぎ出すだろうし。

てかスクフェスのベータテストの時って「小鳥」表記じゃなかったか?やはり日本側の要求で変更になったのかな。

正直な話、設定や何やらを取っ払って考えた場合は「琴梨」の方が「小鳥」よりも中国語の名前としては良い名前に思える。
でも、小説や「START:DASH!!」の歌詞とかからは「ことり」が「小鳥」を指すということも意識してしまうんだよね。

私はもう慣れたんだけどなー
まぁ常にツッコミは入るだろうけど、慣れて来るだろうし違和感の方は段々と減っていくんじゃないかな。



とまぁ、こんな感じで。
中国の感覚だと「琴梨」という名前自体は字面も響きも悪いわけではないものの、作中の様々なイメージから「小鳥」の方が良いと考える人が少なくないようでした。

これまでも様々な作品においてオフィシャル翻訳とファンサブ翻訳の違い、香港や台湾の翻訳に対するツッコミはありましたが、「ラブライブ!」の件に関しては随分と大きなものになっているようです。
こういった動きからも、中国で「ラブライブ!」のファンの熱がかなり高まっているのだということを実感しますね。

ちなみに中国に入る作品の中国語名称表記に関してはまちまちな所があり、例えばアニメの公式配信においても現地や翻訳担当に丸投げレベルから、字幕の作成の際にもチェックを行い登場人物や作中の用語まできちんと統一(中国本土だけでなく、台湾や香港などの全中国語圏を含めて)をはかるレベルのものまでイロイロとあるそうです。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「『進撃の』や『立ちぬ』って中国語に訳すのが難しいよな……」