ありがたいことに
「中国のオタク界隈では髪の毛の色でキャラを呼ぶことが多い気がしますが、どうなんでしょう?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

確かに中国のネットのやり取りでは、
「黄毛」
といったような呼び方で髪の毛の色でキャラを区別、指定したやり取りがかなり頻繁に行われていますね。

先日中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「キャラを髪の色でしか覚えられない」
といったことに関するやり取りを見かけましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


実は、私はキャラを髪の色でしかおぼえられない……こういうことになっているのって、俺ひとりじゃないよね!? 色でキャラ指定してやり取りしている人多いし!

覚えられないかどうかはともかく、まず色で覚える人は結構いると思うよ。私もそうだ。
キャラの区別をするうえで色は分かり易いし、覚えやすい。

おいおい。モブキャラ全てならともかく、メインキャラやヒロインを覚えるとかそれほど難しくないだろ。

私は5、6人になるとキツイかも。

すまん、俺は一人でも難しいわ!名前覚えていないキャラばかりだ。区別が必要なときは色指定。

なんだかんだで日本人名に慣れてはいるけど、それでも定番以外の名前が来ると覚えるのキツイところがあるよな。独特な名前のがあるし

日本人名なら姓、名前で漢字表記だからまだマシだけどカタカナ名前(非日系外国人に限らない、異世界人なんかも)が来られると……

あるある。そして色で覚えて、色指定の「○○毛」みたいな感じで呼ぶうちに元の名前を忘れることも。

俺の同級生がまさにそんな感じだ。キャラを呼ぶときはいつもあの「○○毛」みたいにしか呼ばない。

色で覚える、キャラを指す方がはるかに楽だからね。
カタカナまではいかなくても、日本人名のかな表記の名前で、中国語にする時に無理やり漢字をあてているのとかはわりと混乱する。日本で一般的であろう漢字表記を持ってくるか、音訳するか。それに公式かファンサブで広まったものかなんてのも問題になるわけだし。

キャラが喋っているのは日本語だから、漢字表記の中国語発音との違いがひっかかったりするんだよね。耳から入る日本語の音と違うから。そしてまたナゾの空耳や中国語で似た音による当て字が増えて混乱が……
暁美ほむらの「ほむら」とかいつの間にか「吼姆拉」という当て字で定着しちゃっているけど、作品知らない人が見たら理解不能だろうと思う。

そう考えると、色でキャラ分けするのは理にかなっている所もあるのかね。名前なしでもキャラを把握し易いし。

色分けするのはスーパー戦隊とかが有名だけど、あれにはそれなりの理由、効果があるってことなんだろうね。

そうそう。人物識別は色、あとは髪型。顔面「だけ」できっちり識別というのは案外少ないだろう。

他には色+先輩後輩などの関係或いはストレートロング等の髪型のパターンとかだな。

日本の漫画って白黒が極めて強いという珍しいコンテンツだから色はあんまり関係ないだろうとか勝手なイメージを抱いてはいたが、なるほど。その辺りの色の効果もかなり活用しているのかもね。

ちょっと想像してみると分かるが、アニメや漫画のキャラの髪が全部同じ色、それも黒だったらキャラの識別がとても大変だ。

ウチの国のオタクフォーラムとかでさえ、基本的に色でキャラを指しての発言が少なくないからねぇ。

慣れていないとキャラの顔が見分けつかないキャラデザのアニメや漫画とかもあるから、色でデザインを分けるのは手間のかからない、確かな方法なのは間違いない。

でも、キャラが多過ぎると色も使い難くなるよね。「東方」とかはさすがに髪の色での識別は難しい。

……東方は帽子もあるからね?
とりあえず、何々「毛」といった感じで髪の色で呼ぶのは便利。それに日本の作品は色がそのキャラの立場や性格をある程度表していることも多いしね。

キャラデザの区別が難しいか……「ラブライブ!」くらいにまでなれば「お前には信仰が足りない」とか言えるけど、事前情報なしで見る新作とかだとキツイのも少なくない。

そう考えると、「艦これ」はあんだけキャラいて髪の色の数も違いもそれほどではないのによくキャラの区別つくもんだよな。

「艦これ」の艦娘は装備と艦種のカテゴリも判断材料になるからね。あと絵師も複数いるし。
ただ雷と電を見分けるとかになってくると難しいかもしれん。現実の艦船の同型艦を区別するよりは楽だろうけど。

ウチの国のラブライブとアイマスの広まり方の差ってもしかしたら髪の毛の色の差によるものだったりして……?
いやそれだけじゃないのは分かるし、アイマスもキャラごとに髪の毛の色が異なるのは知っているんだが、最初のハードル的にハッキリとした髪の色というのはわりと大きいのではないだろうか?

ニコ動とかのアイマス二次創作やキャラを使ったリプレイなんかを見ていればいずれ把握はできるんだろうけど、最初のキャラの区別では確かに混乱するわな。

そこは比較の対象にするなら「Wake Up Girls!」だろう。アイマスは作品の出た時期も商業展開も違いすぎる。「Wake Up Girls!」のキャラの分かり難さや引き付けるものの無さはある意味スゴイ。

「アマガミ」とかはキャラの髪の色が黒系統だね。ただキャラが一度にたくさん出るわけじゃなかったのと、橘純一のヘンタイっぷりが凄すぎて逆にヒロインが記憶に残らなくなる作品だったから……

全部黒ということで「さよなら絶望先生」を思いついたけど、あれはネタとキャラの個性が直結しているし最初にキャラを全て把握しなくてもいい作品になっているな。見せ方次第では黒ばかりでもいけるのは確かだろう。

ウチの国のフォーラムで色指定が増えるのは、覚えやすさの他にも文字入力も関係していると思う。アニメや漫画の独特なキャラ名、場合によっては長かったり日常的に使わない漢字が混じっていたりするのを入力するのはめんどくさい。

全部名前でやる……となると話がスムーズにいかないと思う。そして色で固まってしまうそのキャラの通称……

色で何となく通称が固まるというのはてもありがちな流れだよね。
「まどか☆マギカ」とかでさえ、まどかとほむら以外は色指定のままな気がする。巴マミとか、日本だと色んな意味で超有名キャラなのに、こっちではいまだに黄色扱いじゃないか?もちろんきっちりと覚えている人もいるけど。

「まどか☆マギカ」のようにキャラが相対的に少なくて、キャラの方向性もはっきりしていて今の状態だからな……



とまぁ、こんな感じで。
日常的なやり取りにおけるキャラの区別、指定は色でやることも多く、思い入れのあるキャラにならないとなかなか名前までは……といった人も少なくないようでした。

考えてみれば私も翻訳小説や海外の映画、ドラマの登場人物はカタカナ表記になっていても国産作品に比べてキャラ名がなかなか覚えられませんし、中国オタクの面々の苦労というか頭に入り難い名前に苦戦することに関しては何となく分かる気もしますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。