ありがたいことに
「10月のガンダムの新作は中国ではどうなのか?」
という質問を複数いただいておりますので、今回はそれについてを。

10月に始まったガンダム、
「Gのレコンギスタ」「ビルドファイターズトライ」

ですが、放映開始前はどちらもかなり注目されていました。

しかし放映開始後は、「ビルドファイターズトライ」はそのまま順調にいっているものの、「Gのレコンギスタ」は失速気味な状態になっているようです。

中国のソッチ系のサイトでは
「ビルドファイターズトライとGのレコンギスタになぜ差が付いたのか?」
といったやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


ビルドファイターズトライとGのレコンギスタ、なぜこんなに差が出ているのか。
どっちも10月新作の、期待のガンダム作品だったのに……

最初はGのレコンギスタの方が注目されていた印象だけど、急速に冷え込んだよね。ビルドファイターズは相変わらず盛り上がっているのに。

日本のランキングでGレコの位置は安定している。BFTは同人で盛り上がっているくらいじゃねぇか。

そりゃ日本の話だろ。ウチの国ではGのレコンギスタは残念ながら盛り上がっていない。ガンダム系のフォーラムでさえも……

BFは第一作がウチの国でもスゴイ盛り上がったから、そのまま第二作も盛り上がるのは不思議じゃない。
Gレコに関しては……MSのデザインが原因じゃないか?

新作ガンダムを人気にするのは富野でも無理なのか。

ガンダムは視聴率じゃなくて玩具の売り上げが重要。
ディスクの予約はGレコの方がはるかに上だし、プラモだってBFTがGレコに勝るとは限らない。BFTが明らかに有利なのは18禁くらいだろう。

Gレコは普通にこっちでの話題とアクセス数の落ち方がな……

そもそもなんでBFTが普通の時間帯で放映され、Gレコが深夜枠なんだよ。盛り上がり方明らかに逆じゃないか。
Gレコが子供のための作品という話は何だったのか。

富野監督の言う子供向けの作品は、一般的なイメージとは違うんだろう。
それはともかく、分かり易さではどうしてもBFTになっちゃうね。BFTの方を普通の時間帯で放映するという選択自体は別に間違っていないのでは?

Gレコはキャラが死にまくってからが本番。主人公の母親とか死亡フラグが立ち過ぎている。当面の死亡フラグは回避できたようだが、富野は恐ろしいからな!

人の死なないガンダムなど、ガンダムとは言えない。

Gレコは既に名前ありで目立つキャラが二人死んでるぞ。

えーと、じゃあヒロインや主人公の肉親が死んでいないガンダムはガンダムと言えないということで。

BFTの方が相対的に受け入れやすいんだよね。Gレコは子供どころか、俺も分からん。

Gレコは字幕も微妙だから。正規配信の字幕も、ファンサブ字幕のどちらも正直出来はよくないと思う。

作中の独特な会話、日本語の語感まで中国語に翻訳するのは難しい気もする。Gレコは日本人が普通に受け取る印象と、俺達が字幕で見ていて受け取る印象には差があると思う。

私自身はGレコを面白いと感じているんだけどね……

どっちも普通に面白いよね。
ただ私はBFTは友達と一緒に、或いは弾幕コメントで燃えたりツッコミ入れたりしながら見ているのに対し、Gレコは一人でじっくり見ている。
視聴スタイルの向き不向きも作品の盛り上がり方に影響するんじゃないだろうか?最近ウチの国では弾幕コメント、ツッコミ向きの作品が人気になり易いし。

人気に関しては分からないけど、MS自体はBFTの方が「欲しくなる」ね。まさか自分がSDガンダムを欲しくなるとは思いもしなかった。

BFTは調べれば元ネタとかが分かる(中国語でも!)けど、Gレコは調べても分からないからじゃないか?
ハッキリしない部分も多いから話題にし難い、ネタにし難い、語り難い。

Gレコは定番のお約束的世界構成、設定じゃなくて作中独自の世界がきっちり構築されている感じだからな……自分は楽しめているけどイマイチ分からんという人も少なくない。

自分がGレコを見て感じた印象は「分からない部分が多い」というものだった。Zをリアルタイムで見た人達もこういう風に感じたのだろうか?

てかウチの国できちんとした富野監督ファンってどれくらいいるんだ?
ガンダムは知っていても、富野監督の作品をリアルタイムで追っかけるのは今回が初めてって人は多いだろう。それにウチの国で富野作品の評価が高いのは確かだけど、広い範囲で、マニア以外にも人気になった作品は無いんじゃないか?今の動画サイトの観客には合わないようにも思う。

こっちのテレビでも放映された「海のトリトン」は大人気になった富野作品だぞ!
というのはともかくとして、富野作品って描写に関してはわりとコミカルな所が出たりもするんだけど、「大人向けでマジメなガンダム」を期待して、実際とのギャップに戸惑っている人もいるんじゃないかな。
ゲームやwikiで知ることのできる情報にはそういうの入っていないんだよね。BFTは分かり易いネタ、パロディ系の作品だからその辺は問題無いんだろうけど。

ロボや世界観はともかく、自分はどっちも女の子を目的に見ていたり……

エロに関してはBFTの方が分かり易い、しかしGレコの方がなんかこう「レベル」が高いと感じる。



とまぁ、こんな感じで。
「Gのレコンギスタ」に関しては、面白いと感じる人はそれなりにいるものの、ライトな層にはあまり広まっていない模様です。

これに関しては作品の設定や世界観が分かり難いとされていることもあるようです。それに加えて、作中のいわゆる「富野節」的なセリフのやり取りが、中国語字幕では訳しきるのが難しいといった事情もあるそうです。

考えてみれば私も富野節的なセリフに関して中国語にキッチリ訳せているケースは寡聞にして知らないですし、知り合いの中国オタクも富野節に関しては日本語丸暗記だったような気が……

普通に見ていくならともかく、オタク的なスタンスで作品をキッチリ理解しようとした場合、「Gのレコンギスタ」は海外では難しい部類にはいってしまうのかもしれませんね。

それにしても、私自身は「ビルドファイターズトライ」「Gのレコンギスタ」の両方とも楽しめているだけに、今回の反応に関しては中国に入って広まる、人気になる作品に関する難しさを改めて感じてしまいました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。