段々と中国オタク界隈でも年末モードになって飛び交う話題が少なくなってきているように思えますが、今年は春節が遅いのもあってか、1月に漂う年末っぽい空気がいつもより長い気がしますがどうなんでしょうね。

さてそれはともかく、ありがたいことに
「中国のオタクの間で使われる日本語は日本の外来語やカタカナ言葉みたいな扱いになっている気もしますがどうなんでしょうか?」
という質問をいただいているので、今回はそれについてを。

確かに中国オタク界隈では中国語吹き替え版よりもオリジナル音声+字幕で見る方が「良い」とする人は少なくないようですし、空耳や無理矢理な当て字をした日本語の言葉が飛び交ったりするなど、日本語の扱いに関しては独特な所がありますね。

先日中国のソッチ系のサイトで
「中国語だと恥ずかしいセリフも日本語でなら大丈夫なのはなぜ?」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近改めて気付いたことがある。日本語だったら恥ずかしくない。熱血なセリフもイチャラブなセリフも!
中国語で言ったら「無い」と思ってしまうような言葉も、アニメや漫画の中の日本語(中文字幕付きでも可)で受け取る分にはなんか普通に受け入れられてしまう。

その感覚、私も否定はできない。

そうなんだよね。同じ意味のフレーズのはずなのに、中国語で言うのと日本語で言うのとではウケる印象が完全に違う。

アニメや漫画の中のセリフを同じ意味の中国語にして口にすると恥ずかしい。だが日本語でそのまま発声するとなんてことはないということか……確かに自分もそう感じているわ。

これってもしかして、ウチの国のオタクが国産の作品を嫌う原因の一つだったりするんじゃないか?中国語だとクサいセリフにひいてしまうというのが。

色んなアニメの主人公が中国語で叫んでいるシーンを思い浮かべると、なかなかにこう、クラクラする情景になる。

ゲームの中国語吹き替え版も最近増えているし、大体は悪くないんだけど、中にはとてもアレな気分になってしまう作品もあるよね。

ウチの国の声優のセリフだと、没入感がイマイチだからじゃないかな?
声優の数が少な過ぎるし、どのアニメを見ても吹き替えの声が同じに感じる。もちろん言い回しの関係もあるんだろうけど。

ゲームもそうだし、国産ドラマとか普通に熱いシーンやセリフも出て来るし、見ていてセリフの恥ずかしさとかは意識しないから中国語でダメってことは無いと思うが……まぁウチの国のアニメの吹き替えがやっぱ微妙なことになっているとも思うけどね。

俺はセリフの問題だと思うよ。アニメやマンガのセリフって日本語ベースで作られているわけだから、中国語にするとヘンな感じになったりもする。そしてそれを受け取る俺達の方の印象も変わるのは当然だ。

こっちのネトゲにあった元ネタ日本の格ゲーな必殺技の掛け声、あれは本当にアホみたいな印象を受けた記憶が。

日本語だと耳で直感的に理解できないってのも大きいと思うな。日本語で思考できるレベルでもなければ、中国語の意味に変換するためのラグが出るから、そこで補正が入るんじゃないかな。

アニソンを普通に聴いている時や日本語でアニソンカラオケを歌うのとかは問題無いが、歌詞を中国語に訳したものを見ると恥ずかしくなるようなもんか。

しかし小さい頃にテレビで日本のアニメを見ていたときはどうだったんだろう?自分のことなのに思い出せない。テレビ放映は基本的に吹き替えだったはずなんだが……

それは年取って感性が変わったからじゃないの?
中二病的な感性も年齢に沿って変わるもんだし。

中国語だと耳で聴いてすぐに分かるから恥ずかしいんだろう。
恐らく日本人なら日本のアニメの熱血セリフを恥ずかしいと思う人は少なくないはず。

私は日本語学んでかなり分かるようになってからもその手のセリフを恥ずかしいと思ったことはなかったりするんだが。

日本語の他に、広東語の吹き替えでも自分は特に恥ずかしくない。でも標準語だと恥ずかしくなる。何故だ!?

私も香港のテレビのアニメとかだとなんか受け入れられられるんだよなー
標準語でも受け入れられる作品が無いわけでは無いけど、ダメな作品の方が多い。

私もそういう所あるけど、それに関しては広東語の方が感情をこめられるからだと思っている。標準語は感情面の要素を削ぎ落としながら発展してきた。テレビで流れている標準語とか、感情が無いよ、感情が。

中国語だからダメってことは無いでしょ。例えば私は「ピンポン」の孔文革のセリフは熱いセリフではあるけど普通に受け入れられた。

アニメの吹き替えに関しては音響の問題もあるよ。ウチの国の吹き替え作品って声優以外にも編集技術や音楽の問題が存在する。

あー……確かに吹き替えの声だけがやたら強調されるとか、音楽が消える或いは音楽のデータはもらっていなかったのか妙にチープなアレンジにされた音楽が流れたり、よく分からん別の曲が流れる作品もあるしね……
オリジナル版ではバックミュージックや効果音もきちんと演出されているわけだからセリフの印象も吹き替え版より良くなる。声優のスキルも大きいだろうけど、場面を盛り上げる音楽の効果ってのも無視できない影響があるってことか。

話を戻すけど、とりあえず日本語で聴いている分には燃えたり萌えたりできるセリフでも、中国語にすると途端に恥ずかしくなるありがちな話、日本だとどうなんだろう?

確かに。日本人はあの手の熱血系のセリフや告白系のセリフを恥ずかしいと思うことは無いのだろうか?特に熱血系は疑問。

そりゃ「恥ずかしいセリフ禁止」なんて言い回しが有るくらいだし……

アニメの中の日本語は日本の日常生活で使われていない事実からも、日本人にとって恥ずかしいのは明らかなのではないだろうか?
やはり私達が日本語のセリフに燃えることができるのは、「日本語という設定」と「直接聴いても分からない」というのが理由ではないだろうか?

翻訳を通すと発音も語調も変わっちゃうからね。日本のアニメの戦いながら説教するスタイルだと影響は深刻だろう。



とまぁ、こんな感じで。
なぜ中国語音声だと受け入れられなくなるのかといったことに関して、イロイロと考察されていました。

今回のやり取りを見ていると中国オタク界隈においてアニメで耳に入る日本語は、なんとなく分かったような感じで流せる言葉になっているようですし、
「母国語ではないからこそ受け入れやすい」
といった所は間違いなくあるかと思われます。

この辺については確かに、日本語で唐突に出てくる厳密には分からないカタカナ言葉をなんとなく流す感覚に似ているようにも思えますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「日本語を学ぶ前後でアニメの見え方って変わった?」