ありがたいことに
「日本の作品に出てくる中国語に関して中国のオタクはどう感じているのか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

日本のアニメやアニソンでではイロイロな日本語以外の言葉が飛び交っているのは中国のオタクな人達の間でもきちんと認識されているようですが、そんな中で
「中国語があまり使われていない」
と疑問を覚える人もいるようです。
中国のソッチ系ではその辺に関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメでは日本語以外の様々な言語が頻繁に出てくるけど、中国語は少な過ぎない?もうちょっと出ても良いんじゃないかと思う。ドイツ語や英語レベルは求めないが……

確かに文化的に中国語はかなりなじみ深いものだと思うけど、出ていないよね。中国語は言語的には最大勢力なのに。

中国語をあえて使う意義がそんなに無いんじゃないの?
そりゃ中国語は最大勢力だけどそれは母国語としてであって、使用者に関しては英語の方が上だし。

でも中国人キャラもしゃべらなかったりするからね。中華系ヒロインが出ても名前と設定だけで中国語は少しも喋らない。

「DARKER THAN BLACK」ではちょっと喋ってなかったっけ。あと「閃光のナイトレイド」は発音はともかく中国語を喋ろうと努力していた作品。

日本人が中国語喋っても俺達は中国語だと認識できないんじゃないか?その手のシーンってあとで「あそこで喋ったのが中国語」という情報を知って初めて分かるケースばかりだ。最初から中国語だと聞き取れたケースは自分には無いぞ。

日本人の英語発音って怪しいものだし、中国語だと尚更だろう。

「攻殻機動隊」には結構出ていなかったっけ?
あと昔から背景の広告には文章としてだがわりと中国語が出てきているよ。

わりとアレではあったが「CANAAN」は中国語が出てくる。それから「ストレンヂア 無皇刃譚」は中国語がきちんとした形で結構入っていたはず。

「フルメタル・パニック」は標準語か広東語が出ていなかったっけ?
あと思いつくところでは「ブラック・ラグーン」、「キルミーベイベー」、「C」とかにあったように覚えている。

日本人が日本語なまり?な中国語喋ると少々困ったことになる。「ブラック・ラグーン」とか、笑うシーンじゃないのに笑ってしまったよ。

中国語の文章や中国語を喋るのはそれなりにあるけど、アニソンに中国語が入ることはほとんどないね。「銀魂」のEDにあったのと、はるか昔の「小白龍」くらいしか知らない。

「孤高之魂魄」という中国語の歌はあるんだが、あれは聴くと日本人は中国語の歌を歌わない方が良いと思ってしまうレベル。

ああ、アレか……歌詞無しで聴くと中国語だとは全く分からなかったな。確か当時で空耳ネタ大会になって、その後オフィシャルで歌詞が公開されたものの、空耳ネタに駆逐されてしまったという悲劇が……

中国語って日本人の感覚だと音がカッコよく聴こえないのでは?
以前日本人に聞いた話によれば、無理矢理カタカナにした場合、中国語の発音はカッコイイ音ではないらしい。

恐らく俺達がその手のネタ中国語に笑ってしまう感覚って、抗日ドラマや映画に出てくる日本兵の喋る定番の日本語罵倒セリフを聴いた日本人の感覚と近いんじゃないかな。
最近の日本人の役者が出演している作品はまともだけど、昔のは日本人からすればマジで笑えるらしい。

アニメや漫画で中国語は無くてもいいよ。無理にやるとネタにしかならない。

言いたいことは理解できる。むしろ中国語喋らない方が良い。
「サクラ大戦」の李紅蘭とか、関西弁のときは萌えるが中国語を喋る所はその……

ドイツ語や一部の英語が日本のアニメや漫画で多用されるのは、日本の感覚ではドイツ語の発音にとても中二病っぽいカッコ良さを感じるからだという説がある。
恐らく中国語の発音にはそういうものが足りないのだろう。

確か「SHIROBAKO」だったと思うけど、「ドイツ語部分は分かるけど中国語部分は分からない」なんてこともあった。

ああ、エンゼル体操な。俺も教えてもらうまでドイツ語の後は自分の知らない外国語だと思っていたわ。

そりゃ英語とドイツ語の二大アニメ言語には及ばないが、中国語もそれなりにあるとは思うんだが。ヒンズー語だとかスペイン語とかオランダ語なんかに比べれば中国語の出る頻度は随分と高いと思う。

中国語では読まないけど、元が中国語の固有名詞は結構出てくるような。

日本人は漢字を日本語の発音で読むからね。
漢詩もわざわざ日本語に変換して読むという技法が一般的。中国的な要素が多いわりに中国語が少なく思えるのはそういった所もあるのでは?

「嶺上開花」とかは中国語発音だ。音が日本語化されているけどね。
あと例えば「麻婆豆腐」なんかも、中国語に聞こえないが日本語ではなく中国語読み(ということになっている)言葉だな。

アニメで聴き取るのは難しいが、漫画やラノベでは中国語系の名詞でカタカナのふり仮名がある場合はだいたい中国語読み(もちろん日本語発音への魔改造変換だが)になるみたいだね。

「カードキャプターさくら」は中国語がちょこちょこあったはず。吹き替え版で見ている人も多いから意識されていないのかね?
他にも昔の作品探せば中国語は結構あるのかも。ただ発音の方は……

「らんま1/2」は中国人キャラの名前が中国語発音だよ。

そう言えば「らんま1/2」はいろんな言葉が中国語だったりするらしいね。でも俺もオタクの友達もずっとあれが中国語だとは気付かないままだったな……
あとシャンプーの登場初期は「愛人」とか「別了」とかちょこちょこと中国語が出ていた。でもその後は日本語になった。あと「らんま1/2」は猫飯店の歌が中国語。当時はなんとなく聴いていた印象があるが、今だったらツッコミの嵐になりそうだ。

でも「ピンポン」のように、きれいな中国語がきっちりと出る作品も出てきてはいるんだよね。数は少ないけど。

最近では「東京ESP」の中国語が正しすぎて驚いたわ。

「東京ESP」はウチの国のプロの声優が参加しているから、そりゃ正確だよ!



とまぁ、こんな感じで。
中国語があんまり出てこないと思っている人もいるようですが、それと同時に作中でカタコトの中国語が出てきたときは微妙な印象を受けてしまう人も少なくないようでした。

また中華系キャラの名前が中国語発音表現されるケースなどは、基本的に字幕などの文字ベースで伝わるのもあってか意識され難いようです。

それから中国人キャラには中国語を喋らせるのではなく、語尾に「アル」をつけるお約束については、今の中国オタク界隈ではあまり認識されていないような印象を受けました。
語尾に「アル」な中国人キャラに関しては、最近の作品ではあまり出てこないお約束でもありますし、今の中国オタク界隈ではそれほど意識されていないのでしょうかね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。