ぼちぼち7月の新作アニメに関する反応やら何やらが出てきていますが、
そんな7月新作アニメの中で
「ケイオスドラゴン 赤竜戦役」

が、作品の関係者についての情報などからかなり高い注目を集めているようです。

また、この作品に関しては
「元になった企画がTRPGらしい」
ということで、自分の守備範囲外だったTRPGに興味をもつ中国オタクの人も出てきているようです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「TRPGに興味を持ったんだけど」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


TRPGに興味を持ったんだが、なんか分かんなくて挫折気味……どうやって楽しむんだ?ルールが多くて、遊ぶための準備から先に進まない。

俺と似たような存在を発見。
俺はネットの友達にイロイロとオススメされたが、簡単なのでも数十ページのルールがあって……

数十ページだったらまだマシ。中国語になっているルールなら「クトゥルフの呼び声」か?「D&D」とか数百ページはざらだし、拡張ルールやデータが更にあるぜ?

そうそう、それだ。
TRPG遊んでいるヤツの頭の中身はどうなってんだよ……記憶容量どんくらいなんだ?

そんなに頭の中身は必要ないぞ。やっているうちに基本的な所は覚えるよ。妄想力は欲しい所だが。
それにTRPGはみんなでルール片手に遊ぶものだから、分からないことにぶつかったらルールブックを調べればいいし、DMかGMに聞いてもいい。

TRPGは歴史の長いゲームだから、D&Dとかどれもルールが複雑になってしまっている感があるね。TRPGのためにイロイロと準備するくらいならPCゲームの方を……となってしまっている。

世界観を理解するということならPCゲームから入ってもいいと思う。D&Dベースのゲームもイロイロとあるし。

しかしウチの国でもTRPG流行るのかね?
さすがにPC全盛の今の時代に主流になるのは不可能だろうが、少なくとも一つのジャンル、オタクの教養の一つくらいにはなって欲しいが……

そもそも、「ケイオスドラゴン」の原作の「レッドドラゴン」が日本で無料公開されているときに全く話題にならなかったからね

ルールもそうだが、それ以上に遊ぶ人間が……
自分は遊ぶための条件を整える段階で挫折した。

情報自体はそこまで多くないはず。最近のRPGの設定資料集なんかの方がよほど情報が多かったりする。問題は情報のアクセスのタイミングと、初心者が参加する上でのチュートリアル的なものの不足じゃないかな?

自分は「なんかスゴイ、でも分からない」で止まってしまいました……

TRPGはいつもそんな感じだ。新人に対して友好的ではない。

ルール部分と世界設定部分の、どれを把握しておくべきかというのが最初は分からないしね。
それにGMとプレイヤー全員がある程度世界観についての知識や共通認識がないとゲームが成立しないからどうしても覚えておかないといけない部分は出る……
レッドドラゴンに関しても、確か設定部分だけで余裕で百ページ超えとかになっていたはずだし、遊ぶ上での難度は高いね。

とりあえず基本システムだけ把握して、ルールやスキルなどの細かい所は遊びながら覚えるのが理想だが、その場合は一緒に遊ぶ人がちゃんとサポートしないとダメだしなぁ。

萌えポイントもない単なるおっさんが、ルールブック片手に新人として参加していいのかと思ってしまう……

それでもネットのおかげで昔に比べてかなりマシになってんだけどね。
昔は周囲に同好の士どころか話が通じる人すらいないような状況だったけど、今はとりあえずネットでの交流ができるし、情報探しもできる。

とりあえずケイオスドラゴンっぽいのを遊びたいというなら、ウチの国ならD&Dじゃないかな?ただこれはルールがヤヤコシイのも確かだ。

もう三国殺でいいよ!
(訳注:三国殺は、中国で大人気となった三国志をモチーフとしたカードゲームです)

じゃあ俺は人狼ゲームで。
ところで人狼ゲームはTRPGになるの?

違う。TRPGは人狼ゲームほど簡単じゃない。

人狼の方もロールプレイはあるけど、パーティーゲームのカテゴリだね。三国殺とかもそのジャンル。
大雑把に言えばルールと世界観を共有して、それに基づいたキャラデータ作って、ダイスふってというのがTRPG。

言ってみればPCゲームやネットゲームの処理とデータベースへのアクセスを全部人間がやるって感じかな。今のPCゲームはTRPGの面倒な部分をPCにやらせようというのが原点の一つだし。

えー……じゃあDMとかってルール全部把握していたりするの?あの分厚いルールブック全部を?

いや、覚えているのはよく使う部分だけだよ。分かんない時はルールブックをひっくり返す。それから自分がよく使う、参照するルールは分かり易いようにまとめて手元に置いていたりするかな。

ルールに関しては最初から全部把握しようとしなくてもいい。判定関係のルールと、キャラ設定の基本的な部分を把握していればなんとかなる。

とりあえずウチの国だと、D&D、クトゥルフの呼び声、ウォーハンマー辺りかな?比較的「遊ぶ環境」があるのは。D&D以外の二つは一応ルールも簡単……なはず。

ルールだけみるとソード・ワールドRPGも簡単に見えるんだけど、ウチの国では遊べる人ほとんどいないだろうしなぁ……アニメや漫画のノリでやれそうなのは悪くないんだが。

ソード・ワールドはシステムも簡単だし、ウチの国で有名なロードス島戦記の世界観で遊ぶこともできるんだけどね。ただ昔の作品だし、ルールもきちんと中国語化されていないからその方面で難度が高い。

まぁD&Dとかも最初はややこしく感じるかもしれないが、ルールブックとかを眺めているうちに慣れる。大事なのはダイスを振ることと、妄想することだ。



とまぁ、こんな感じで。
上のやり取りからも分かる通り、現在の中国オタク界隈におけるTRPGは、日本における扱い以上にマイナーなものとなっているようです。

ちなみに、現在の中国オタク界隈ではTRPGリプレイは伝わっていない、認識されていないようです。
今回「ケイオスドラゴン」関係も含めてイロイロと反応を見て回った時に、一般のオタク層だけでなく中国のラノベ読みの間でもTRPGリプレイや、リプレイから発展したコンテンツに関してはほとんど意識されていないといった印象を受けました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。