ありがたいことに
「中国語タイトルに関して、何か面白いネタはないか?」
という質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

日本のアニメや漫画、ゲームが中国に入る場合は当然ながら作品名も中国語化されますが、現地のファンに名訳と歓迎されるものから「なぜこんなタイトルにしたんだ?」と困惑されるようなものまでイロイロとあります。

また、最近は中国に入る作品や関連情報も増えていることから、第一印象に関わる中国語タイトルの良し悪しが昔よりも強く作品の人気へ影響するようになってきているという話も聞きます。

7月からアニメ第二期が始まり、中国でも正規配信されている
「GATCHAMAN CROWDS」

もそんな中国語タイトル関係で微妙な印象を受ける作品という話が出ているそうです。

「ガッチャマン」が中国では
「新科学小飛侠」
というタイトルで広まっていたことから、新作の「ガッチャマンクラウズ」は
「新科学小飛侠」或いは「科学小飛侠CROWDS」
という中国語タイトルになっているようで、
最新作の「ガッチャマンクラウズインサイト」は
「新科学小飛侠insight」
というタイトルで配信されている模様です。
しかしこの中国語タイトルのイメージが中国オタク界隈ではイマイチなのだとか。

先日中国のソッチ系のサイトをのぞいていた所、この作品に関して
「中国語タイトルが人気に影響してしまっているのでは?」
という事に関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「ガッチャマンクラウズ」は「科学小飛侠」というタイトルのせいで人気にならない気がする。あの作品、日本でも他の国でも結構評価高いはずだよね?

第二期が作られているんだから、少なくとも日本でそれなりの人気なのは間違いないな。

こっちだと下手すれば制作者が土下座したアニメとして有名なくらいか?

いや、さすがにそこまでは……見ている人は少ないし話題になり難いけど見た人間はわりと評価している気がする。
しかし、確かにあの「科学小飛侠」という中国語タイトルは作品を殺してしまったのかもしれんな……

ちょっとヤヤコシイってのもあるんじゃないか?
私はコメント見ないと理解できない所もあったし。

あの名前はキツイよ。
そもそも変身ヒーローというジャンルでハードルが上がるし、そこに明らかに一昔前の子供向け作品的な中国語タイトルが来る。こっちの視聴者はそういうのを意識的に回避する。
第一期の終わり方はちょっと残念だったが、全体的に見所の多い良作なんで実際に見るところまで行けばそれなりにハマる人間は出ると思うんだけどね。

あの中国語タイトルでは「今の時代のアニメに科学ってなんだよ!」「小飛侠ってどこのガキ向け作品だよ?」とかが第一印象で来てしまう。中二病的な感性を持つ人は逆に見ない。

うむ。基本的にタイトルによる負の印象が原因だと思う。絵柄に癖があるし、ジャンル的にこっちのオタク界全体で流行るようなタイプではないが、叩かれるでもなくほぼ埋もれるのはさすがにおかしい。

タイトルの重要性を改めて感じる。実際、私もタイトルで後回しにしてしまったからな……

ストーリーも悪くないし、主人公の女の子も魅力的。
それに男の娘とかロリキャラとか変態キャラとか、今のネットのネタ系話題向けの要素も備えていたのに。

「School Days」の「日在校園」ようなネタ要素も含めた中国語タイトルはなかなか出ないよね。
(訳注:中国語の「日」にはスラングとして姦淫、いわゆる「F○CK」の意味があります)

最近の、ウチの国の感覚で微妙な印象を受けるタイトルだと「乔乔的奇妙冒険」(ジョジョの奇妙な冒険)があるけど、ジョジョは今も話題が飛び交っている。あれとガッチャマンの差はなんだろう?

ジョジョは元々知名度が高かったし、原作漫画のファンが昔からいたからガッチャマンとは違うよ。
あと、現在こっちで正規配信されているのは「JOJO的奇妙冒険」と微妙にタイトルを変えて配信されているから何もやっていないわけじゃない。

「侠」がつくような中国語タイトルでも。最近のアメコミ系ヒーロー作品の映画は普通に大人気になっているんだけどね。アニメだと厳しいのかなぁ。

そういうのはCG系でガッツリ宣伝しないと難しい。
ウチの国では劇場版でCG系大作になると、アトラクション体験的な扱いになるから、アニメとは完全に別枠になっているように思う。

最近は英語表記のままでもそれなりに大丈夫になっているんだから、ガッチャマンクラウズもウチの国で配信する際に英語表記の「gatchaman」でやればよかったのにと思ってしまう。

それか「科学忍者隊」の方ならまだ少しはマシだったように思う。なんで昔の翻訳の「科学小飛侠」を今の時代にそのまま使ってしまうのか。商標関係の事情でもあったのだろうか?

どうしても「科学」を使いたいなら、いっそのこと「とある」も一緒に使っちゃえよ!

えーと、他の中国語タイトルでは「神勇飛鷹侠」とかもあったな。子供の頃に見ていたわけではないが、私はこの作品をずっとこの名前で覚えていた。

わりと頻繁に中国語に翻訳しない方がよかったような中国語タイトルが出てくるよね。もっとも、ひらがなやカタカナのタイトルだと翻訳しないわけにはいかないが……

かな文字の場合はヘンなことせずに直訳すればいいんじゃないか?最近のやたら長い日本語タイトルの作品は直訳的な中国語タイトルになっているケースも多い。あとは直接英語にするというのも一つの手段か!?

今のオタクはダメだ。名作を忘れてしまっている。俺は「ガッチャマン」の名前を見てすぐに見に行ったのに。「ガッチャマン」という過去の名作がリメイクされるのに、なぜオタクが見に行かない!?

それって日本国外だと欧米だけの話じゃないか?ウチの国だと「ガッチャマン」は一部のマニアが古典アニメとして認識しているくらいだろ。

いや、知られていないのは大陸限定じゃないか?きちんとテレビ放映されていた香港や台湾ではまた違うはず。

「ガッチャマン」がタツノコプロの名作とは言っても、大陸では実質的に放映されていないんだよね。台湾や香港のテレビを受信できた場合は見ていた人もいるようだが、それはあくまで一部の地域、それもかなり昔の話だ。

ガッチャマンに関しては昔の名作という情報は伝わっていても実感が無いからね。今の時代に配信が始まっても興味持つ人はそんなにいない。

名前もそうだけどブランドがウチの国だと通用しないんだろうね。

タツノコプロだと……何のリメイクだったらウチの国でもいけるかな?
タイムボカンもウチの国のテレビで放映されたのはそんなに多くないはずだし。

「天空戦記シュラト」か「テッカマンブレード」だったら恐らくいける。
テレビで放映されて大人気になったからな。

あ、その2作がタツノコプロか!
それだったらいけるな。



とまぁ、こんな感じで。
「科学小飛侠」という中国語タイトルはファンになった人から愚痴が出てしまうような扱いになっている模様です。

また今回のやり取りや、最近中国で公式配信されている日本のアニメの中国語タイトルを見ていくと
「英語表記でも大丈夫」
な空気が形成されてきているのは興味深いですね。

一昔前は中国語のタイトルは「ウケない、理解してもらえない」から全部漢字表記できっちり中国語にしなければならないとされていたそうですが、少なくともオタク層を狙う場合は英語表記そのままでもいけるようになってきているのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「元が想像できないレベルになった中国語タイトルってどう思う?」

中国オタク「さすがに萌萌侵略者は無いと思うんだが」