ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

最近の中国オタク界隈では新作アニメに関する感想、キャラやストーリー展開に関する好き嫌いなどの話がかなりのスピードで拡散するようになっています。

今期の新作アニメに関してもその手の好き嫌いに関する話がイロイロと飛び交っていますが、それと一緒に
「最初から嫌われた主人公クラスのキャラは?」
といったことに関するやり取りが行われていましたので例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
ちなみに「がっこうぐらし!」のネタバレもちょっとありますのでお気を付けください。


今期の新作では妙に初っ端から嫌われる主人公が目に付く気がするが、こういう最初から嫌われる主人公や敵ではないメインキャラって他にどんなのがいたっけ?
いつの間にか嫌われていた、悪評が募っていたというのはわりと分かり易いが最初の状況に関しては案外分からないのに気付いた。

言われてみれば嫌われキャラに関しても、最初からってのはそんなに無いか?
制作側の失敗で結果的に嫌われる主人公はいても、作品を作る上で主人公の人気をあえて下げるというのは特殊な狙いや勝算のある作品の話だろうし。

今期だと「がっこうぐらし!」の主人公が嫌われまくっているよな。

彼女はパニック系作品の主人公なんだだし、今の反応は正直叩かれ過ぎに見える。そもそもあの系統の作品で情報を正確に把握して迅速な判断を行えるタイプだと困るから、ある意味では作者の狙い通りかもね。
とりあえず「考えが足らずに状況を悪化させるキャラ」は嫌われやすい傾向があると思う。

「がっこうぐらし」の主人公に関しては、恋愛系のラブコメ作品に周囲の情報を見逃さず誤解せず即決即断な主人公がいたらアカンというようなもんだしね。
あとは「うまるちゃん」の土間うまるのような、文字情報だけにした場合ウザさが加速するキャラとかかな?ウチの国では字幕やネットの文字情報でキャラ評価が増幅され易い。

でも、声優の演技で嫌われっぷりが加速した「CHAOS;HEAD」の西条拓巳なんてのもいるよね。

「がっこうぐらし!」の主人公叩いているのって原作漫画の内容を知らないヤツだろ。なぜゾンビ関係はネタバレ情報仕入れまくっているのに、キャラの方は中途半端に知らないのか……

まぁ事前の作品情報では日常系とゾンビものというのが出回っていただけだし、番組獲得した動画サイト上の作品情報に関してもゾンビについてだけでキャラまでは言及していなかったからね。
ウチの国では日本との視聴者の意識の違いに加えて、触れる情報に関しても日本のように公式まで含めたネタバレ回避のしかけをやったわけではないから、微妙なネタバレ状態になってしまいキャラへの不満が加熱状態になっているのではないだろうか?

なんとなく納得できるな、その見方。
そう言えば世界観に合わない、極端なデフォルメだとそれだけで嫌われる傾向があるように感じる。極端な所ではそう、春雪とかだ。

「アクセル・ワールド」のハルユキは、始まる前から叩かれて始まってからも叩かれるキャラだったっけ?キリトとの差はいったい……

「まどか☆マギカ」の鹿目まどかも当初は嫌われていたな。ただストーリー展開に飲み込まれて存在感が無くなったというか、暁美ほむらのキャラ描写の上でのオプションパーツ的な位置になってしまったというか。

定番なのは06年版Fateの士郎。瞬く間に土狼という蔑称も拡散。

上に出ている「制作側の狙い通り」ってことなら「輪るピングドラム」の荻野目苹果じゃないか?あれは制作サイドの狙いが観客に大当たりしていた気がする。

最近だと「クロス・アンジュ」のアンジュも制作側の狙い通りに嫌われて成功したキャラだろう。あの作品は嫌われるキャラであっても徹底して突き抜ければどうなるかを教えてくれる作品だから、3話で切るとかはしないでほしいね。

「ガッチャマンクラウズ」の一ノ瀬はじめは反発多かったぞ。ハマる人には中毒症状が出るくらいのようだけど、ダメな人にとっては嫌悪感が蓄積するタイプだった模様。

しかし、最初から嫌われている場合は案外見ている方へのダメージ無いよね。普通の主人公だと思ったら実は邪悪な敵だったみたいなのっていないの?

ゲームならそこそこあるけど、アニメや漫画だと少ないかも。特撮の「仮面ライダーディケイド」、あとは邪悪ってベクトルではないけど「灼眼のシャナ」くらいか?主人公側が実は悪だったというなら「海のトリトン」なんかもそうかな。

ルルーシュとかはどう?彼は悪過ぎるってことで当初叩かれなかったっけ?

それは後付での評価だろう。ルルーシュは普通に夜神月と同じようにアンチヒーローとして設計されているし、最初から魅力的に見えるようなストーリーと設定になっていた。
コードギアスだとむしろスザクの方じゃないか?あれは普通の作品なら主人公になるタイプとして設計されたそうだし。

コードギアスは最初から絶対的な本命ってわけではなっかたし、当時はウチの国のオタク界が発展していく時期だったから情報も今ほど拡散するのが速くなかった。第一期の中盤くらいの、人気が確立される頃になると既にやらかすアンチヒーロー的な主人公という評価になっていたし、人気も上昇していた覚えがある。もちろん彼のやらかしたことに対する批判も少なくなかったが。

時代の違いってのも影響しそうだね。例えば「グレンラガン」のシモンとか、今の時代に日本とタイムラグなしで配信されていたらモノスゴイ叩かれ方になっていたと思う。

シモンに関してはカミナもいたからそこまでヒドイことにはならないんじゃないか?もっとも、カミナの件で大炎上しそうだけどな!

「未来日記」の主人公は?
今では作品の評価、キャラの大きな変化やヒロインとの関係などが認識されているから悪い評価ではないが序盤ではヒドイ、ダメなキャラだと叩かれていた。

ここまで碇シンジ無しか。
彼は成長したと見せかけて更にグダグダになるから余計イメージが悪くなるね。劇場版もQでまた戻っちゃったしね。

シンジに関してはもうスパロボやるしか……しかし、ここまでのレスを見ていて感じだと主人公の不人気と作品の不人気は必ずしもイコールではないな。

そもそも本当に不人気な作品は主人公に関しても話題にならんからね。

でも不人気な主人公が作品にダメージを与えないわけじゃない。
例えば「凪のあすから」の先島光も当初からヘイトを集めたが、それで作品の人気が失速した面も確かにある。
最近は悪くないけど、一時期P.A.WORKSの作品は主人公が嫌われてスタートダッシュで失速していた面があったように思う。今の時代気長に待ってくれる視聴者ばかりじゃないからね。

基本的に無能なキャラ、未熟なキャラは叩かれるかなあ……
そう考えると最近は成長を描写する作品はちょっと厳しいのかね。

無能で思い付いたが葵・トーリ」?

確かに最初から嫌うヤツもいたけど、あれはウザさの方からじゃないかな?
あと俺は最初から普通に気に入っていたぞ。それに葵・トーリは設定上無能とネタが組み込まれているキャラだしね。

最初に成長後を見せてから遡るようなストーリー展開だとどうだろう?
成長が「保証」されているから安心感はあると思うんだけど。

成長か……無能で成長しないのび太はなぜか叩かれない不思議。

のび太はああいうキャラだという情報が共有されてきっているからね。
現在は昔よりも情報の流通が速くなったし、弾幕コメントなんかで共感し易くなっているけど、キャラへの嫌悪も急速に広まるようになっているように思う。なかなか難しい時代になったもんだ。



とまぁ、こんな感じで。
主人公の嫌われっぷりと作品人気が一致しているわけではないのは中国も変わらないようです。

ちなみに上にもある通り「がっこうぐらし!」

の第一話の「罠」に関してですが、中国では実質的に不発だったそうです。
日本では公式サイトも含めて様々な仕掛けをやっていましたし、意識してネタバレも含めて踏みに行って事前情報を探るようなタイプでないと、作品の世界観や仕掛けをアニメ視聴前に知るという、ネタバレを踏んづける可能性はそんなに無かったと思います。

しかし、中国ではその手の仕掛けやサービスは全く行われていませんし、みんな意識して作品の情報を探りに行きます。(そもそも中国のオタクな人達はまだまだネタバレ大好きな傾向が強いです)
それに加えて作品を配信する動画サイトやオタク系サイトの新作番組情報まとめ的なものには「ゾンビアリな学園モノ」といった情報がきちんと明記されているので、事前に情報を調べないような層でもネタバレを踏んづける可能性は非常に高かった模様です。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。