ありがたいことに
「テンセントとスタジオディーンによる制作、そして日本のテレビでも放映されるというアニメ从前有座霊剣山についての反応は?」
という質問ををいただいております。
この所ゴタゴタしており後回しになっていましたが、今回はそれについてを。

「从前有座霊剣山」
(日本語だと「昔霊剣山があった」といった意味になりますかね)
はネット小説原作で、既に漫画化もされており今度はアニメにという流れのようです。またこの作品はテンセントの展開するIPビジネスの看板作品の一つ的な扱いになっているそうです。
中国で先月下旬に発表された際のニュースに関してはコチラの記事(中国語)などをご参照ください。

現在発表されている所によれば、来年初めごろに東京MXでも放映予定、中国の青少年向けアニメとしては初の日本のテレビ進出になるだろう……とのことです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「从前有座霊剣山」のアニメ化が決定!
日本のスタジオディーンによる制作、しかも来年日本の東京MXに上陸……らしい。

なんかスゴイことになったな……どうなるのか想像できん。

一応良いニュースかな。

えー……また日本上陸?雛蜂の悲劇を繰り返すの?

俺はテンセントが手掛けるという方が心配だ。原作ブレイカーの発動が予想される。

一応中国の特色あるアニメにはなるのか?期待していいのか?

自分はとりあえず様子見で。

世界で恥をかくのだけは勘弁な!

今回は「仙侠」系のジャンルだから、少なくとも日本のパクリだとか言われないんじゃないの?設定で重なる日本の作品はさすがに無いだろ。

ようやく日本のオタクが期待する中国風のアニメを見せてやれるわけか!

仙人ネタのために、中国の聖地に来る日本のオタが出現!

雛蜂とかを見ていると、ウチの国のアニメはそんなに日本上陸を焦らないでもいいとか思ってしまうんだけど。

雛蜂は日本進出のせいで日本でもウチの国でも叩かれ過ぎだ。

あれ、別に日本人に見せるとか考えなければそこまで悪いわけじゃないと思うんだけどね。日本の評価気にしないで国内向けに好きに作れよとか思ってしまう。

パクリ呼ばわりは回避できるかもしれないが、この作品のコメディ要素が日本でウケるかというのも心配だ。
この手のコメディ系って、国内ではウケても日本でウケるとは限らない。個人的には正統派の仙侠系作品の方が良いと思うが、そうなると今度はウチの国における人気が微妙になるからなぁ。

ところでみんな、この間発表された「影闘」のことは覚えているかな?

あれか……あっちも確か日本語版、日本進出をうたっていたっけ?
続報聞かないな。

こっちはテンセントの強烈な後押しがあるし、テンセント系アニメは既にあるから、さすがに作品がいつの間にか続報消失な展開は無い、と思う。

ウチの国のウェブマンガ、ウェブアニメだからな……
PVだけ制作とか、配信1年前から宣伝で本編開始前に既に疲労状態とかにならないか心配だ。毎日PVと予告だけで我慢しながら待つのも、それはそれでキツイ。

しかし日本のテレビ局で放映とか……なんかのフラグにしか見えないよ!

なんとなく「ブレイドアンドソウル」を思い出した。
あれって韓国系MMOが日本のテレビ局放映も活用して作ったアニメだったよね?

漫画の方はわりとネタ描写やお色気フェチ描写もあったからアニメのクオリティ次第では日本でもいけなくはない気がする。

こっちのネットでは大丈夫でも、日本のテレビだとアウトだと思われるケースもあるからな。

小説の方は後半グダグダだけど、前の方は面白いからね。

後半考えなければ名作なのは同意。アニメ化はそこまでいかないだろうというのも好材料か?

あと本編が出来ても、毎月一話の十数分とかになる心配が。
子供向けのように毎日15分とかはなかなか実現できていないのが現状だ。

実際、放映時間はどうなるんだろうね。
ウチの国の習慣だと15分で毎日配信とかだが、日本のテレビでは1週間1話の30分だろ?15分も無いわけではないが……

てか日本のアニメ会社は他の国の作品てがける余裕あるの?国内の作品でさえアニメ化終わってないくせに。

わりと本気で金だろ。テンセントは特に金持ってるし。
あと完結していないアニメの続編が作られないのは、権利の問題やアニメ化しても赤字になる可能性が高いからというのもよくある原因だぞ。

俺はこれ、国内のアニメ会社が実力不足だから外国に援軍を頼んだようにも見えるんだが。

実際、その見方も間違ってないと思うよ。3DCGやflashアニメはともかく、2Dベースのアニメを作る場合、ウチの国だと安定したクオリティで量産できるスタジオがかなり少ない、そもそもカット描ける人間どんだけいるの?レベルの話になるし。
「漫画の絵のままアニメ化」するのはウチの国だと厳しいのよね。
そして今はIPビジネスが盛り上がっていて自前の作品をアニメ化したい所は多いから供給不足なのは確かだろう。

しかしスタジオディーンか……不安になるな。
Fateの旧作作ったところだし、最近の当たり作品は女性向けが多いようだし。

うむ。自分も旧作版のFateと最近のUBWを比べて見た記憶もあるから不安だ。
ディーンによる謎の崩壊とオリジナル要素がどう影響するのか……

制作がテンセント主導なのディーン主導なのかも気になるが、ディーンがどういうアレンジをしてくるかも怖いね。既にFate厨はこの情報に恐れを抱いている状態だし。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク的には期待半分不安半分のようですね。

それから、以前の記事でも少し触れましたが「雛蜂」が日本の2ちゃんで
「中国らしさが無い」「日本のパクリにしか見えない」
だと叩かれたという話がちょっとしたトラウマになったりもしている模様です。

中国オタク「我が国のアニメは中国的な要素、中国独自の要素を入れないと評価されないように思うが、どうすればいいのだろうか?」

ここ最近は中国の動画サイトが日本のアニメの配信から、自社IPコンテンツのアニメ化にシフトしているという話がありますし、実際私の方にもこの作品に限らず、日本のアニメスタジオを起用しての中国国産作品のアニメ化の話が聞こえてきます。
今後もこういった形で制作される作品が発表されていくかもしれませんね。

ただ現場の方ではまだまだ難しい所があるらしく、特にスケジュール管理で苦戦しているとかなんとか。日本のスタジオやアニメーターに仕事を発注するにしても、中国側の上の無理難題と下のグダグダ、更には発注先との交渉や調整など、問題は少なくないというか現在進行形だ!なんて話も聞きます。

何はともあれ、中国の娯楽産業においては屈指の資金力とQQなど独自のインフラを持ち、オタク界隈においても非常に強い存在感を持つテンセントが作るアニメですし、今後の展開もイロイロと気になりますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


今回紹介させていただいたやり取りに出ている「影斗〜SHADOW」について
中国オタク「国産アニメであっても、俺達向けじゃないとそこまで嬉しいわけじゃない」