ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

アニメや漫画、ラノベなどに出て来る日本人系の名前のキャラは、普通に漢字表記で輸入され中国オタク界隈に広まっています。
しかしその手のキャラの名前は独特な漢字の組み合わせになっていることも多く、その辺りに関して個々の漢字の意味は分かるだけに、逆に引っかかってしまうこともあるようで、日本人系のキャラの名前の解釈に関する議論が行われたりもしています。

先日中国のソッチ系のサイトでは
「なんとか院という名前」
に関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


鳳凰院とか花京院みたいな、「なんとか院」って名前は日本だとカッコイイ名前なの?キャラの名前を見ていたら、なんだか気になってきて・

何とか「小路」や、何とか「条」みたいな類の、日本の感覚を反映した二次元におけるお約束の名前って所では。

いや、そこまでは何となく推測できているんだよ。
だが具体的な所にが分からなくて……

ウチの国の医院や法院、科学院や国務院とかの使われ方とはなんか違う感じだよね。

日本語で医院はそのままだし、日本の政府機関が衆議院だからその使われ方も間違いなくあるはずなんだけどね。

日本人にとっての「院」付きの名前って、こっちの「劉家」的な名家、有力者的なものなんじゃないかと。有力者の名前が来て、関連企業と言うか派閥と見做されるような。

でもそういうのって単に強い力を持っているだけだろ?家系的な物は今の時代には無いし、なんだか違う気がする。

仏教関係、文化的なイメージがあるんじゃないかな。日本では出家した人間が院の付く名前を名乗っている。

寺院の名前からとった姓とかじゃないの?
明治維新で日本の庶民はいろんな名字を勝手に名乗ったが地名や建物からというのも多く、当然寺院からというのもあったはず。その時に寺院のイメージが重なり、それが現在にも影響しているとかじゃないの。

でも何とか「寺」といった名前には院ほどの特別さは無いようだが……

貴族的な響きが有るとかじゃないの?
この手のキャラ名ってのはノリやイメージでつけるもののはずだし、あまり深く考える必要は無い、はず。

院って女性につけるなんかの号じゃなかったっけ。

死んだ女性に付ける法号じゃなかったっけ?

いや、それは違う。
男女で違うのは最後につく「居士」と「大姉」だ。「院」自体は男女どちらでも使われる。
ただ院が付くのは基本的に寺院や社会に貢献した立派な人物とされるから、「院」が付くのはスゴイ人物だというイメージはあるはず。
あ、でもこの仏教関係の「院」とキャラ名につく「院」は別物か……?

皇族に多い名前だし、そういうイメージは間違いなくあると思う。
源氏物語を読んでみれば何となく分かるかと。

上皇が院の付く名前を名乗っているし、その辺のイメージから来ているのでは。

白鬼院とか、たぶん現実に無いだろうなーという姓でも「院」で形を無理矢理整えて成立させているように思う。あと供奉院とかはなんだか妙に良いと思った。

日本の「院」のある名前で一番スゴイことになっちゃっていると思ったのは鬼龍院。

鳳凰院凶真という名前で使われていることから、中二病的なカッコ良さは間違いなくあるんだろう。鳳凰山とかじゃなくて、鳳凰院にしているわけだしな。

あとは天上院とかも。

でも、ある種の中二病的な面が強いとされる「少女革命ウテナ」では天上ウテナなんだよなあ

欧陽や慕容といった姓に対して俺達が感じるイメージに近いものがあると思う。

メアリー・スー的な響き、印象を受ける名前ってことか。

ウチの国の武侠小説で復姓だと高貴なキャラみたいな扱いになり易いが、アニメや漫画の「院」にも似たような印象を受ける。

三千院や四楓院や殺生院を見ると、何となく分かるな。

安心院とかはどうなの?

あれは日本語の読み方が特殊だし、西尾維新キャラだからストレートな使われ方ではないし、特殊な例なんじゃないかな……

日本語発音の読み方の方が先に意識される優曇華院とか、清凉院流水みたいなもんか。

院の付く名前だと真っ先に来るのが花京院や伊集院なんだが、やはり高貴な血統のある金持ち的なイメージなんじゃないかな。

この手の「なんとか院」に関しては、現実の日本社会では珍しい、特殊な印象を与える名前だけど、名前で簡単に特別な印象を演出できることから逆にアニメの中では多用されるようになって、例えば「小鳥遊」のように「アニメの中ではよくある姓」とかになっているのだと思う。



とまぁ、こんな感じで。
妙に詳しい人もいるようですが、中国オタク的には中国で普通に使われる「院」のイメージに引っ張られたりもするようです。

こういった日本人キャラの名前のイメージなどに関しては、なまじ漢字の意味が分かって、日本に関するある程度の知識もあるだけに、微妙に分からないことによるもどかしさのようなものが出て来てしまうのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。