ありがたいことに
「霊剣山のアニメ、日本で放映されているバージョンやその反応について中国ではどんな感じなのでしょうか?雛蜂の時には妙に気にしていたように思いますが」
という質問や、ネタのタレコミをいただいておりますので以前の記事に続いて、また霊剣山についてを。

先日第二話も配信され、中国のネットでも日本語版の配信が始まっているそうで、日本の反応も含めてイロイロと話題になっているようなので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


霊剣山、日本での反応はイマイチな模様……

やっぱそうだよなあ。作画崩壊をはじめとした問題が分かり易い形で噴出しているし。方言、声優で賛否両論レベルな中国語版音声による話題も、日本語版だと無いだろうし。

日本では十年以上前のレベルだと言われている。まぁ他のウチの国の国産アニメからも見下されるレベルだしな。

アニメしか見ていない自分のような人間もちょっとついていけない。メインストーリーの中で頻繁にネタやデフォルメキャラを挟み込むから、どういう方向の作品なのか分からなくなる。

銀魂っぽい方向になるかと思ったが、銀魂に比べるとかなりゴチャゴチャしているな。原作は確かにしょっちゅうネタが入るが、アニメのペースで進み声も入ってという感じだと意外に厳しい。

全般的に予算不足という印象。

ディーンが今期他に手がけている作品もタイヘンなことになっているし、発注先を間違えたとかなレベルの案件なんじゃなかろうか。

日本だと作画崩壊以外に、理解できない部分仙侠系の基本的なお約束設定の知識が無いから、説明不足に思われているらしい。

だって、中国人の私でさえ追っかけるのやめたし……原作党以外は退屈なストーリーになってしまっている。面白い回が出たらまた見るわ。

ネット小説に慣れていればそんなにキツイと思わんがな。
私も原作読んでないけど、ストーリー自体は楽しんでいる。

原作党でも切った人間がここにいるぞ!
少なくとも序盤は面白かったはずなんだがなあ。

漫画の方を元にすればいいのに……小説からそのままじゃイメージがわかないだろう。

既にあるマンガの方をベースにしろ!という声も多いが、第一話の試験の部分とかわりと漫画そのままだったりする。その辺の資料は日本側にも伝わっているんじゃないだろうか。もっとも、それであの出来なわけだが……

難しい話だ。
分からなければ原作読めというのは不親切だし、日本だと更に難しいし。
あれ?ウチの国のオタクが苦労していることを、日本のオタクは今体験しているのか!?

国産アニメだし爆死とかは勘弁。
雛蜂よりは前進しているという事でどうにか……

別にそこまで悪くないだろ。こんなもんじゃないの?
作画崩壊とは言っても、別のアニメにだってある話だし、根本的な問題や、絶対に批判すべき所となんかも存在しない。あんまり文句ばかり言うなよ。

流れているキャプ画像によればニコ動の評価は、とても良かった23%、まぁまぁ良かった11.2%、普通23.7%、あまり良くなかった18.5%、良くなかった23.2%だった模様。
この数字、どう見るべきか……

良い悪いで半々くらいじゃないか。確かに悪い所もあるが、良い所もあると評価されている、悪くない数値じゃないの?

いや、ニコニコ動画だとまともな新作は普通以上が優勢になるんだよ。この数字は悪い方に入るな。いつぞや話題になったニンジャスレイヤーよりはマシ……とかかな?

思ったより良かったという反応もあるし、タダでの配信ならそれなりに見る人間いるんじゃない?

日本人はストーリーの随所にネタが挟まるのに戸惑っているみたいだな。
でも原作は全編にわたってこんな感じというか、真面目なパートは少ないというか……このノリが通じないとなると、日本向けも含めた展開に関する原作の選択を誤った面もあるのかなあ。

この作品の脚本ってどうなってんの?
全部日本側で制作だよね?日本側で作ったのに日本人が困惑するってどういうこと?それとも中方の作ったベースとなる脚本とかがあるの?

笑う所はココ!ツッコミ入れる所はここだ!みたいなのが最近の国産アニメには多いんだが、考えてみれば日本のアニメとはノリが違うな。
銀魂とかも頻繁にネタを入れるが、強引さやメインストーリーぶった切ってというのでは無いし。

作画に関して考えなければ第二話は、第一話に比べて随分と良いんだがな。

同意。第二話は第一話よりかなり良くなった。このクオリティを維持して欲しい。

しかし第一話がアレだったのは痛いな。第二話ではそれなりに持ち直しているんだが。三話まで見て判断してくれる人が多いことを祈る。

正直、二話で少し良くなってホッとした。
イロイロとアニメに向いていない気もしてきた作品だが、自分の知っている国産作品が日本でテレビアニメ化なんてのは自分がオタクになってから初めての事件だし、まだ追っかけるぜ。

日本の反応を見ると、おかみさんに関しては比較的良いと思われている模様。あの辺りもストーリー展開が速すぎるのでどう受け止められるのか心配だった。

そう言えば王忠とかアニメだと妙に優遇されているような気がするが、どういうことだろう?アニメの演出において序盤に便利そうなキャラだからとか?

日本はああいう裏切りキャラが好きなんだろ。国自体がそんなもんだしな!
いやマジでアニメの出来から勘繰りたくなるわ。

第一話で話題をダメな方にかっさらった崩壊ぶりも含めて、第二話はかなりマシになった。

ウチの国でまだ燃えているCV問題の方が作画についてよりめんどくさい気がするわ。他に心配なのはストーリーかな。

ストーリーに関しては自分も不安だ。二話の時点で既にその前の部分をかなりバッサリと削除している。

日本のラノベに比べるとウチの国のネット小説のストーリーをうまくアニメ化するのが難しいと実感するね。ラノベでも原作党が「ストーリーが削られた!」とよく文句を言っているが、明らかにそういうのより大きく削っている。

ウチの国のネット小説って文字数が多いほどイロイロな面で強い傾向があるから、時間やコストに明確な制限のあるアニメの原作としては、日本のラノベに比べてアレンジにかかる手間が大きいのかね。

日本のラノベは1冊が日本語で十数万字程度、中国語にすると三分の一程度になると考えたら、分量的にネット小説だと門派に入門する部分でさえ終わらなそう……

でも十数万字程度じゃウチの国のネット小説だと勝負にならない。わざわざ新作探しに行くマニアならともかく、普通の人間はその程度の文字数じゃ読む気にならん。
そして原作党が求めるのは全てのエピソードのアニメ化だから……難しいなあ。

まぁなんだかんだで第二話の出来はマシになったし中国語の演技も悪くない。日本語版より良いと思うくらいだ。
OPとEDも良い感じだし、この調子なら第一話の時ほど先行き不安な気分になることはなさそうだ。



とまぁ、こんな感じで。
第一話の時に比べるとガッカリ感は薄れてきたようですが、中国の作品の日本でのアニメ化に関するハードルについて意識されるようになったりもしている模様です。

それにしても霊剣山のアニメを見ていると
「日本の感覚で見た場合、説明が必要な部分」
「中国のネットなどでは特に問題の無いやり取りや用語でも、日本語に直訳したりカタカナ言葉にしたら引っかかる、言い回しを考えないといけない部分」
「日本で確立されている中華ファンタジーのイメージで見た場合の、玄幻作品への戸惑い、引っかかり」
といったものが見えて来たりするのでイロイロと面白いというか、意外な勉強になりますね。

ちなみに、霊剣山の所々で唐突に挟まれるギャグやパロネタですが、
「あれは最近のネット系の作品では普通の範囲です。ああいったネタを入れるのがわりと許容されます。あれが面白いと思う人もいるんです。でも日本語にして、日本のアニメでやったら寒いですかね!」
という解説を教えていただきました。

そう言えば前回の記事で紹介した「侍霊演武」も「霊剣山」ほどではないですが、そういうのが唐突に入って来てかなり戸惑った覚えが……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。