ありがたいことにネタのタレコミ&質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

最近の中国ではweb漫画が盛り上がっていますが、配信されている作品はカラーの作品も多いそうです。また、日本の漫画に接するルートも書籍や雑誌ではなくネット経由という人が増えており、現在の中国オタク界隈では
「漫画はカラーがいい」
といった人も増えているとかなんとか。

中国のソッチ系のサイトでは
「漫画はカラーじゃないと」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


カラーじゃない漫画は見たくないという人、多いよね。

それ俺だ。
脳内補完能力が微妙だから、カラーじゃないとダメ。モノクロは疲れるんだよ……

自分は白黒で描かれた漫画の方が好きなんだがなあ。

アニメで見る分には問題無いんだが、モノクロの原作漫画を読む気にはならないわ。

アニメはいいけど漫画は……カラーじゃないし……というのは俺の知り合いにもいるな。

私も昔はカラーの方が好きだったけど、今は漫画も同人誌もモノクロの方が好み。カラーだとなんか足りない所というか、制限みたいなものを感じるようになってきて。

白黒での描画だと脳内で好みの色に着色できるからね。補正がでかくなる。

上手ければカラーだろうがモノクロだろうが関係ないと思うが、そうじゃない作品も多いしな。

香港やアメコミのカラーとか素晴らしいのもあるけど、それをすべての作者に要求するのは難しいというのも分かる。

自分だと……例えば「ジョジョの奇妙な冒険」はカラー版ならいいけど、モノクロ版だと読む気にならないかな。

同人誌だったら白黒でもOK。

俺は同人誌はやはりカラーじゃないと……

自分も同人誌はカラーじゃないと嫌だな。あえて白黒を買う気にはならん。

中国のサークルが出すのは画集が多いし、カラーじゃないと売れないよね。
だがストーリー重視で日本の同人誌を探すと基本的にモノクロを選ぶしかなくなるんで、自分はモノクロでもOKだな。

私は「To LOVEる」はカラー版で見る人間だが、単行本のラフ画も良いと思っている。結局は好きな方で、好きな作品を見ればいいんじゃないか。

基本的にカラーの方がモノクロより良いのは間違いないだろう。

同意だ。画力が同じならカラーの方が優れている。白黒テレビとカラーテレビの差みたいなもんだよ。

確かに同じ条件ならカラーの方が良いとは思う。
だが国内の作品を見ていくと、カラーを使いこなせていない作品もわりと……

漫画に関しては現実を映すのではなく、絵を描くものだからフルカラーが絶対的に優れているとは思わん。特殊効果のようなもので、考え無しに使い過ぎると作品が微妙なことになると思う。

上手なカラーなら大歓迎なんだけどね。
そう言えば俺がずっと読んでる作品がカラーに移行した当初はヒドイことになった……その後作者が慣れたのかカッコ良い感じにはなってくれたんだが。

今のウチの国は漫画はPCやスマホで見るものだから、カラーの方が強くなるのは当然かも。海賊版漫画の時代は印刷コストがそのまま出ていたけど、PCだと印刷コスト関係ないし、競争する上でもやらないわけにはいかなくなってきている。

描く方はカラーだと手間が増えるんだけどね。
いや、PCで描けるから手で書いていた昔に比べれば格段に楽になっているのは承知しているよ?でもカラー処理で工程が増えるのも間違いないんだ。

昔はモノクロで描く場合でも紙にペン、それからスクリーントーンが……
特にスクリーントーンはヤバイ。手に入らない、手に入れるにしても高過ぎる。

今の時代、商業作品を一人で描いているわけじゃないんだから分業でなんとかなる。モノクロに加えてカラー担当するアシスタントを増やせばいいだけだ。

お前、CGの塗りで印象が全く変わるの知らんな?
塗りは塗りで別のスキルやセンスが必要になる。それに人を雇うとコストがかかるんだぞ。

自分の場合、国産漫画だとやはりカラー優先で見る作品決めてしまうかな。

自分の好きになった作品は白黒の漫画ばかりなんだが……今の時代難しいのかな。私もカラーにも良い作品が有るのは知っているけど、少し寂しい。

カラーは良いんだけど、グラデーションや影のつけ方がヘンで妙な印象になっている作品もあるのがな……

ちゃんとやるなら範囲指定してベタ塗りってわけにはいかんからね。でもそういう問題のある作品って、白黒にすると更にヒドイことにならんか?

一番大事なのは漫画が面白いかどうかだけど、色塗りのスキルが微妙で作品の印象もヘンな事になる作品はあるね。もちろんその逆も。

モノクロでもカラーでもいけるけど、見ていて楽なのはやはりカラーだなあ。

モノクロの場合、読者に要求される想像力というか脳内補完能力が高めなんだと思う。読む方に慣れが必要だ。てかこの辺りで年齢がバレるな!

ああ、言われてみれば……!
モノクロに関する抵抗感の有無は年齢がばれる話題かも。



とまぁ、こんな感じで。
漫画がカラーじゃないと積極的に読む気にはならないといった方も少なくないようです。
最近の中国では国産のweb漫画はカラー系の作品が多くなっているそうで、モノクロ系の人気作品も存在するものの多数ウケするのはカラーだという話も聞きますね。

一昔前の海賊版時代と違って、現在の中国オタク界隈では漫画の影響力が随分と小さくなっていますし、視聴者の多いアニメと比べてしまうと漫画を読むのは少数派になるのも確かです。

また、以前中国関係の仕事をされている方から
「辺境地区出身で全く漫画に触れた経験のない人には漫画の読み方が分からない人もいた」
という話を聞いたこともありますし、
日本の漫画に触れる機会も変化してきている昨今の状況では、
「日本の漫画の伝わり方」
といった点に関しては昔と比べて難しくなってきているというか、日本の漫画のフォーマットが抵抗なく受け入れてもらえるものではなくなってきているのかもしれません。

今回のやり取りを見ていると、コストや手続きなどの問題をクリアできるなら中国向けにカラー化した漫画の展開を増やしてみるのも一つの手かもしれないなどと考えてしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。