ありがたいことに
「中国にも新海誠ファンがいるという話を聞きますが、『君の名は』の人気について何か反応はありますか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

日本のメディアのニュースで中国ウケしそうなものが随時紹介されていますが、
「君の名は。」

の好調っぷりもコチラ(中国語)などで紹介されたりしているようですし、中国オタク界隈にも情報が入っている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「君の名は。の興行収入がスゴイらしい」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(ネタバレ的なレスは避けるように気を付けてはいますが、一応お気を付けください)


「君の名は。」の人気、なんでこんなことになってんの!?
日本の映画で週間観客動員数トップが続いてもう60億円とか、そんなにスゴイ作品なのか!?

なんか本当に人気爆発という状態らしいな。
新海誠作品ということでもちろん自分も期待はしていたが、大当たりするなんて全く予想していなかったよ。

リア充に受けているという評価を聞くが。

実際に見た人によればクオリティはさすがの新海誠らしいが、なぜ今回はこんな数字になってんだ?新海誠がこんな数字を出せるという予想は無かったよね……?

日本のネットの評価サイトではかなり高い評価の数値で推移しているみたいよ。

俺は日本に留学していたことを感謝する。これはまさに神作だ!

どんな感じの作品だった?
「秒速5センチメートル」みたいになんか難しくて美しい画面の作品だったりするの?
ネタバレなしで教えてください!

今回はかなり一般向けで、しかも終わり方もスッキリするようにしてきた印象だ。良い意味で大衆向けで、オタク向けじゃない。
しかし良い作品だとは思うが、大ヒットの理由は私にもよく分からん!

「秒五」みたいに見る人や見る時期によって解釈や印象が変わる作品ってわけでもないし、恋愛鬱系中二病感が漂うわけでもないね。新海誠の過去作品と共通する良さもあれば、新しい手腕を見せて来たことによる良さもある。

うーむ……新海誠の作品はマニア向け、含蓄のある作品を求めるオタク向けだと思っていたが今回は違うのかな?とりあえずこんな数字を叩き出した凄さを喜んで、作品については見るまで判断を保留して楽しみにしておこう。

日本ではジブリやディズニー以外でこれだけの数字を出せたアニメって無いはず。まさか新海誠が日本のアニメ映画の歴史を変える事件を目にすることが出来るなんて……

これって興行収入100億円超えるんじゃないか?

何言ってんだ。マニア向け初動の作品なんだから無理に決まってる。既に勢いが鈍っているし70億行くかどうかんも怪しい。

夏休み終わってから勢いがどの程度持つかは分からないが、今年の日本の映画界の興収トップの最有力候補になったのは間違いないよ。
ちなみに100億円超えると日本映画の歴史を通じての興行収入ランキングに入れる。

100億超えたら歴代10位以内に入るみたいだね。
しかし十年以上アンチの批判にも耐えながら新海誠ファンを続けていてよかった。新海誠監督の作品が広い世界で認められるなんて!

新海誠ファンを続けるのはつらかったよな……だがこんな最高の形で新海誠作品の名が出るなんて本当にスバラシイ!

新海誠ファンは古い人間が多いし、10年近くファンをやっている人も珍しくないからなあ……自分も中学の時に「秒速5センチメートル」に出会って以来だからもうすぐ10年になるな。

ネタでは無く新海誠は宮崎駿の後継者レースの有力候補に躍り出たんじゃないか?

初動の盛り上がりだけじゃないようだし、日本では口コミで広まっているようだしネットの評価も高い。大作映画によくある誇大宣伝で盛り上げるような作品でもないから人気は長く続きそうだ。

細田守作品とは宣伝活動の差があるだろうし、「君の名は。」の流行り方、情報の広まり方については自分も興味あるわ。

深夜枠くらいでしか宣伝していないだろうに、なんでこんなに人気になったんだろう?口コミの影響が日本ではそれほど大きいということなのか?それだと初動の凄さがよく分からないが。

業界人が評価しまくってそれを聞いたオタクが大集合して評判がどんどん高まっているとかじゃないか?
ただそう考えた場合、一般層の伸びを期待できないという見方もできるから観客動員数の更なる伸びは難しいかもしれない。

日本のテレビでは結構宣伝しているぞ。上映館数も300弱と「言の葉の庭」の10倍以上だし、宣伝面で細田守作品と比べて大きく劣るってレベルではないはず。
コラボ商品も出ているから、本気で一般向けに売ろうという背景もあったんじゃないかな?

かなり多くの、旧来の新海誠ファンとは違う層が評価している、見に行っている節がある。
それにここ最近の間で日本のオタクが評価して話題にしていたのは庵野秀明の「シン・ゴジラ」の方だ。いったいどういうルートで人気が爆発したんだろうな。これまで新海誠作品は見てもらうまでが大変だったのに。

とりあえずBD予約の心の準備はしておくとして、ウチの国でも上映してくれないかねえ。

国内の映画館の上映や動画サイトでの配信の可能性に関してはどうなんだろう?「言の葉の庭」は楽視が正規に有料配信してくれたけど。

国内に入ってくれるなら絶対に応援する!

これだけ売れるなら、国内で権利買おうとする所も出ると思うんだが……

いや、なんかわりと否定的だぞ。スクリーンでのは難しいという話も出てる。
日本のアニメなら「国民的レベル」の大作じゃないと……ということで手を挙げる所が無いとかいう話も流れている。

既に違法アップが出回っちゃってるのがね。
その結果どんどん国内上映が遠ざかる。
俺は新海誠の映画をスクリーンで見たいのに……!

なんでそういう連中は、違法アップロードを見るたびに、動画のアクセス数が上がるたびに正規ルートが遠ざかっていくのが理解できないのか。

フォーラムではもうすぐ入ってくるという希望的な意見も多いが?

宮崎駿のようなブランドでもないし、恐らく細田守の方がウチの国では実績ありと見られるんじゃないかな?
過去に正規ルートで入った「言の葉の庭」が盛り上がらなかった前例があるのも痛い。

国内上映に関しては中国側が多数手を挙げて、それに乗じて日本側が値を釣り上げているからなかなか決まらないという話も流れている。実際どうなんだろうなあ。

うまくいけば年内だ!というのと無理、絶望!の両極端なんだよな。
日本でこれだけの興行成績になったんだから、ウチの国でも動きがあると信じたいが……

国内上映で、映画館のスクリーンで見れるなら自分は何回も通っちゃうね。



とまぁ、こんな感じで。
さすがに日本における宣伝事情までは伝わっていませんし、これまでの中国における新海誠監督作品の評価のイメージとあまりにも違う数字に驚いている人も少なくないようでした。

中国オタク界隈ではその黎明期から新海誠監督ファンがいましたが、中国オタクの活動が活発化し規模が拡大していく過程でどんどん埋もれていってしまった感もあります。

以前聞いた話によれば中国オタクの上の世代や、オタク業界に入った人間の中には重度の新海誠ファンもいたりするらしいのですが、若い世代の間では新海誠にハマる人はそれほど多くなかったそうですし、中国オタク界隈では商業的に成功する監督というイメージはあまり無いそうです。

実際、2013年に中国の動画サイト楽視が
「言の葉の庭」

を日本とほぼ同時のタイミングで有料配信を行った時も、それほど盛り上がらなかったそうです。
当時の話については過去記事がありますのでよろしければご参照ください。
アニメ映画「言の葉の庭」が5元で見れる、日本とほぼ同時の有料配信が中国の動画サイトで開始

そんな訳で今回の日本における「君の名は」の人気の情報は、細々と生き残っていたファンが驚きと共に息を吹き返すきっかけになっているような所もあるのかもしれませんね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。