ありがたいことに
「中国のネットの動画配信規制強化で、海外産ゲームの実況ができなくなると聞きましたが、どんな反応が出ていますか?」
という質問をいただきましたので、今回はそれについてを。

この規制ですが、先日中国の文化部の方から出た
「網絡表演経営活動管理辯法」
によるものです。中国語の全文はコチラの文化部のサイトをご参照ください。

このネットのライブ配信やユーチューバー的な活動も意識していると思われる規制ですが、「網絡遊戯」とオンライン要素のあるゲームも名指しで対象になっている上に
「文化行政部門による内容審査や届出の無いオンラインゲーム製品で攻略や解説をするネット動画はダメ」
となっていることから、様々なゲーム動画配信、実況が出来なくなるのでは……と不安視されているそうです。
そしてこれが来年の1月1日から施行されるということで、中国のネットではちょっとした騒ぎになっている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


文化部の出した新しい規制でゲーム実況が本格的に規制されそうだ。実況系の連中、ホントに壊滅ってのも有り得るか?

ネットの動画配信の無軌道っぷりの規制は予想できたが、ゲームも名指しで指定の範囲になるとは……

ゲーム動画配信ではGTAとかBFとかはダメになるってことか。
これまだ審査通ってなかったというか、通るかどうかも分からん作品だし。

ゲームの実況、プレイ動画見るのが好きな人間としては、ちょっと所じゃなく困るな……

また文化部の鎖国政策かよ。

年末や春節前後はこの手の規制をやってきて大混乱というパターンが多いが、今年はこう来たか。

しかし、動画見ている連中はショックなのかもしれないが実際の所、ゲーム機の方にはどの程度影響が出るのかね。
動画見ている連中は見てるだけでゲーム買わんだろうし。

steamとかのPC系に影響ありそうな気がするな。

文化部はどんどん規制の範囲を広げて自らの権利を強化する。レーティングを認めないのも、自分達の裁量の範囲を手放したくないからだ!

ゲーム機の方でゲーム実況やってる連中は休業でしょ。
残るのは国産か国内展開アリのネトゲ系くらい。

ウチの国のゲーム機に関知る規制はまだ続いているし、動画配信だけが好き勝手やれる時代が終わるのは時間の問題だったのだろう。

規制鎖国でまたしても愚民化政策か。もっともゲーマーの罵詈雑言なやり取りを見ると、遊ぶのと遊ばないのでどっちが愚民になるのか判断に迷うが!

我が国の枠組みでやる以上審査をしていない作品がどこかで弾かれるのは仕方がない。
私も審査のシステムに言いたいことはあるし、審査のシステムについて抗議するなら分かるが、審査なしでなんでもやらせろというのは暴論だ。

結局、テンセントが勝ち組になるな。

実際、他のゲーム会社からの圧力はあるんじゃないかな。
テンセントなんかは審査に対応しているわけだし、海外産ゲームも我が国で展開する上での対応をやっているのだから。

結局の所国産コンテンツ保護というか、コントロールできる国産コンテンツが好まれているだろうからなー

なんでもかんでも審査無しではダメとか、ウチの国は全世界のゲームを審査しないと気が済まないのだろうか。

問題は手続きにかかる手間やコスト、内容の委縮だよ。
中国国産ゲームが世界から取り残されてしまっているのは一昔前の規制が原因だ。ゲームと関係無い集金システムばかり上手く成りやがって。

これまで他のジャンルで行われていた規制がついに来たってことだろうし、一部のゲーム実況系が自重しな過ぎた結果でもある。

これ、実質的にコンソールゲームや一人用のゲームを締め出すことになる可能性も考えられる。
ネットゲームの定義の範囲がまだハッキリしないけど、国内に展開されている作品や許可取れてる作品を見るとオンライン対戦系のばかりになる可能性も……

そう言えばこの規制におけるネットゲームの定義がどうも分からんのだが、どこまで入るんだ?家庭用ゲーム機やスマホはどうなるんだ?

前に出た定義でネットを通じて伝播するゲームは全部入る。だからゲーム機もスマホも明確な対象だ。

ふーむ、審査なしとなると海外のゲームはダメ。艦これとかDMM系もアウトか。

ゲーム機系ゲームの実況やってる奴は失業か?
影響はどうなるんだろう。

実況者についているファンもいるし、大手のネットゲームは大丈夫だろうし影響自体はそこまで大きくないと思うが。

ネットゲームにしろ家庭用機にしろ国内向けバージョンのゲームか……つまらなくなりそう。

家庭用ゲーム機は国内向けバージョンがあるからまだマシだろ。steamでやってるヤツの動画は全滅だ。

家庭用ゲーム機も作品数的に死んだも同然なんですが……

ウチの国で開催されているe-Sports関係の作品はやっても問題無いだろうし、金が動く所は残りそうなのがなんとも。
この間のCHINA TOPの種目になった「DOTA2」や「CS:GO」、「クラッシュ・ロワイヤル」、「ウォークラフト3」なんかは変わらずいけるだろうし、他にも「LOL」や「オーバーウォッチ」なんかはそのままいけるんだろう。

今まで見逃してきたグレーゾーンで、多数派から文句が出ないだろう所を切り捨ててジワジワと規制をするいつものパターンに見えるが……

俺は正直どうでもいい。ゲーム実況動画は見ないし。

見る方としては今ある動画がどれだけ消されるかというのが心配だ。

遊ぶことに関しては特に変わらないのが反発するかしないか迷う所なんだろう。
ウチの国では正規ルートでは売れないゲームも、外国で買ったりというのが昔からあったし、最近はsteamで購入する人間が激増しているが、そっちのプレイヤーには直接的な影響は出ないようにも見える。

不安なのは、今後steamも禁止されることかな。そうなったら反発は大きくなる。

気が付いたらウチの国でもPCはsteamが強大になったからね。最初はギフトでやり取りしていたのが、いつの間にか買って遊ぶ人間ばかりになった。

steamに関しては定期的に大規模なセールもあるから安く買えるし抵抗を覚えない。
海賊版や違法ダウンロードする手間と時間とリスクを考えると買った方が良いし、最近はクラックするには腕じゃなくてマシンパワーの総当たりになっているから海賊版やってた連中の動きも鈍くなってるからな。

そんなに影響ないだろ。
全てのゲーム動画を文化部がチェックできるわけないし、通報して消してといういつもの流れになるだけだ。
それにウチの国の文化部は海外ほど厳しく取り締まらないぞ。海外にゲームダウンロードしたから捕まるなんてのは無いのだあら。

そりゃ全部消えたりはしないだろうけど、少なくとも大規模な盛り上がりは難しくなるぞ。動画がランクインしたら削除とか、検索で引っかからないようにしたりとかの対応は出るだろう。

遊ぶのは問題無いだろうけど、今までのように遊ぶ、見ることが出来なくなるだろうというのも間違いない、私はあまり楽観的には考えられないよ。
今の時代、ゲーム実況が占める部分ってかなり大きくなっているのも確かだから。



とまぁ、こんな感じで。
規制されるゲームの範囲が現時点ではハッキリしないというのもあってか不安を感じている人、いつもの規制だと諦め半分な人、それから実況動画に興味が無いので気にしない人など反応がイロイロと分かれているようでした。

またこの辺に関しては、中国ではゲーム実況的な動画がジャンルとして確立されかなりの再生数を稼いでいるものの他のジャンルとの交流があまり無いというのも影響しているという話です。
実際、とあるオタク系イベントでゲーム実況枠の人を呼んで盛り上げようとしたらアニメ視聴者、二次元枠の人が冷え冷えになってしまったなんて例もあるそうで……

それ以外にも、最近の中国ではPCでsteamなどを通じてゲームをする層とスマホでソシャゲをする層がハッキリ分かれてきているというのもあるらしく、ゲーマーという括りで見て判断するのは難しくなっているのだとか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。