ありがたいことにネタのタレコミ&質問をいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本以上に「ディスクの売り上げ」が作品人気、評価の指標として重視されているような所がありますが、それだけに最近のアニメビジネスや出回ってくる売り上げ関係の情報の変化についてはどう読めばいいのか戸惑う人も出ているのだとか。

特に直近の10月の新作アニメに関しては、
「ディスクの売り上げの上位を女性向けとされる作品が占めている」
ということが話題になっている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本では男ばかりの女性向けアニメしか売れなくなってるの?
近頃の男性向け作品は爆死してばかり、10月などはいよいよ上位が女性向けで独占状態だ。

確かにそういう傾向が出て来た感もあるな。
でも「ユーリ!!! on ICE」とかに関しては10月新作の中でトップを取っても不思議ではないんじゃないか?あれは普通に出来の良い作品だぞ。

こっちだと土豆が有料会員限定の独占配信だったからあまり伸びなかった気もするが、普通の男性向けサービス過多のアニメとは比較にならんレベルの良作だったよね。

最近の男性向けは良い作品がパッと目に付かない。アイドルアニメなんかも微妙な量産型ばかりだし、オリジナルはほぼ埋もれている。
ディスク販売の数字でもそれが出てしまっているのでは。

でも「リゼロ」とかでもそこまでディスク売れなくなってきているんだが……

以前から人気の印象とディスクの売り上げが異なることは珍しくなかったが、最近は人気作品がディスクでも人気っていうことの方が珍しくなってないか?

その辺りのズレを爆死呼ばわりしての作品叩きが横行していたような面も存在したが、近頃はあまりにも人気の印象と売り上げが違うから、爆死連呼も説得力が無くなってきているな。

商売でやってるんだし作る方もバカじゃない。
金を払ってくれるのは主に女性だから現在の新作アニメで流行しているのが腐女子向けもカバーできる比較的ライトな女性向けになっているんだろう。

BLっぽい解釈もできる程度であれば男性も見てくれるだろうからな。
最近だと男でも人によっては「ナンバカ」とかまでならいけるようだし。

最近も男性向けと思われるオリジナルアニメの出来自体はそんなに悪くないと思う。ここ数シーズンでも、それなりに面白い作品は出ている。ただディスクは売れないし、「ユーリ」と比較するのは少々厳しい。

結局は商売だ。市場が決める。
男性向けのお色気ハーレムアニメがあるのに女性向けのお色気逆ハーレムが許されない道理はないってことだな。

この一、二年程の間、いわゆる腐女子向けのアニメの方が平均的な質は高かったように思うんだけど。

そもそも、男性向けで女性キャラばかりの作品って、どこに刺さっているのか分からなくなってきているからな……こっちでも話題にならんし。

元々少年漫画って男性キャラが中心だったしヒロイン枠が拡大し過ぎた結果の揺り戻しなのかね。男性キャラだけでも、話が面白ければ男も見れるわけだし

腐女子向け的なレッテル貼られた作品が少年漫画原作でそもそも男性向けだったはず……というのもあるな。

私はキャラデザが極端に女性向けとかじゃなければいけるな。
ただ、最近はウチの国の国産アニメもわりと「女性向け」なキャラデザになっちゃっているのが不安だ。

そこは時代の変化によるものもありそう。
実写でさえも、今の時代の男性キャラに対して上の世代のおっさんが「女っぽ過ぎてキモチワルイ」とか言われちゃうわけだし。

これって、もう覇権だなんだはこっちの配信のランキングやコメント数で判断するしかないのか……?

それはそれで問題がある。こっちのランキングって「水分」が多い、多過ぎる!工作とかやりたい放題じゃねえか!注目度も再生数もコメント数もあてにならん!!

日本の売り上げの方がまだ信頼性があったわけだが、それもビジネスモデルが変化してくると……

配信による利益って発表されないか、意図的にぼかす形で流れるからね。ネット関係はどこもそういう所はあるけど。

私は「君の名は。」みたいな分かり易い、納得できる人気の形は本当に貴重だと思います!

男性向けの不調は近年新しい人気ヒロイン、分かり易くて特別、独自性のあるヒロインが生まれにくいといった所からも見て取れる。最近も「リゼロ」のレムとかが出たけど、他の作品の量産型ぶりはもう……

男性向けはなんか新作を放り込んで爆発させるのが厳しい環境になってきているように思う。平均的なレベル上がっているけど、個々の特別さは感じない。

姉系キャラに関してはこの数年はすっかり落ち着いてしまったし、最近盛り上がっているロリキャラに関しても受け手が疲弊している。現在は何だろう、学園系の百合か?

ウチの国はともかく、日本における百合のブームはかなり前じゃないか?
女性キャラばかりのアニメは目立つが。

百合とかオタクの中でもマニア向けだろ……
あと登場人物全部女性でマジメなストーリーでやったら、少女漫画系とか、女性向けにならないか?

今期のオタク向け作品でマトモだったのは京アニの「響け! ユーフォニアム2」だが、考えてみると京アニが作ってはいるが本来なら女性向け、男性にとってはマニア向けのジャンルになるんじゃないだろうか?

魔法少女も最近はダメだし、日常系も不作。アイドルも「ラブライブ!」の後追いはパッとしない。

魔法少女とか元々子供向けかマニア向けだし、日常系はあまり売れるジャンルではないだろ。今は男性向けアニメは「ラブライブ!」の一強状態。夏アニメがまさにそうだった。

最近は一般とまではいかないけどライトなオタクに広い範囲で刺さる題材が少ないのかもな。
ウチの国の公式配信の人気を見ても、上位は女性向けっぽいのか、分かり易い男性主人公のだね。「双星の陰陽師」とか再生数的には無茶苦茶強いし。

ストーリーが一般レベルの場合、男性キャラばかりのだけなら男女どちらの視聴者もそれなりに見るけど、女性キャラばかりだとそれだけで男女問わず一定の視聴者が離れるから、旧来の女の子だけの作品やその発展系の百合系は難しいんじゃないの?

確かにね。
ストーリーが面白ければ男性キャラだけでもわりと問題無い。純粋な腐女子向けって一般アニメではそんなに無いし、聖なる光が乱舞するお色気アニメのような露骨な作品にはならない。

男女関係無く笑い話にして語る際に、男同士のゲイネタは広い範囲で行ける。実際お前ら兄貴ネタ大好きだろ。でも百合はそうはいかん。

難しく考える必要は無い。元々オタクの世界では腐女子の購買力が圧倒的だった。それがアニメにまで来たってことだろう。

男女の購買力の差がここでも出るのか……

爆発力や人気の傾向に違いはあるが、オタクの場合は女性が男性より極端に金使うってわけではないはずだぞ。もちろん男性が女性より極端に金使っているわけでもないが。
コミケの割合くらいで見ておけばいいんじゃないか。

女性向けはファンの活動は長くなるが、商業展開は上手じゃない印象だね。最近は「おそ松さん」もすぐに萎んだ。あとウチの国では流行らなかったが「タイバニ」もいつの間にか消えていた。あくまで私の個人的な印象だが商業的には女性の方が移り気で飽きっぽいようにも感じられるんだが、どうなんだろう。

男のオタクの金を使う方向が変化したってのも大きいぞ。
ライブとかソシャゲに金を投入している。特にソシャゲはオタク向けがどんどん強くなっている。ディスクに対する消費が減るのも当然。

コンテンツは金に加えて時間というリソースの奪い合いでもあるからね。アニメは時間の奪い合いでソシャゲに対して不利になってきている。

アニメのディスクを買うのではなく、ソシャゲのガチャに課金して女の子引くようになってきているってことか……なんか分かってしまう自分がいる。

属性に萌えるだけならソシャゲの絵とボイスで良いって人も増えているのかな?
しかも最近のソシャゲはストーリーも強化され、奈須きのことかまで来ているし。

オタク向けのコンテンツのビジネスモデル、人気の核になるコンテンツというか、メディアごとの影響力の関係がいよいよ変わってきたということなのかなー



とまぁ、こんな感じで。
最近は中国にいても日本のオタク関係のビジネスモデルの変化を感じられるようになってきていますから、自分達の趣味がどうなっていくのかイロイロと考えてしまったりもするようですね。

中国オタク界隈では長い間日本のディスクの売り上げが人気のバロメーター的な意味で扱われていましたし、
「売れている作品=優れた作品」
的な方向による不毛な争いも頻発していましたが、作品の収益に関してどこを見ればいいのか分からなくなったりもしているようです。

実際、作品によっては私の方に聞こえてきたライセンス関係の収益っぽい情報と、ディスクの売り上げから来る収益の印象がかなり違っていたなんてこともちょくちょくありますしね。
もっとも最近は中国のアニメ配信ビジネスも更に変化しているというか、日本のアニメに関するバブルが弾けて以降の再編が加速している感もありますし、それに加えて世界規模でアニメのライセンスの扱いも変化しているので、配信に関してもいよいよ「作品の収益」というのがパッと見では分かり難くなっているようにも感じられますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。