ありがたいことに
「中国のオタクも歳をとった人が増えだしていると思いますが、好みの変化や世代間の感性の差のようなものは出ていますか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

近頃は中国のソッチ系のサイトやコミュニティでも、男女や世代などの要素による好みの傾向の違いがハッキリと出て来ている印象も受けます。

今回は中国のソッチ系のサイトで比較的年齢の高い人が多いと思われる所で行われていた
「昔は見る気がしなかった子供向けアニメが最近では面白くなってきた」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


いつの間にか子供向け作品の方が面白く感じるようになってきたんだが。
ここしばらくの間でウチの国で正規配信されている日本の子供向けのアニメを見るようになってしまったんだが、それが意外にも面白い。特にプリキュアなんかは各シリーズを一気に見てしまった……
オタクを長くやっていて、こんな感じになった人いない?

歳を取ったら逆に子供向けアニメが面白くなる?

歳を取ると中二病的なノリがダメになるという話は聞いたことあるが、子供向け作品が面白くなるというのはどうなんだろう。

分かるような分からないような微妙な所だな。
プリキュアのような子供向け作品に関してはオタク界の評価が10年前とはかなり違うし。

昔は子供向け作品は見る価値なし、含蓄のある大人向けのアニメ(今考えたら幼児向けではないが青少年向けで、完全に大人向けでは無いような)こそが良いアニメ!みたいな感じだったからな。

誰しも子供向け的な作品の要素を拒絶したがる時期ってのはあるからね。
「良い作品はどんな年代の人が見ても面白い」なんて話もあるけど、特定の中二病時代だけウケない作品もあるのではないだろうか。

でも子供向けアニメとディズニーアニメの扱いの差は大きいよね。

ウチの国は子供向けアニメからオタクになる流れが少ないからね。
子供向けアニメがずっとオタクの重要ジャンルとして君臨している日本とは価値が異なるのは当然。
ただ作品を楽しめる感性になると……どうなんだろう。オタクの間での評価とは別に、個人の感性や評価基準の変化もあるわけだし。

自分も毎シーズンの新しい作品についていけなくなって、気が付いたら毎年の新しい子供向けがメインになっているような気がする。「プリパラ」とかも好き。

それっていわゆる萌豚になっているってことじゃないの?
キャラ萌えとか子供向けアニメで萌えれるようになって、ダメになっている過程では。

自分も昔は「エヴァ」や「鋼の錬金術師」とかのハードだったり鬱だったりな要素のある作品を評価していたし、一般向けのアニメを下に見ていた。
でも社会に出てからはいつの間にか「メイドラゴン」みたいな萌えアニメを中心に追っかけるようになった。私も何れ子供向けを追いかけるようになってしまうのだろうか?

仕事をするようになってからは鬱な話は厳しくなるからね。
疲れている時に見るもんじゃない。

オタクを長いことやっていると様々な蓄積ができるし、似たような設定や展開だと意識するようになってしまう。そんな時に子供向けのアニメに出会うとハマってしまう!私は実際にハマった!
元々日本の子供向けアニメってストーリーも作画もしっかりした良作が多いから、「子供向け」に対する抵抗感さえ無くなれば普通に楽しめるよ。

子供向けアニメにハマるとか、順調に萌豚化しているな……良いんだか悪いんだか。

俺も長いことオタクやっているけど、そこまではいってない。子供向けの良さは分からんというか、あえて見たいとも思わない。

子供向けアニメにハマる、おっかけることが萌豚になることなら自分はそれでいい、いやそれがいいや。

萌豚の使い方違わないか?
萌豚はエロ寄りな扱いで、子供向けアニメにハマるなら萌豚呼ばわりより大きなお友達呼ばわりの方だと思うが。

わりと誤解されている気もするが、萌豚と大きなお友達は方向性がそれなりに違う。
萌豚は主に深夜アニメなどオタク向け要素の強い作品におけるキャラ萌えの過激化、大きなお友達はいわゆる「子供向け」アニメにハマっていることを指す。だから「プリキュア」など子供向け魔法少女や特撮系作品のファンが大きなお友達だし、極論すれば「メイドラゴン」のカンナに萌えるのは萌豚化の一種だな。
もっとも例えばプリキュアのキャラに対する強烈なキャラ萌えを感じていたら、それはそれで萌豚と言っても良い気はするが!!

全ては循環しているのだよ。みんな、オタクになる前はテレビアニメを見ていただろう?学校から帰ってきてテレビをつけて、そこでやっているアニメはなんでも見ていたはずだ。

そこからオタクになって、また戻る……というわけか?
それはともかく、歳を取るのと仕事が忙しくなるのとで見るアニメが変わるってのはある。私も、私の知り合いも追いかける作品や評価が5年前、10年前とは変わっている。

「NARUTO」や「ONE PIECE」のようなライトな層が見るアニメ、人気あるけど分かってない連中が見る含蓄の無いとアニメとか言われるようなアニメって、仕事はじめて忙しくなると「そういうのが良い」という感じになったなー

同感だ。自分は「NARUTO」もついにアニメ終わっちゃったし、次は何を見て過ごそうかと悩んでいる。

私は10年前だとアニメは普通に見ていたけどオタクとかを意識しては無かったな。
その後オタクになって、見る作品の数は増えたが楽しめる範囲は狭まっていたような気がする。昔はテレビでやってるアニメが全てだったが、許容範囲という点ではかなり広かったのかもしれない。

でも子供向けアニメって、今の普通にアニメ見ている層、大学生から20代くらいにとっても微妙なままだぞ。
同僚に子供向けアニメ薦めても理解してもらえない。

対象年齢が違うし、それはそれで自然な反応だろう。
問題はウチの国ではオタクになると、子供向けアニメをバッサリやり過ぎる所じゃないか?
ウチの国は日本で言われている「大きなお友達」が極めて少ない。良いのか悪いのかは知らんが。

10年以上オタクやっている自分は、プリキュアが好きでも気にしない。何の問題も無い。

でもウチの国では昔の、10年くらい前のオタクはプリキュアとか全く評価していなかったよね

最近自分の感性が古くなったのか、それとも楽しめる範囲が広くなったのか判断に迷う

両方じゃないか?
感性の老化と経験の蓄積によって、受け入れられるものが変化するのはあるし、その結果楽しめる物が変わるのは別におかしな話では無い。

昔楽しんだはずの作品や、好きだったキャラがダメになるケースもあるな
自分は物語シリーズが、なんだか急に……

俺は昔好きだった作品は今でも好きだけどな。

私はキャラも作品も好きだけど、作品全てを肯定することはできなくなったね。
「ガンダムSEED」からオタクになったんだけど、クオリティもキャラの言動も今になって見てみるとキツイ部分がある。全部をきっちり見続けることはできなくなった。

10年以上オタクやっている自分は、プリキュアが好きでも気にしない。何の問題も無い。

でもウチの国では昔の、10年くらい前のオタクはプリキュアとか全く評価していなかったよね

こっちのフォーラムでも昔から子供向けアニメを技術や含蓄で語っているオタクは少なくないけど、子供向けを楽しんでいる感じではなかったりするからなー

でもそこから本格的に子供向けにハマることもあるよね。興味のきっかけとしては別に悪くない。

プリキュアもこっちのオタクの間では最初の頃は馬越演出だとか作画とかが話題だったしね。だが今では普通に面白いと思ってみている自分がいる。なんだか不思議だ。



とまぁ、こんな感じで。
自分の好みの変化を改めて意識する人もいるようです。

中国でオタク層が本格的に形成されるようになってから既に10年以上が経っていますから、男女の違いやライト層とマニア層の違いだけでなく、世代による違い、年齢や社会経験による違いといったものもかなり明確になってきているようです。

最近聞いた話では日本のアニメに関しても、一昔前は大雑把なイメージや「題材が中国社会に合いそう」といった理由で買い付けが行われていたのが、最近は
「中国で人気があるから、人気になりそうだからこの作品が欲しい」
といった目的で買い付けに来るバイヤーが目立っているそうです。

また中国の若者向けのいわゆる「二次元」系の産業では中国における人気に関しても、どのような層で人気なのか、将来人気になりそうなのはどの層なのか、それがどの程度の規模なのかといった分析が活発になってきており、昔のようなあやふやなイメージ戦略はあまり見かけなくなったという話も聞きます。
この辺りの事情や感覚の変化についてはどこかでまとめてみたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。