ありがたいことにネタのタレコミや質問をいただいておりますので、今回はそれについてを。

日本にも中国にもあるものというのは珍しくありませんし、オタク関係の用語や概念に関しても日本と中国でほぼ共通なものというのは珍しくありません。
ですがどちらも単体ならば問題無くとも、それが組み合わさって何かが起こると分からなくなってしまうケースがあるようです。

先日、日本のネットで話題になった以下の件が中国のネットにも伝わり、ちょっとした話題になっているそうです。
痛車でスタバに乗り付ける遊び流行 「スタバの景観損ねる」発言に反発(エキサイトニュース)

意識高い系がスタバに痛車で来るオタクを批判→炎上→痛車でスタバが流行に(痛いニュース(ノ∀`))

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のスタバでオタク叩きとそれに対抗しての痛車集合イベントが勃発したらしいんだが、なにがなんだか分からない。

なんか全てが意味不明なニュースだな。
なぜスタバに痛車を停めたら炎上するのか、オタクがそれに怒って痛車を集合させるのか。

店が拒否したとかでは無く、別の客が批判して晒したのか?
痛車乗っていた方も客だろうし、別に自分の家の駐車スペースでもないのに、なにがダメなんだ?

オタクだから叩いてもいいと叩いたら反撃が出たってことじゃないの?
日本のオタクは被差別グループのはずだし。

痛車がキモイという人が晒したということだから、そこに対する反発もあるのではないだろうか。人にもよるが、痛車ってオタクのアピールの中では反発が大きいというか、身内にしか通用しないネタみたいなものだからね。

もっと高級な場所とかなら分からくもないがスタバでなぜ……マクドナルドとかとそこまで差があるわけではないだろうに。

そこはスタバの日本における扱いの違いじゃないかな?
日本におけるスタバって独特な地位にあるという話だし、基本的には優越感によるものでは。

日本におけるスタバの優越感とはどのようなものなのか。
お金?カッコ良さ?アメリカ崇拝?

車持ってて痛車改造して、スタバにもいけるようなヤツは金持ちだろうに。
そういうのをダメなオタクとして叩くのは何かが違う気がする。

確かにスタバってコーヒー一杯で30〜50元と価格的に高めではあるが……別に手が出せないってほどでもないのに、なんでスタバで優越感なんだ……?

痛車をやれる人って懐具合に余裕がある人間だ。それに対してスタバ程度で優越感を抱けるのが意味分からん。

スタバのタンブラーを持っているだけじゃ貧乏人がカッコつけているようにしか見えんし、ちゃんと金持っている人間からはバカにされるぞ。

もしや日本ではスタバで高貴なステータスを気取ることができるのか?
階級的なアレで考えるとスタバってKFCとかと大して変わらないと思うんだけど……

スタバとかそこら中にあるマクドナルドやKFCとそれほど違わないだろ。
金の無い自分でもスタバにはちょくちょく行くし、そんなにカッコイイとも優越感を覚えるとかも無いがなあ

きっと、スタバは日本ではまだ陳腐化していないんだよ。
恐らく、「一昔前の」ウチの国のマクドナルドやKFCみたいなもんじゃないかな。

スタバってwifi使える長居できる店だろ。
店も多いしコーヒーも飲みやすく店内の環境も良いからスタバにPC持ち込んで仕事しているのも多い。そっちのイメージからの優越感じゃないか?

ふーむ……エリートとかホワイトカラー的な何かってこと?

そう言えば日本の地方に新しくできたスタバに長い行列ができたってニュースがあったな。
スタバは日本ではどういった方向で特別なのか。

日本は珈琲文化の地域差が大きいんだよ。
そのニュースで重要なポイントは、珈琲文化の無い田舎にスタバが出来たってこと。

日本には喫茶店文化はあるし、コーヒー文化が無いってことはないと思うんだけど。

確かそれ、鳥取県の話だっけか。
コーヒーに詳しくないか、それまで興味の無かった人が多い地域なのかね。

あれは限定カップだかのグッズがあったんじゃなかったっけ?
限定商品に踊らされるのはいつもの話。

ウチの国でもスタバファンはいるし、タンブラー購入のために並ぶ人もいるから共通している部分もあるとは思う。

しかしこれ、ウチの国だったら営業用アカウントの陰謀が疑われるな!

それは私も考えた。この炎上もスタバの関係者の陰謀を疑いたくなる。現にオタクが痛車で大挙して来てくれるわけだし、話題としても我が国まで伝わるレベルになっている。

この痛車とスタバで揉めたというニュースも日本の地方の大分県の話らしいし、コーヒーに関する感覚が違うんじゃないかなあ。

この痛車の騒動って、オシャレな空間に空気読まない不良が入ってきたみたいな話なのかも。

こういうニュースを見るたびに思うが、日本人にとってスタバってどんな扱いなんだろう。二次元ネタでは「注文の仕方が分からない」というのがよくあるが……

あのネタは、「スタバでは日本人にとっても一般的ではない外来語を羅列して注文する必要がある」という強迫観念がネタになっているから、中国語に翻訳すると面白さが抜けるな。

飲んでるのはコーヒーじゃなくてカッコ良さ、信仰だというネタは聞いたことがある。

そんなに難しく考えないでもいい。
日本人は昔からアメリカ好きだから、スタバのシアトル系コーヒーも歓迎されるんだよ。

こっちでもスタバはちょっと金ある人が使うというイメージや文学青年っぽいイメージ、PC持ち込みで仕事するエリートみたいなイメージがあったりはするが、日本だとどうなんだろうね。

オシャレさを演出している場所ってのはありそう。
金持ってない引きこもりのオタクは排斥されるだろうし、そのうちオタクと犬は入るべからずみたいな看板出来るんじゃないの?

我が国においては、プチブルどもに占領されている場所だ!

台湾でもカッコイイ扱いだけど、同時に貧乏人がカッコつける場所的な扱いにもなっちゃってるらしいね。

日本は伝統的に舶来のものを崇拝する。スターバックスに関してはブランドのイメージが良いんだろう。そして日本土着のオタク文化や痛車とは対立関係にあるのも不思議ではない。

なんか関連ニュースや扱いを見ると、ウチの国のアップルに並ぶ人達と似たようなものを感じる。

日本のスタバの公式サイト見たが、中国のよりも随分豪華だ。メニューやタンブラーも多いし、コーヒー豆とかもこっちには無いのがある。日本向けのスタバはかなり力入れているようだし、その辺りもイメージの違いを生んでいるのかもしれない。

確かに日本のスタバはウチの国のよりも美味しかったし、サイドメニューもしっかりしていたな。

以前仕事であった日本人にもいたが、一部の日本人はコーヒーにすごいこだわるからね。痛車でもめた件は、コーヒーオタクと二次元オタクの衝突とも言えるのでは。

いや、日本のコーヒーっていわゆる喫茶店文化からの流れも強いから、スタバとかのシアトル系コーヒーとはちょっと違うんだよ。
スタバ支持者は若者を中心とした外来文化好きとかで、日本のコーヒーマニアとは対立関係にある。スタバのコーヒーにイロイロと足して甘くするのが認められないというのを以前読んだことがある。

なるほど。じゃあこの件は日本のコーヒー文化を分けて考えるべきか。
日本のスタバがどんどん不思議な存在に思えてきた。



とまぁ、こんな感じで。
スタバに関するイメージの違いだけでなく、オタクや痛車に関するイメージの違いも加わってなかなかに混乱している模様でした。

この手のチェーン店は世界的に展開されているとは言っても、やはり国ごとに営業方針やその国におけるイメージの違いが出るのが面白いですね。

中国ではスタバに関してはその価格帯から「小金持ち的なステータス」のようなものもあるそうですが、それに加えて中国の都市で不足している「比較的どこにでもある、手軽に座って喋ったり仕事したりすることが可能な落ち着いた場所」として重宝されている所もあるそうです。

実際、私も北京にいた時は外で人と会って話す時などにはスタバを重宝した覚えがあります。私がいた頃の北京ではちょっと座って話すのに使える店がなかなか無く、当時はスタバ以外で手軽に使える場所となると上でも出ているマクドナルドなどのファストフード店になってしまっていたのですが、今はどうなんでしょうかね。
そんな環境だったので、日本に帰ってきてからは「その辺の喫茶店やファミレス」の便利さをしみじみと感じたりもしました。

ちなみに上にも出ているマクドナルド、KFC、スタバに関しては
マクドナルド<スタバ<KFC
の順で日本と中国のイメージの違いが大きくなっているような気がします。
中国のKFCに関しては以前の記事
中国人「なんで日本だとクリスマスはケンタッキーフライドチキンということになってるの?」
などもよろしければご参照ください。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。