前回の始皇帝関係の記事、当ブログ的には久々の大量アクセス、具体的には過去の四川ガンダムレベルになったのでちょっと驚いております。

それはともかく、ありがたいことにネタのタレコミをいただいておりますので今回もいつも通りのイイカゲンな記事で一つ。

最近の中国ではアニメや漫画に対して
「動漫」
という言葉を使わなくなり、かわりに
「二次元」
という言葉がオタク分野全体に対する総称的な意味も含めて使われるようになってきています。

中国オタク界隈ではそんな二次元のお約束的な要素に関する話題もイロイロと飛び交っているようですが、そんな話題の一つ
「最近の魔法使いは接近戦もこなせるキャラばかり?」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


最近、魔法だけで接近戦はできないってキャラ見かけなくなったよね。

近頃の魔法使いは接近戦ができないのは無能扱いされかねん!

今でも魔法専門系はいるけど、大体は接近戦もこなせて……というパターンな気もする。

最近は魔法しか使えないキャラって、お荷物枠や未熟枠になってきているかも。

魔法の重要性が落ちたからだろう。今では魔法がスキルの一つでしかない。

魔法のロマンって、大火力による砲撃だと思うんだけどな……最近そういう扱いが少なくて……

あー、理解できた。
最近は魔法使いのカテゴリなのに、みんな接近戦やってるってことか。
Fateなんかでも魔術師で強いキャラはだいたい接近戦も強いな。

ゲームではもうそういうキャラの方が使い易いからね。
ビルトの組み方で魔法だけでなく接近戦も上げた方が安定することが多い。特化は周囲の協力があってこそ可能なスタイル。

ゲームでも昔は魔法使いに厳しい装備やステータスの制限があったけど、スキルや装備効果の変化から近年は接近戦のできる魔法使いとか普通に存在するようになったよね。

ゲームは役割分担やキャラの方向性がしっかりしているから、魔法専門系のキャラの存在感自体は消えていない。
どっちも使えるキャラが珍しくは無くなったが。

ファンタジー系のネタにおいて、魔法使いと僧侶の区別が曖昧になったという観点はどうだろうか。
僧侶系は現実を見ても武装集団だし、接近戦のできる魔法能力持ちのキャラにしても違和感はない。

でも魔法使いって魔法だけってイメージも強かったのは間違いないだろう。
今みたいな魔法も格闘もみたいなキャラが普通という感じになったのは結局どの辺りからなんだ。

とりあえず二次元、アニメや漫画だとどの辺からなんだろうか。

オタク向けだと「リリカルなのは」、一般向けだと「プリキュア」が魔法使いの接近戦じゃないか?

接近戦自体は「セーラームーン」でもやってるし、「プリキュア」も接近戦ばかりでは無いように思う。

接近戦もこなせる魔法使いなら、それよりはるか前の「スレイヤーズ」のリナがいるわけだが。

でもリナの頃はまだガウリィとの役割分担があったし、本人の接近戦は雑魚敵用くらいでしかなかったぞ。重破斬とかもあるけど。

魔法剣士とかは昔からいる。ただその手のキャラはメインが剣での戦闘で、魔法は補助か武器への付与とかだ。
最近は通常戦闘で両方使って、必殺技(物理攻撃+魔法)も使って、更にクラスは魔術師系みたいなキャラが目に付く。

むしろ最近は純粋な魔法剣士的なキャラが減ったかもなあ……中途半端だし。

「ネギま」とかになると、明確に強い魔法使いは接近戦もできるような扱いにしていたな。
伝統的な魔法だけの魔法使いも作中に出してはいたが。

演出や戦いの距離のイメージによる需要じゃないか。
遠くからドッカンで終わりというのはあっさりし過ぎて強さの演出的に微妙だ。

戦闘の距離と演出の問題は銃や弓と共通する問題かもね。
ロボでさえ銃ではなく主に白兵戦用の武器で戦う。

戦闘機の戦いだって、遠くからミサイルとステルス効果の勝負で終わりだとつまらないからなー

ファンタジー系創作における魔法使いの第一人者、「指輪物語」のガンダルフからして名剣持ちで接近戦も強いキャラなんだが。

魔法使い像を遡っていくと分かるが、別に接近戦が出来ないわけでは無かったはずなんだよね。

魔法使いが長距離砲台のイメージになったのはいつ頃かというのも気にはなるね。初期の頃は万能系キャラだったようにも感じられるが。
それはともかく、魔法使いが接近戦もできるようになったのはどの辺りかという話題に戻るか。

魔法って攻撃にも防御にも機動にも使える万能な存在だからね。
強キャラに持たせるとなんでもできてしまう。

魔法使いが魔法しか使えなくなってしまったのはバランスの問題もあるだろう。
それこそボス敵ではなく、成長する主人公達に持たせたら弱点や制限も付く。
そしてこれはキャラをたくさん出す際に、キャラ付けや活躍のさせ方に影響するから、その後の作品では役割分担的なことになるのも容易に想像できる。

魔法使いの接近戦の貧弱さはゲームのクラス分けに始まって、近年のスキルでのバランス付与によってクラスの意味が薄れ消えていった要素のような気もする。

それにしても「リリカルなのは」や「まどか☆マギカ」の武装を見ると、魔法ってなんだっけと不安になってくる

剣だけじゃなく、色んな武器を使うようになってるからな。
斧やハンマーなどのゴツイ武器、或いは飛び道具と一緒に魔法なんてのもあるし。

銃と魔法、精霊魔法と弓、みたいなのは昔からあるぞ。

イロイロと考えてみたが魔法が他の特殊能力に組み込まれたってことじゃないか?
ファンタジーも剣と魔法だけじゃなくなった。

仙人なんかは昔から仙術と武術でやり合ってたわけだしな。そのカテゴリに魔法や魔法使いも入ったとか。

自前でバフとエンチャントをかまして、優れた武術による接近戦を挑む!ってキャラに関しては魔法じゃなければ昔からいたな。
魔法の効果や対象の変化の結果という見方はどうだろう?

そもそも魔法使いに接近戦ができないというのがおかしい。
なぜ魔法と武術の両方を鍛えないのか。

その考えに同意だ。なぜそこで肉体を鍛えて武術を使わないのかという話になる。
英雄補正や主人公補正があるなら、その才能で両方できる、少なくとも明確な弱点を残しておく必要は無いのだから。

魔法使いの魔法が戦闘において重点的に使われるようになってきているから、接近戦能力にもリソースを振り分けるべきという話になってきたのではないだろうか。それが必要とされるから。
戦闘しないでいいなら別に武術にリソースを割かないでも構わない。魔法だけ強化していればいい。俺達だって受験のために学科だけ鍛えて体育は重視してこなかったんだから。

主人公キャラに求められる最強感や万能感の向上ってのはどうだ?
ラスボスってのは武術も魔法もこなせるというのが定番だ。その方向の能力を持たせるとなると、魔法と武術の達人というのも当然の結果だ。

まぁ世の中には弓を使うアーチャーが出てファンに衝撃を与える作品もあるし、そのうち魔法しか使えない魔法使いが出てファンが驚く作品も出るのかもしれない。



とまぁ、こんな感じで。
海外から中国オタク界隈に入る作品については発表された順番に沿って入っているとは限らず、まとめて入ったり、前後が入れ替わったりしていることも珍しくないので、この手の考察を行う際には結構混乱してしまうのだとか。

中国オタク界隈でもファンタジー的なキャラクター、魔法系のキャラというのは普通に扱われるようになってはいますが、同時に武侠系キャラとの対比的な面からの変化がありそうな気もします。

それにしても、魔法使いや魔術師の看板を掲げて「特技は接近戦です」といったキャラがメインで活躍するような作品ってどの辺りからなのでしょうかね。
とりあえず私も「魔術士オーフェン」などが思い付きますし、魔法剣士的な看板のキャラは昔からいたように思いますが、魔法使いの看板で戦うキャラとなるとちょっと迷ってしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


4/22修正:「魔術士オーフェン」のタイトルを間違っておりました。ご指摘ありがとうございます。寸打とかエドゲイン君にトキメキを覚えた時もあるのに恥ずかしい間違いを……