ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

中国オタク界隈でもイロイロなオタク関係のお約束、定番のイメージといったものがありますが、中には中国で当初形成されていたイメージから別のイメージに変化して固定されつつあるものも存在します。

そんなお約束の一つが
「魔法少女」
なのですが、以前の魔法少女に関する記事
中国オタク「魔法少女っていつから危険な職業になったんだ?」
とはまた少々異なる話題も出ているようでした。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「魔法少女の扱い」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


なんで魔法少女は死んじゃうの?鬱展開になるの?

近頃は少女キャラがヒドイ目に遭う作品ばかりだ。
夢とかいったいどこにいった。

最近は魔法少女が出た時点で精神的な準備をしなければならない。

魔法を学ぶということは命を失う覚悟をすることだ!

なんでこんなことになったんだろうなー
まぁ萌えや百合になっていることもおかしかったんだが。
魔法少女系作品の初期ってどんな感じだったんだ?

萌えや百合ってのは別におかしくないぞ。
魔法少女の初期の代表作である「キューティーハニー」がサービスシーン多用の萌えアニメだったから。

いやそっちは変身ヒーローモノの流れで、男性向けも意識した作品だ。
現代の目で見ると同じカテゴリに入れられないわけじゃないが、当初の魔法少女とは別カテゴリ。大元は普通に女の子向けの作品じゃないか?

魔法少女作品の始まりは「魔法使いサリー」らしい。
魔法を使って日々の物事を解決したり人助けをしたりする日常系作品。あとウチの国に入った最初の魔法少女系アニメは恐らく「花の子ルンルン」だ。

魔法少女が死と隣り合わせになるというのは、対象年齢が高めになった時点で避けられない問題だったのだろうか?

夢をかなえるだけではいられないということだったのかね。
世界の平和や社会問題とも向き合わなければならないと。

最近は魔法少女の魔法って物理属性だし……しかも自分の命が危険にさらされるような状況に飛びこまなければならない。

魔法攻撃(関節技)!
そう言えば「まどか」より先に「大魔法峠」ではマスコットキャラが純真ではないパターンになっているけど、マスコット関係の邪悪さってどの辺りの作品から始まったんだろう?

変身ヒーローと魔法少女の区別も曖昧になってきているよね。
あと少年が魔法少女に変身するのも珍しくない。

元々魔法少女は危険だぞ。
「セーラームーン」からして普通に死人が出ている。
プリキュアではバトル描写が変わったけど、むしろ被害はマイルドだ。

魔法少女自体は昔からリスクを背負った特殊スキルではあったんだけどね。
変身能力、魔法能力を一般社会の人間に知られるなどで秘密を守れなかった場合、人間ではない何かに変えられてしまうといったペナルティが提示されている。
童話的なネタではあるが、これは極端な見方をすれば死と隣り合わせだったとも言える。

過去の作品もわりとヒドイ作品はヒドイんだよね。例えば「セーラームーン」はストーリーの過程では普通に一般生活ベースだけど、最終展開の時には主人公以外全滅(一応生き返るけど)なんて話になっていたりもする。

でも戦うのって魔法少女の基本的な使命なのか?
最近は魔法少女が処理する問題のレベル上がり過ぎだよ。
確かに万能で強力な能力だけど、なんで少女が世界を危機に陥れる武力集団と戦わないといけないんだ?

魔法少女が本格的に戦うようになったのは「セーラームーン」辺りからでいいようだ。
「キューティーハニー」はジャンル的にはちょっと違う扱いだったらしい。

「キューティーハニー」はゲームの「魔女っ子大作戦」にも出ているはずだが、魔法少女じゃないの?

あれは版権かき集めただけっぽいからね……「魔女っ娘大作戦」の他の魔法少女と比較すると「キューティーハニー」の異質さが分かるぞ。

現在は魔法少女のお約束をベースにして意表を突く作品が増えているが、ある程度までいったらまた逆の作品が増えていくんじゃないか?

だとしても昔のようにはならないと思うけど。

影響と言うのを考えるならエロゲーはどうなんだ?
虚淵玄や奈須きのこもそうだが、オタクの定番ネタにはエロゲー系の流れがかなり出ていると聞くが。

私の中ではなぜか魔法少女と言えば触手なんですが。
あー……それに関してはそのものずばり「魔法少女アイ」というのがあるし、他にも魔法少女系のエロゲは少なくないはず。そしてそこでは大体触手が活躍する。

「魔法少女アイ」は内容的に魔法少女系では無いと思える所もあるんだけどね。
ヒロインが超常的な力で戦う現実を舞台にした非日常的なストーリーって感じだから、エログロ入った中二病系、伝奇系の作品という感じだ。

そっちの路線は進化して退魔忍になってるかな……今の魔法少女系の扱いってあんまりエロゲーの影響は無いような。

ただエロゲーヒロイン枠で魔法少女がちょくちょくいたのは確かだ。
結局これは遡るとセーラームーンに行きつくのか?

そもそも魔法少女の「お約束」の受け取り方が人それぞれだ。
お前らの魔法少女のイメージってなんだ?どんな作品が「元々の魔法少女」だと思ってる?

うーむやはり「カードキャプターさくら」かな

さすがに現役で「花の子ルンルン」を見ていた世代はもうかなり良い歳だし、ウチの国のオタクの間では「魔法の天使クリィミーマミ」や「魔法の妖精ペルシャ」とかからじゃないか?
その後は「セーラームーン」や「スレイヤーズ」とか?

私は「ふしぎ星の☆ふたご姫」だね。

なんか出て来る作品の名前を見ると、なんで萌えから鬱になったのか、そもそもなぜ萌えになったのかで混乱してくるな……

元々子供向けだったのが、大きなお友達の萌えの対象になって、その後に虚淵玄がやっちまったのではないかと。
百合は大きなお友達の萌えの対象になっていく中で発展したんんじゃないか?

百合は世界観的にそうなり易かっただけで、萌えとは別ルートな気もする。憧れの男性、彼氏キャラはいても、一緒に活動するのは女性になるからね。
例えば「カードキャプターさくら」や「セーラームーン」で既にそういうのが出ているし。

鬱になるのはだいたい「まどか☆マギカ」のせいだな。
あの作品から全てが歪んだ。

確かに影響力の大きな作品だけど、「まどか」が全ての原因ではないはず。それ以前から歪みはあったぞ。

最近の流れを確定付けたのは虚淵玄と「まどか☆マギカ」で異論は無いと思うが、そこに至る過程がどうなっているのかハッキリしない。
いきなり鬱になるわけではないはずだ。

その前の時代の「リリカルなのは」も鬱っぽかったりえぐい設定だったりな所はあるからね。

上のレスで思い出したが「レイアース」はどうだ?
あれはトリップ系だけど魔法少女的なジャンルの作品でもある。
現実に押しつぶされる鬱展開やバッドエンド路線的な方向では今の魔法少女に近いような。

90年代作品によくある全滅エンド世界崩壊エンドみたいな流れの影響もあるのかなあ

「プリズマ☆イリヤ」とかも、萌えで百合かと思いきやハーレムになって更に型月バトルになっちゃって、崩壊した並行世界を含めての戦いになったからな……

やれることが増えた、力の万能性が向上したことによる影響も考えられる。
大いなる力には大いなる責任が伴うというヤツだな!

あー……ヒーロー路線入ると鬱展開が加えられちゃうよな……

どっちが先からは分からないが魔法少女もインフレから逃れられなかったんじゃないか。敵と能力のインフレ、世界観も単純なモノから複雑なモノへと。

そしてそれに対するリスクも上がるということか。
こういうのって同じジャンルの作品が作られ続けている以上、避けられないものだったりするのかな。



とまぁ、こんな感じで。
過去に遡ったりわき道にそれたりしながらの議論が行われていました。

魔法少女に限らず中国オタク界隈でも様々な定番要素と、それをオタク的に解釈したネタ方面のイメージといったものが蓄積されているようです。
これに関しては日本とは微妙に異なる独自のイメージも混じっていたりするようなので、面白い題材にぶつかったらまた紹介させていただきたいですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。