ありがたいことに
「中国で制作されている劇場版作品のイベントに出てきた顎の長いボディペイントのウルトラマン」
に関する質問を複数いただいておりますので今回はそれについてを。
中国に偽ウルトラマン?…円谷プロが抗議(YOMIURI ONLINE)

この中国国産ウルトラマン映画(?)ですが、
現在出ている情報によると中国の3DCGアニメ
「ドラゴンフォース」(原題「钢铁飞龙」)
の新作劇場版
「钢铁飞龙之再见奧特曼」
にウルトラマンが出てくる……という扱いのようです。
この「ドラゴンフォース」の劇場版は過去に日本進出もしていたようで、今調べたら作中の重要キャラの「伊特長官」が日本語版では「伊東長官」になっていたりするようですが、当時の劇場版の日本版での変更も気になる所です。

この件について、中国の報道によると中国側は
「正規に許可を取って作った作品」
「ユーエム社から正規に権利を取得している」
というスタンスのようです。
中国では2013年に最高法院で円谷がユーエム社に敗訴しています。
ユーエム株式会社
ウルトラマン裁判、中国最高裁で円谷プロが敗訴 ユーエム社「中国版ウルトラマンでリメイクも」(ハフィントンポスト)

中国で報道されている中国側の発言(中国語)では
「日本の円谷は海外版権と商標権を失っている」
とされていますね。
そして日本の円谷側からは翻案、改変などの権利の解釈について抗議が出ているという流れなのでしょうかね。
「中国ウルトラマン」問題の複雑な事情 中国での新作映画製作に円谷プロ抗議(ニコニコニュース)

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたこの件に関する反応を、例によって私のイイカゲンな役で紹介させていただきます。


国産ウルトラマンだという「再見奥特曼」のイベントで出てきたウルトラマンがヒドイ。なんであんな造形になってしまったんだ!あんなやり方があるか!

ウルトラマンが顔芸のまま固まっている!?

あれはもしや……ウルトラマン城之内!

顔もヒドイが全てがヒドイ。
ボディペインティングでしかも足の指未塗装。

なんかヘンな造形だと思ったら、ボディペインティングかよ!
マスク以外もどうしようもないことになってる。

そりゃウルトラマンって全裸枠みたいなネタはあるが、実際に裸にボディペインティングで行くやつがあるか!!

これはわいせつ的なデザインだな。

ウルトラマンを侮辱しているだけだ。
炎上させてネタにするるにしたってヒド過ぎる。

最初期のボコボコ状態のマスク「硫酸顔」より更にヒドイ……なぜ今の時代にこんなのが。

ウチの国はこんなのでも話題になってしまうのが問題だ。やる方も問題あるが、見て面白がる方も問題だ。

まーた権利取らずに勝手にやったのか。

パクリじゃなくて権利侵害の方じゃないの?
我が国の海外に恥を晒すシリーズの新作か。

既に日本にバレてネタにされている……日本人から見てもツッコミ所しか無いようだぞ!

いや、一応権利的には大丈夫らしいんだよ……正式に取っているという発言が出ている。ただし円谷からではない。そして円谷からは否定のコメントが出ている。

またパクリウルトラマン……え?権利的には問題ないの!?

円谷からウルトラ警告が発せられたようだが、どうなってんのコレ。

藍狐は権利取得していると言って、円谷は権利を与えていないと言っている。どっちを信じるかは任せる。
もっともウチの国が、そしてウチの国の国産作品が恥をかくのだけは確定だ!!

権利関係がよく分からん。
結局これって日本人同士が争っているんじゃないか?
ならウチの国関係無いじゃないか。

国内では円谷が最終的に敗訴してたはず。
過去に円谷が外国人に権利売っちゃって旧作に関してはそれがそのまま生きているとか。

国内ではかなり白寄りのグレーじゃないか?
ブランドイメージ的に日本の円谷だと許可されないだろうけど、権利のロジック的にはこのアレなウルトラマンの方が有利だと思う。

翻案の権利は藍狐側には無いと思うんだが……

海外での権利売ってしまった先はタイで、会社は香港と日本じゃなかったかな。昔調べたんだがゴチャゴチャし過ぎで諦めたわ。

これで円谷のウルトラマンジードを作る金になるのかと思ったらそうじゃないのか。

円谷は著作権はあるだろうけど、商業関係はそうじゃないはず。そして中国で訴訟やるとしたら金も時間もかかるし円谷としてはかなりキツイだろうね。負けたら損害が拡大する。

円谷は海外版権管理に失敗して古い時代のウルトラマンで稼げなくなってるからな。
新作を今でもガンガン作るのはそれが理由の一つだろう。
もっとも、この藍狐版ウルトラマンに関しては厚顔無恥としか言えんが。

藍狐も「超獣武装」とかが調子いいんだからこんなことやらなきゃいいのに。
藍狐作ニセウルトラマンとしか認識されんぞ!!

まーたやらかしたのは楽視か。
藍狐にも失望した。
てか楽視まだ死んでなかったのか。

藍狐の作品調べたら昔見て結構好きだった作品があるからショックだよ。
こんなことやったら自社のブランド壊すだけだろ。もう藍狐は海賊版ウルトラマンでファンをバカにする所としか見れない。

権利侵害やらウルトラマンファンにケンカ売るとかダメージでかい。話題になっても、みんな明らかにこれをウルトラマンだとは認めていない。

そもそも「鋼鉄飛龍」も別に悪い作品じゃないんだから、強引にウルトラマンと結びつけないでも良いだろうに……

話題になって金を払うのがいるということなんだろうけど、どっちの作品のファンもたまったもんじゃない。

これよりキモイ存在ってのはなかなか無い。
もしやポスターの構図的に「鋼鉄飛龍」が偽ウルトラマンを袋叩きにするということか!?それならちょっとだけ許してやってもいいぞ!

こんなゴミみたいなマスク、そしてボディペインティングでよくやろうとしたな……

日本だったら着ぐるみで出せるんだろうけど、こっちにはそういうの無いからな。CG版ならともかく、三次元世界で物を作るとなるとヒドイことになる。

ウチの国のイベントではよくある話。
謎の人形とか謎のコスプレもどきとかもよく出現する。

でも最近のウルトラマンもどんどんヘンな方向になっているからな……ジードとかも……

確かに円谷の新作ウルトラマンはどんどんデザインがおかしくなるし、私も以前は罵倒していた。玩具を売るためにウルトラマンのブランドを汚している、切り売りし過ぎていると。
しかし本当におかしい存在というのが何か、今初めて見せつけられた気分だ。

ああ……これが本当のウルトラマンの危機というヤツなのだろう。
デザインが悪いとか、中国語翻訳が悪いとか、そんなチャチな話じゃない。
円谷の、正規のウルトラマンがどれだけ良いかというのを痛感したよ。

それにしてもタイトルも明らかに「奥特曼」の方を大きくして、「鋼鉄飛龍」が小さくなっている。色も赤と灰色でどちらを強調したいのか明らかだ。
色んな意味でファンをバカにしているよ。

なんかわけわからんのだが、「鋼鉄飛龍」も日本と関係があるとか日本系だとかいう話が出ているがどういうこと?

たぶん映画版が日本で上映されているのと、映画版に日本の監督が入っているということじゃないかな?

頼むからウルトラマンの世界をこれ以上壊さないでくれ。頼むから!



とまぁ、こんな感じで。
中国で今もウルトラマンファンやっている人達にとっては頭を抱えたくなる事態のようです。

ちなみに中国オタク界隈では顎が伸びている、
強調されているキャラに関しては
「猪木ファンという設定のある『遊戯王』の城之内がした猪木ポーズ」
がネタとして真っ先に出てくることから、
アントニオ猪木ではなく城之内が連想される模様です。

正直な所、海外権利のゴタゴタから「ウルトラマン」も「マクロス」と「robotech」のような展開になってしまうのかなーなどと個人的には考えていたりもしたのですが、最近の中国の動画サイトではウルトラマンの新作が普通に新作アニメ枠(中国では特撮もアニメ枠です)の看板作品として扱われるようになっていますし、そのまま摩擦や衝突が発生することになっている模様です。

中国では以前ショッピングサイトのタオバオが制作した実写版ドラえもんの短編でも
「野生のウルトラマン」
というネタを放り込んできていたのですが、あれもユーエム社経由の権利取得だったのでしょうかね。
中国国産実写版「ドラえもん」に対する中国オタクの反応

タオバオの短編のネタの流れや近年の中国の商業的な展開におけるふざけ方の空気からすると、イベントでのネタ寄りの盛り上げ方自体はそんなに不思議ではないのですが、「ウルトラマン」に関しては近年の新作の中国進出などで状況がまた変わってきているというか混沌としてきているようにも感じられますね。

それと、このイベントのお手製ウルトラマンを見て以前中国に出現したちょっと太目のご当地ヒーロー「天津侠」を思い出してしまいました。
天津に太めのご当地ヒーロー「天津侠」現る?
残念ながらご当地ヒーローという概念は中国には定着しなかったようで、今期の新作アニメの「アクションヒロイン チアフルーツ」もご当地ヒーローでは無くローカルアイドルネタの作品、それも既存の作品の亜流と見做されてしまっているようで、あまり話題になっていないようです……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。