ありがたいことに
「銀英伝の新作アニメに関して、中国の反応はどうでしょうか?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。


「銀河英雄伝説」は中国でも昔から非常に人気が高く、老若男女様々なファンがいるという話もあり、新作アニメに関する情報も随時流れている模様です。
ただ中国の銀英ファンの間では旧作アニメの評価が非常に高く、そのイメージが強いことから、新作アニメに関する反応はなかなか難しい所もあるようです。

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「銀英伝の新作アニメ」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「銀河英雄伝説」の新作アニメ、絶望するべきか期待するべきかが分からん。
キャラデザには絶望するしかなかったが、PV見たら艦隊戦とか思ったより良かったし……

ラインハルトはキャラデザも声もなんとか許容範囲。
キルヒアイスは声もキャラデザも明らかにダメだろ。

新作に関して個人的に一番気になるのは旧作と同じキャストでやれるキャラがいるのかという点かな。
オーベルシュタインやメルカッツのように元の声優がお亡くなりになって無理なのは諦めるが、ロイエンタールとかが変更されてしまうのは残念過ぎる。

ヤン・ウェンリーは鈴村健一か……ラインハルトの新しいCVが宮野真守という予想は出ていたけど、ヤン・ウェンリーが鈴村健一という予想はほぼ無かったよね。

ジークの新キャラデザはちょっと厳しい。
キャラデザも温厚な赤毛さんという感じではなくなっているし、声も旧作の誠実さ、忠臣という感じがない。

キルヒアイスは旧作の広中雅志が素晴らし過ぎたのかもね。黄金の翼での子安武人でもイマイチだったくらいだから。

時代の変化もあるし、ヤン・ウェンリー、ラインハルトとキルヒアイスは女性向けを意識しても構わん。
自分が気になるのはオーベルシュタインやメルカッツといった辺りがどういったデザインになるか、どういったキャストになるかだな。あの辺りがヘンな感じになったらかなり嫌だ。

私も旧版を評価する口だけど、新しい方の声優はちょっと気の毒に思えてしまうね。旧版の銀河声優伝説はどのキャラも元老級で評価が高いわけだしやり難いだろうな。

考えてみれば鈴村健一が主役なのは久しぶりに見るかも。
しかしヤン・ウェンリーが鈴村健一ということは、フレデリカは坂本真綾かな!

PV見た印象では鈴村はわりとアリに感じた。宮野はちょっと分からん。
堀川ラインハルトのカイザー的な傲慢さが無いようにも感じられたが、セリフも少ないし判断は保留。

絵柄がどれも違和感大き過ぎる。
あと梅原の声はキルヒアイスのキャラじゃないだろ。今後の新CV発表が恐ろしい。

ヤン・ウェンリーのイラストが特にダメだ。崩壊しているなんてもんじゃねえ!

キャラデザに関してはヤン・ウェンリーが一番イメージから外れているね。PVで鈴村健一が喋ったら案外悪くは無かったけど。

ラインハルトはまだ許容範囲だが、ヤン・ウェンリーのめんどくさがり屋な所が出てないな。

このデザインではヤン・ウェンリーが若過ぎる。ラインハルトの方が年上にみえるぞ!?

でも旧作アニメも序盤はキャラデザ安定しないし作画も所々ヒドイからな……後になるとどんどん良くなるけど、序盤の白兵戦描写とかツッコミ系の笑いが発生するレベルのシーンもある。

新キャラデザはともかく、PVだと今の所はそこそこ期待できるレベルだと感じた。

銀英ファンはみんな昔のキャラデザに慣れているから新規のデザインに反発が出るのは当然だが……さすがにアレは……もう少し何とかならなかったのかなあ

ネットではもう罵倒一色だよな。
本編が出るまで収まらないか、或いはこのまま反対勢力として定着してしまうのか。

今回はどこの層が叩いているのか分からん。
昔小説の中文正規版が出る時は挿絵が少女漫画みたいだとかでむちゃくちゃ叩かれたけど、その時とは批判している勢力が違う気がする。今回は女のファンも叩いている印象だ。

私は正直腐女子向けだと感じたが、女性からの評判も悪いのか。

銀英の女性ファンも色んなのがいるし、古いファンも多いからね。
「銀英伝」を「黒子のバスケ」にされて喜ぶわけではない。

藤崎竜版じゃダメだったのか?あっちならここまで反発出なかったろう。

でも旧版も少女漫画的過ぎるという批判があったくらいだからな……
違和感はあるが、批判するのとはちょっと違うような気もする。

監督が「黒子のバスケ」だから、そっちのファン向けになるのが心配……と思ったが、考えてみれば「銀英伝」もそんな需要は元からあったな。
となると単純にイラストが旧来の銀英ファンに合わないってことか。

銀河籠球伝説……銀河の歴史がまた1ポイント。

「アルスラーン戦記」のような例もあるし、キャラデザの変更は今の時代しょうがないんだろうけど、これなら藤崎竜版でやって欲しかったのが正直な所だ。

キャラクターデザインも不満だが、私が心配なのはストーリーだ。
新作アニメではストーリーを圧縮してくるのではないかという不安の声も出ているけど、どうなんだ?そっちの方が気になるよ。

第一期が12話で、第二期まで予定されている。そして第二期はイベント上映ということだが、どうもよく分からんな。劇場版扱いなのか?
そもそも旧版は本編110話+外伝52話だぞ。いったいどれだけ圧縮されてしまうんだ……

全部アニメ化するんじゃなくて、どこまでアニメ化するかということになるのでは。最初からやっていって人気が出なければ打ち切りで続編無しという感じで。
「邂逅」とあるから、第一期はアスターテとイゼルローン攻略辺りまでじゃないか?ちょうどヤン・ウェンリーとラインハルト両者の見せ場になるから。

今の時代に合わせての新作だから古いファンはあまり昔と比較しての文句を言わない方がいいんだろうけど、これだけは言いたい。
ストーリーをあまり大きく改変しないでくれ。

そう言えば戦艦とかのメカ関係もデザイン変更入っているのかな?
昔と違ってCG使えるし、そこら辺は期待しても良さそう。

そこは数少ない期待できる所かもね。
旧版だと艦隊戦については細かいことを気にしない脳内補完や情報選択能力が必要だったから。



とまぁ、こんな感じで。
現時点で出ている情報に関しては困惑したり反発したりといった状況のようです。

「銀英伝」は日本のアニメや漫画に関して、中国で最初にファンのコミュニティが形成された作品とも言われています。
中国オタク界隈では現在もヤン・ウェンリーの命日には「紅茶にブランデーを」といったスレが色んな所で立ったりしていますし、「銀英伝」の濃いファンの方々は依然として健在な模様です。
またそれだけに、新作アニメに関してはどうしても旧作と比較しての反発が出てしまうのかもしれませんね。

ちなみに上のやり取りにもある、過去に大炎上した中国本土で発売の中国語正規版の現地作家によるイラストはこんな感じだったそうです。
yinying01







このイラストに対して当時は
「気持ち悪い」「少女漫画みたい」
「少女小説っぽくて銀英伝の世界に合わない」

などと結構な批判が出ており、その後中国で発売された本にはデュアル文庫版の道原かつみ先生のイラストが使われていました。

それにしてもこの中国語正規版銀英伝の炎上が起こったのは2006年ですから、既に10年以上前の話になるんですね……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。