ありがたいことに以前の記事
中国オタク「日本のアニメの中華料理への理解が進んでいる、だが辛さに関する理解は微妙な所だ」
に関して、
「その後の展開に対する反応は?」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

「食戟のソーマ 餐ノ皿」

は第二話の「『麻』と『辣』」で以前の記事でツッコミが入っていた四川料理の辛さの特徴である麻辣に関する説明が入りましたが、相変わらず中華料理関係の描写に対しては厳しい声が出ている模様です。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「食戟のソーマ第二話の中華料理関連の描写」
などに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


食戟のソーマの中華料理対決、麻辣の解説とか八大菜系とかわりとしっかりとした中華の解説入れて来たな。

青椒肉絲や回鍋肉と来たか。麻婆豆腐だけ状態はさすがに回避と。。

ようやく麻婆豆腐以外の聞いたことのある料理が出て来たな。

分かる食材や料理が出るとテンション上がるな。

日本の美食作品もようやく麻辣に触れるようになったか。

創真は知らないのは構わんが、久我も結局四川料理の麻辣しか学んでない。
四川料理を麻辣だけで語るとか、それではまだ入門レベルだ。

麻辣の解説は出たが、やはり四川料理が麻辣だけみたいな扱いだな。

この作品のせいで四川が麻辣だけだという偏見がまた広まる……

だってお前らの所、パンダと麻辣しかないじゃん。

創真は創真で四川料理の研究とか言っているのに、なんかトンチンカンなモノが出て来るな。
日本における四川料理の認識がどうなっているのか恐ろしく感じた。

そう言えば四川なのに魚香系の料理とかを出さないのか?
魚香って日本人が好みそうな味付けだと思うんだけど。

一応、麻辣を知らなかった人間が研究するために作った料理だから。
あまり上手いやり方には見えないだろうが、日本では麻辣を知らないから、唐辛子の辛さとの違いも説明しないといけないんだろう。

それは分かるが、真っ赤になった青椒肉絲とかはツッコミ入れたくなるな!

それにしても中華料理とか言いながら四川料理ばかり語って作っているのはなんなんだ。

あの世界では八大菜系のうち、四川料理がトップだという認識なのか?
さすがにそれはツッコミ入れるとかネタにするとかいう話じゃないぞ。

八代菜系のトップは山東料理だろうに。四川料理はもっと下だろ。

広東料理とかには言及していたが、山東料理に全く言及しないとは。
四川料理は中華の中ではもっと下だ。最初に来るわけがないのに。

今の八大菜系の扱いってだいたいは山東、四川、広東、江蘇の順番だっけか。

人によって評価が上下するし四川を首位に置く人もいるから作品の中で採用する説としては全く根拠が無いってわけでもないぞ。

そもそも正統な四川料理に関してはこっちでも様々な議論があるし、そこはあまり深くやらずに流すのも作品としてはアリだろう。
大事なのは料理勝負とヒロインの萌えだから!

でも麻婆豆腐に対抗するために胡椒餅って選択肢が出てくるのはおかしい……

そこは自分もちょっと所じゃなく引っかかったね……料理の基本的な格もパワーも違うのをぶつけるなんて……

いやそこは後の方を見ろとしか。
劇中の勝負は料理だけじゃなくて、客や場所など様々な外的要素を含んでのものだ。ストーリー展開上の意味もあるから、まだキレるのは早いぞ。

なんで中華料理ネタになると自称美食通がこんなに増えるのかね。
しかもちょっとでも納得いかない所を見付けると反射的に噛みつくし。

この辺のメニューやそれに関する描写は勝負の流れの一つで、最終的な決め手に至るまでのつなぎだからね。

ジャンルを問わず、この手の作品勝負な場合は苦戦からの逆転を演出するために序盤や先手は負けパターンになる。キャラの狙いも意味もあるからもうちょっと待て。

でも最後に出てきた胡椒餅は場違い過ぎる気がする。料理対決が一気にスケールダウンした。

変形っぽい所はあるが中華料理対決になってるし問題無いと思うぞ。

ここで対麻婆豆腐に大魔術熊猫豆腐とか出されても困るからな。
もっとも、ああいうのを出せるなら圧勝しそうだけどね!

四川料理って辛さという特徴があるから腕や材料が優れてなくてもそこそこの味になるってのが強みだし、日本にも伝わってアニメで取り上げられるのも分かる。
腕の良いプロが作るとならどの地方の料理も良い勝負になるが、民間で流行るという方向で考えると四川料理は他の地方の料理より明らかに強い。逆に山東料理なんかは難しい。

ウチの国で四川料理が広まったのって四川省が兵士の供給元で、解放後にその辺の人間が故郷に帰れなくなってそのまま広まったという事情もある。高級料理とちょっと違う、ある種の現地化が見て取れるのはそういう背景の影響もあるだろうね。

まぁなんだ、熱くなってツッコミ入れてるヤツはもうちっと落ち着こう。ストーリー上の都合や、日本の一般読者向けの説明を踏まえた展開というのもある。
「食戟のソーマ」が昔の作品に比べて中国の料理をきちんと研究しているのは間違いないのだからね。

一昔前は「なぜ中華料理が無いんだ!」と文句が出ていたが、その後「この中華料理は正しくない」と文句が出るようになり、更に「中華料理はとても種類が豊富なのになぜ麻婆豆腐ばかりなんだ」という文句が出る。

あと中華料理研究会なのになぜトップが中国人じゃないのかという文句なんかもあったな……

第二話は中華ネタに関してはわりときっちり押さえていたと思う。
だが校歌斉唱のシーンや最後の衣装爆裂がイロイロと持っていってしまった!



とまぁ、こんな感じで。
中華料理ネタに関しては厳しい意見が多いようです。

この「食戟のソーマ」に限らず、Fateの中国ネタなどの時にも感じられたことなのですが、現在の中国オタク界隈では歴史や料理などにおける自国ネタに関してはどうしても厳しい目で見る人が出てきます。

それに加えて現在のネットの環境ではネガティブな批評も多くなり易いので、日本の作品で中国ネタを、中国の視聴者が納得する形で扱うのはかなり難しいと改めて感じてしまったりも。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。