ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。
中国のオタク系wikiに
「萌娘百科」
というのがあり、私もオタク用語を調べる際にちょくちょく参考にさせていただいているのですが、このサイトがここ数日の間規制を受けてアクセスできない状態になってしまったようです。
サイトに行ってみてもこんな感じになっていました。
萌娘百科暫時無法訪問01



規制の理由は恐らく共産党大会の関係だと思われますが、実際ここしばらくの間中国のネットはイロイロな所がかなり「静か」になっていました。

幸い(?)今日の時点で既に封鎖は解除されているようですが、サイトにつながらない期間は中国オタク界隈で萌娘百科を利用していた人達の間ではかなり不安な空気が漂っていたそうです。

とりあず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「萌娘百科にアクセスできなくなってしまった」
といったことに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


萌娘百科に突然つながらなくなった。
どうしてだ!?

時期を考えれば分かるだろ。
あまり騒ぐんじゃない……

ここしばらくの間、どこもweiboで革命的な空気を演出しているというかアピールしてやり過ごそうとしていたが、ダメな所はダメか。

良いサイトだったのに……大会が終わったら復活するよな!?

どうなんだろう。
この機会についでに潰しておくという判断も普通に有り得る。上にとってはどっちでも良いし、むしろ復活させない方が余計なことする場所が減って良いくらいに考える可能性も……

ユーザーが勝手に書き込むタイプは管理できないってことで嫌がるからね。

時期が過ぎれば何とかなるとは思うが、絶対とは言えないのがウチの国だからな。

今回の件の原因ってヤバイこと書き込んだヤツが出てそれが通報されたんだっけか。

他の二次元系wikiにも毛沢東のワードが更新された後に死亡した所があるから、そういうの狙ってやったヤツがいると思う。

単なるオタク系サイトなのに、関係無いもの持ち込むなよ。
死にたいなら一人で死ね。こっち来るな。

自作自演の巻き込みの可能性も否定できんな

(共産党)大会の最後の日にこういうことやるとか、空気を読んだのか読まなかったのか。

悪意はあるだろうね。わざわざそういうのを書き込んで、通報するんだから。
今の時期にそれやると一発でブラックリスト入りだ。

好きなサイトだから亡くなられると本当に困る。
他に代わりが無い。

VPNで日頃の巡回先の海外エロサイトにはつながるのに、萌娘百科にだけはつながらないこの空しさ。

海外に作るという最終手段もあるかもしれんが、萌娘百科までVPN必須とか勘弁してくれ

萌娘百科ってテンセントのクラウドだから、どこで止まっているのかなどイロイロとイヤな想像が出来てしまう。

アプリだとつながるみたいだけど、どうなんだろう。

アプリ経由でもつながらないカテゴリあるし、どうなるかは何とも。

我らが敬愛する祖国はなんでも浄化してしまう。我々の目にする物全てがな。

何でお前らそんなに慌てているんだよ。今やってるのが終わればすぐに解除されるはずだ。
萌娘百科はそういうのずっと気を使っているし、「悪い」内容は無かった。百度百科とかの方がよほどヒドイことになっているはずだぞ。

いつもの流れとは違うからね。
「敏感詞」を削除してその手の単語のNG処理もいれたという話が出ているが、相変わらずサイトにはつながらない状況が続いている。

我が国の太祖様関係のワードが入った記事はすぐに削除対応したはずなんだがなあ
(訳注:この場合の太祖は恐らく毛沢東のことかと思われます)

weiboの公式アカウントによれば23日の時点で審査部門から直接電話で怒られて、「敏感詞」のフィルタリングをかけるように言われて、15分で作業終了させたらしい。
だがその後、今(24日夜)になっても解除されない理由は分からないとか。

ドメインがブラックリスト入りしてしまったなんて話も出ているが……

そっちも工業と情報化部のサイトで調べれば普通に「黒名単」として出てくるから確定だな。

萌娘百科もついに潰されてしまったか。

何年も使っていたんだけどな……やはりこういうサイトは生き残れないのか。

绿坝娘wikiから始まってよく持ったとも言えるか。2011年に今の名前に改名されたから忘れがちだが、大元からしてツッコまれる理由が無くも無い。
(訳注:「绿坝娘」は中国で2009年に起こった、PCに搭載義務化の通知が出た検閲ソフトの「緑壩 花季護航」を萌え擬人化してやろうという動きの際に作られたキャラで、当時は擬人化イラストなど様々なモノが投下されていました)

ああ、そうだ。最後にこれ言っとかないと。
中国共産党第十九回全国代表大会の無事閉幕をお祝い申し上げます!



とまぁ、こんな感じで。
時期が時期だったのもあるでしょうが、これは今の中国のネットにおける
「通報しました」
の効果を実感できてしまう事件と言えるかもしれません。

ここしばらくの間は5年に一度の共産党大会、それも今回はお偉いさんによるルール変更ということもあってか中国のネットはかなり静かになっていました。
当ブログ的にも話題の盛り上がりの勢いが無かったり、後でじっくり見ようとしたスレがすぐに消えてしまったりするなど、ちょっと困る状況だったりも……

それにしてもこういう事件が起こる度に、中国でサービスやコンテンツを展開することの難しさを実感してしまいますね。
それと一昔前、例えば「绿坝娘」の頃と比べると中国のネットにおける炎上の方向性、炎上させる感情の向かう先というか「向かっても良いと思われている」所が変化しているのも興味深い所でしょうか。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


取り付け義務化のPC検閲ソフトを萌えキャラ化する中国オタク(2009年の記事です)