中国オタク界隈では日本のアニメや漫画におけるお約束、定番ネタがちょくちょく話題になっていますが、一昔前と比べるとその辺りのネタへの突っ込み方も深くなってきているようで、アニメ以外からの濃い情報が出てくるようになってきているという話も聞きます。

先日、中国のソッチ系のサイトでは
「金色のオーラ的な表現はどういう流れで出て来たのか」
といったことに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


キャラの強さ、強化状態を表現する際の定番表現の一つに金色の光が身体から発生するというのがあるけど、あの金色に光ってパワーアップする表現ってどの作品から始まったのだろうか?
自分は超サイヤ人からしか知らないので詳しい人教えて!

うーむ、どこから始まったかとなると……私も金色や黄色が強さの象徴となっている「お約束」の源流について気になって来た。

そりゃ金色はメダルでも一位のものだし、昔から価値のある貴金属の象徴だったわけで。

金とは銭があること、すなわりパワーにつながるからな!

この場合、金色だから強いのではなく、強くなったから金色になるということか……

でもウチの国だと時代によっては金より玉なんだよね

金が分かり易くて目に付きやすいってことでは。
金以外の色の光を出すケースもあるけど、それって比較的最近の作品での話じゃないだろうか。

神話とかの光だとか太陽モチーフからの話じゃないの?

宗教関係の後光みたいなものもあるし、表現としては伝統的なモノだろう。
ただどの作品から始まったかは分からんなあ……大昔の作品には無くて、今では定番表現になっていると見ていいと思う。

定番は超サイヤ人か。だけどその前の流れだとなんだろう。

金色の光的なモノもあるが、類似する表現として燃え上がる炎が背景にくるようなものもあると思う。

金色の強さということなら「聖闘士星矢」の黄金聖闘士とかの方じゃないか?聖闘士は強さの表現や必殺技の時など頻繁に光っている。

金色の光による強さ表現は新しい方になると、ナルトやギルガメッシュとかかな?

最近はウルトラマンまで金色になるからな。
光の戦士というのはあったが、金色の光の戦士というのは実は無かったように思う。

ナルトの描写は超サイヤ人の流れだというのは明らかだ。作者もドラゴンボール好きを公言しているしね。

金色の光表現に関してはマンガでは楽に描く手法の一つで、アニメの際に着色されるという話があったような。

そうだね。ああいう金色や黄色の光って、設定上は別に金色じゃなかったりする。単なる白とか。
アニメの方でアニメスタッフが着色するだけで、金色という設定だとは限らない。

白黒のマンガでは白が特別な扱いだったからじゃないか?
例えば日本のアニメの金色や黄色の髪ってマンガの中の白を表現しているだけで、金髪かどうかは関係無いとも聞く。

なるほど。考えてみれば金以外にも、白系のキャラは特別扱い、強キャラに成り易いしな。

だがドラゴンボールのような「気」をまとう、金色の光がキャラの周囲に来るような表現はどの辺りから始まったんだろうか?
それも恐らく最初は白表現だったと思うんだけど。

鳥山明自身は白だからベタ塗りしないで済む、作画を楽にするために選択した表現だったらしいしな……どこから来たんだろう。

強さの表現として最上位に黄金が来ること自体は伝統的な価値観で理解できなくもないんだが、黄金の光をまとうとか、パワーアップして金色になるとかだと難しくなってくる。

あの表現がかっこいいのは間違いないが、どこから始まったかとなると分からんな。

もしかしたら金色になるのと、光をまとうのは分けて考えるべきなのかも。

暴走状態の赤とか闇堕ちの黒とか他の色も多いし金色ばかりってわけでもないだろ。パワーアップやパワー放出の表現だと緑色もわりと多い。

ただやはり分かり易いのは金や黄による光の表現だと思う。
超サイヤ人とかGガンダムとかの。

超サイヤ人は光の表現もそうだけど、髪の色も変わるのが衝撃的だったね。気やチャクラの表現はともかく、髪の毛まで変化するのは超サイヤ人からだと思うが、どうだろう?
私が小さい頃の国産漫画では、超サイヤ人的な表現が一気に流行った覚えがある。

髪の毛が白くなってしまう的な表現は昔からあるし、鳥山明以前にもありそう。
ただ戦闘モードでの移行、パワーアップ表現だともしかしたらと思ってしまうな。

ふと思い出したから聞きたいんだが、「六神合体ゴッドマーズ」って最終形態だと金色になるの?
私はスパロボでしか知らない上にこれってゲームのオリジナル技なんでハッキリしないんだが、それだと81年の時点で金色に光る強化表現が出ていたことになる。

そっちは何とも言えないが、横山光輝は「バビル二世」の方で光を発するキャラが出ていたはず。

うーむ……横山光輝の流れも考えられるのか……どんどん難しくなってきたような。

石ノ森章太郎でも何かあったような。うろ覚えだが「サイボーグ009」で見た覚えがある。

マンガの方から考えると、手塚治虫とかまで行きついてしまうのだろうか?
「鉄腕アトム」の漫画にはこの手の表現の源流がイロイロとあったはずだし、様々な媒体の様々な表現を日本の漫画表現的な形にコンバートしたのは手塚治虫だろうから。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈でのネタの遡り方の傾向のようなものも見受けられました。

しかしこれに関しては改めて考えてみると、どこから始まったのか悩んでしまいますね。私も超サイヤ人の印象が強いですし、それ以前となると……
オーラ表現や光による遠距離攻撃は超能力系の作品を探せば結構出て来そうな気もしますが、金色のパワーアップとなるといよいよハッキリしなくなってくるような。

それから今回のやり取りを見ていて感じたのですが、現在の中国オタク界隈では日本で超能力やオカルトが流行っていた頃の作品はあまり知られていないようです。
この辺りに関しては中国に日本の作品が一気に入ったのが90年代以降だというのが影響しているのでしょうかね。当時の海賊版作品の扱い的に封建迷信枠の規制や自主規制ががっつり入るとも思えませんし。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。