ここ最近の記事では
「日本の作品の中華系キャラの名前が中国ではどう受け止められているか」
などといったことについて書いておりましたが、
ありがたいことに
「では中国の方で、日本の作品に出てくる中華系キャラのテンプレと見做されている要素は?」
といった質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

日本のコンテンツに出てくる中国人キャラの定番描写、特徴となるパーツに関しては中国オタク界隈でもちょくちょく話題になっていますし、実際の中国人との違いからのツッコミもお約束のような扱いになっています。
またそういったツッコミの内容や方向性に関しては、その時々の人気作品やキャラによって変わっていくようです。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「日本のアニメに出てくる中国人キャラのイメージ」
などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のアニメの中国人キャラのイメージをあげていけ。その手のネタを集めてみたい。
まずは旗袍(チャイナドレス)から!

中国の龍が描かれた服や装備!

とりあえず「你好」とか「再見」とか言う。
でもその後はずっと日本語。ただ一昔前によくあった謎の語尾「アル」はもう珍しくなっている。

中国語を綺麗な発音で喋れて人気のある声優がいないし、中国語を喋ったからどう作品やキャラの人気につながるのかという話だからな。意味があって人気につながったのって最近では「ピンポン」の孔文革くらいじゃないか?

なんか赤い色が多い。
いや、そうなるのは分かるんだけどさ……

「アル」は海賊版や字幕組の翻訳では消える要素だから、こっちで見ているとあまり意識しない要素だよね。

女性キャラの場合、名前の最後がinかing発音で終わるので「ン」になることが多い。

衣服なら纽结とかの留め具のついた服も多いね。これだと男女両方ある。
確か日本語だとチャイナボタンと言われていたかな?

装備系だと布靴とかもあるな。

日本の作品の中国人って古代の中国人をイメージして設計されているように思う。

でも漢服はめったに出ないよね。
あれこそが中国人と他のアジア人の区別だと思うんだが。

日本の作品のキャラはなぜあんなに漢服を拒むのだろうか?

私は清朝や中華民国時代のイメージがそのまま続いているようにも感じる。

90年代頃に見た作品は中山装(人民服)来たキャラとか、メインキャラに着せて扉絵にしたりといったものをそこそこ見かけたが。

功夫が使える!中国武術の達人!

日本人なら忍術が使えてインド人なら突然集まって踊り出すというのと似たようなもんだな!

日本人を憎んでいる憤青。
敵で出るのはともかく、味方側でも出る。「ゴーストハント」とかよく日本では受け入れられたよな……

なぜか中華料理が上手につくれる。調理の際の火力の使い方が上手い。
でも作るのは麻婆豆腐。

なるほど。あと逆に中華系の料理下手、暗黒料理の使い手っていないかも。

仮に中華料理を作る際に料理が下手だと火事になったり爆発したりで大災害になりかねんからな!食わされる主人公達だけの被害では済まない!

料理上手キャラであっても作る種類はそんなに無いよね。麻婆豆腐や炒飯とかくらいで。

旗袍が出てるのに包子頭(お団子頭)が出てないぞ!
それにしても、この組み合わせっていつから定番になったんだろうなあ……個々のパーツはアニメ以外で遡れそうだが。

お団子頭はホントにどこから流行ったんだという感じだよな。古代や子供向けのキャライメージとかに無くは無いが……

お団子頭は吐き気がするほど嫌いだ。
なぜ日本人はあの髪型を偏愛するのか!?

二次元だと、大きな影響を与えたのはリン・ミンメイか春麗か……

最近だと「銀魂」の神楽もかな。この系統のキャラはずっと続いているように思う。
前世紀に比べて極端なパーツで強調するやり方については穏やかになってきているけど、いまだに残って入るよね。

最近はお団子頭も減っているように感じる。その代わりなのか、中華料理で麻婆豆腐な印象が強くなっている気も。

こういう定番パーツがあると、多少おかしなキャラでも中華系で通ってしまうんだろうな。こっちも表現したいことは分かるわけだし。
例えば恋姫夢双は髪の色も髪型も変でお団子頭が無かったが、装備の特徴やシンボルで力技的に中華世界にしていた。

香港系の中華キャラになるとカッコ良くなる。大陸系だとコテコテの要素が付きまくる。

「彩雲国物語」のように女キャラがお団子頭ではない、旗袍ではないだけでかなり正しい中国描写に思えてしまう。

需要は分からなくもないんだが、近現代では無く古代だったりする時代なのになぜか旗袍着用のキャラになるからな……

でもスーツ着た普通の中国人の名前のキャラを出しても話題にならずに消える模様。

「インフィニット・ストラトス」の凰鈴音とか、デザイン的に中国人キャラっぽくないというか、中国人だと分からない。

同意。あれは故意に外してきたのかと思うレベル。
もっともツインのお団子頭とチャイナドレス着ているシーンもあるから、何をしたかったのかいまいち分からん。

こういうのは創作においてはしょうがない部分だ。
日本向けの作品に外国人を出すとしたら背景設定やキャラ付けなどそれなりの理由があるし、出す以上は分かりやすく強調するべき要素になる。特に理由もなく外国人を出しても得にならない。

現実だと言葉を喋らなければ街中の中国人と日本人を見分けるの難しいからな。

いや、それ実際はかなり分かり易い。
現実だと喋らなくても荷物や服装や髪形に違いがある。それに目線の動き、道の歩き方が違う。もちろん最大の特徴は大声で中国語をしゃべることだろうけどね。
つまり現実はともかく二次元にする場合、表現できる情報が減るから記号化しなければいけないってことだろうね。

しかし日本のアニメや漫画を見ていると伝わっている中国ってこんなのばっかりなのかと思わなくもない。
ホント、ウチの国は文化輸出がヘタクソだ。

全くだ。いったいいつになったら我が国の偉大な人物や、世界平和のために頑張る人物的なイメージが伝わるんだろうか。

中国の科学者のイメージも全然伝わっていないよね。世界的に見てウチの国ほど科学重視な所は珍しいと思うんだが。どこの国も宗教や迷信が強い勢力を持っているのに。

海外のメディアでは我が国の平和維持軍の報道が多いし、世界平和のための活動は普通に広まっているぞ。最大の派兵国が我が国だ。

国外における中国関係のポジティブなイメージだと経済発展、それと社会的な安定度の高さかな。移民関連のテロも無いしね。もちろん同時に独裁だとか環境汚染だとかあるけどね!

文化輸出なんてそんなもんだ。
日本だって武士や忍者の出る時代じゃないと怪しくなるし、奈良時代とか日本以外の国の人間はほとんど知らんだろうから創作で使われることもほとんど無い。

文化輸出で思い出したが
そう言えば髪型ではお下げがいつの間にか無くなったね。

確かにお下げ系、そして辮髪はいつの間にか消えていた。

日本でも中国人が辮髪を嫌っている、屈辱の時代のシンボルとして見ているというのが伝わっているのかな?

記号化してキャラを出すのはしょうがない。どこでも正常な話だ。
ウチの国のマンガでも日本人出すとなると、チョビヒゲ日本軍になるか和服になるかだし。

そもそも、日本のあれって「中華」や「中国娘」「中華娘」という二次元属性であって現実の中国人ではないからな。ツンデレとか金髪ツインテールみたいなものとも言える。
作劇上の設定が中国人だったりするから混乱するが、恐らく日本では作っている人間も見ている人間も「現実の中国と同じ」「リアリティのある中国要素」的なモノは必要としていない。彼らの中では過去の歴史や牧歌的な中国のイメージを使っているだけではないかと。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈における定番イメージやツッコミなど、イロイロなものが出ていました。

ただ中国オタク界隈における「アニメや漫画の中の中国人、中華系キャラ」に対するツッコミの内容に関しては徐々に変化しているような印象も受けます。
例えば最近では
「漢服が出てこない」
「中華料理が麻婆豆腐ばかり」
といった辺りもかなり目に付くようになってきています。

これに関しては日本で作られる作品の変化に加えて、中国における感覚や中国人キャラの理想像の変化などの影響もありそうですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


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