GWにはいってだらけ気味な今日この頃です。
あとFGOのアポイベのガチャはアキレウス召喚に失敗しました、はい。星5が出ていないわけではないのですが、2月からこっち全部すり抜けというのがどうにもこうにも。
とりあえず愚痴はさておき更新を。

近頃の中国ではイロイロと
「中国風」「中国的な要素」
に関するこだわりが強くなっているそうで、私もそういった空気を感じることがちょくちょくあります。

中国オタク界隈のやり取りでも昔に比べて
「中国オタク的に正しいと考えている中国関連の描写や設定」
から外れた場合は結構な反発が出るようになってきています。

またそれに加えて
「自分達の伝えたい中国のイメージが伝わっていない」
「国外における中華関連のイメージには、自分達の思い描いている或いは慣れ親しんでいる中国的要素が少ない」
といったことに悩んだりすることもあるのだとか。

中国のソッチ系のサイトでは
「中国のイメージにつながるような特定の武器が無い」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


中国のシンボル的な武器って何だろう。日本にとっての日本刀みたいな、イメージに直結するような武器はあるのだろうか?

確かにアメリカのカウボーイの拳銃とか、日本の武士の日本刀とかイメージに直結するようなのはすぐに出てこないかもしれん。

長剣とかはダメなの?

刃のついた手頃な長さの方手持ちの剣だと、どこの国でもあるからね……

欧州系はファンタジーの主要武器がほぼつながるし、エクスカリバーみたいな聖剣、シンボル的な武器あるしな。中国は……なんだろう、言われてみれば出てこない。

外国における中国の武装のイメージって素手だよな。
武器もかなり使うんだが、イメージにはつながらない。

しかも、武侠系のイメージは全然広まってないっぽいんだよな……
香港系映画で一時期広まったりしたらしいが、今ではそれが実感できるような機会は無い。

宣伝のやり方が悪いってのもある。
外国のそういったシンボル的な武器は武器単体ではなく、武器の出てくる有名な作品がある。

宣伝とは言うけど、意図して広めようと宣伝するのではなくカッコ良い武器がカッコ良く活躍する作品が出てきて、その結果イメージが形成されていった。
ウチの国の武器に関してはロマンがある、妄想できるネタエピソードや伝説、カッコイイ描写のある作品というのが不足しているのでは。

日本刀はそのまま武士と忍者の武器だし、それ持って活躍するキャラが色んな所に顔出すからね。
中国武術は外国での「宣伝」方面でも悪くないが、素手のイメージが強過ぎて武器にはつながらないような。

牛尾刀や雁翎刀とか、中国らしさが濃くて色んな作品に出てくる武器はあるぞ。パッと見でも分かり易い。

それは国内での話だろう。
外国人が個別で分かるの?それにこういうのって「たくさん種類がある」ではダメかと……

牛尾刀や雁翎刀、柳葉刀辺りは自分もとっさに見分け付く自信が無い。時代で考えれば確定はできるが。
ウチの国の武器は本当に豊富ではあるんだけど、イメージを形成できる武器となるとどうなんだろうね。

関刀(青龍偃月刀)なら問題無いだろ。
国内国外どこでも有名。

青龍偃月刀は確かに。
他にも二郎神の三尖両刃刀とかはいけそう。

それ、実用性の無い祭儀用の武器という評価もあるがどうなんだ?
いや日本刀も祭儀用だったり美術品だったりする所もあるが、あれは実戦にも使われるのがハッキリしている。

関刀とかの大刀カテゴリは実用枠ではあるぞ。実在する中で世界で最も重い武器なんて話もある。

だから「重すぎる」んだって。演舞とか訓練が主だし、明代の書物での偃月刀の評価も見た目は良いが実戦にはよろしくないとかの評価だ。

大刀カテゴリの武器はかなり昔からあるけど、局所的というか、マニアックな武器になるよな。
重装備の相手に対して重さを武器にして攻撃したわけだが……

大刀も良いが、私は朴刀が良いと思う。

好漢の標準装備だからな。納得できる。

関刀は三国時代の武器じゃないとか色んな方向で議論が残るんだよね。方天画戟とかも。
物語上の記号としての意味合いも強いし難しい所だ。

越王勾践剣はどうだろう?
存在がオーパーツ的だし、妄想のネタにもなる。

環首刀は?

刀剣はあんまりパッとしないかも……

干将莫邪があるじゃねえか!

そういえば、あれウチの国のだわ。

Fateなんかで妄想するとハッキリわかるんだが、ウチの国では神話を除くと武力関係の伝説やイメージがあまり個人に集約しないし、Fateでの個人戦、宝具戦みたいなのが厳しいんだよね。
武器に関して強烈なイメージ、言ってみればブランドが形成されない原因はそこにもあるのでは。

オリジナル中華サーヴァントを妄想すると、大体が中華を支配したうんぬんかんぬんの広域概念アタックになるからなあ

暗器とかも面白いのあるんだけど、暗器枠で一括みたいなことになるよね。

鴛鴦鉞とか虎頭鈎とかは中華的で分かり易いし、それなりに出ていると思うけどメイン枠には入らんか。

漢剣や唐刀なんかはあるが、どうだろう。

漢剣や唐刀っていわゆる名剣的なものってあるの?

無いな。古代中国の武器って消耗品だし残っているのは実際に使ったのじゃなくて儀礼用とか芸術用とかだ。
あと唐刀は現代の人間による魔改造武器だから、イメージ以前の問題な気もする。

唐刀は国内でも妙に持ち上げられたり貶されたりだからねえ……カッコイイんだけど。
そもそも唐刀という言葉は当時無くて、現在の刀の売り買いで隋唐の軍刀をそう呼ぶようにしたものだから定義や評価もガバガバ。

漢剣も現在出回っているようなものじゃなくて、もっと短くて平べったいものだからな。アニメや漫画、実写で使うには美化しないといけないしそれ自体は別に悪いわけじゃないけど。

漢剣はゲームとかでもあまり見かけない。今の流行文化で存在感を示さないといかん。

刀剣よりも戟の方が特色あるし他所の国でも独自の系統として受け入れられ易いと思うんだけど、どうかな?例えば秦の青銅戟とかは?私は無骨で良いと思う。

面白いとは思うけど、それって強いと言えるのだろうか?
いや、実際に強いとかじゃなくて強いという伝説や妄想の対象にできるかが……

戟も大刀も実戦で使われたイメージがあんまり無いのがね。
結局は槍と剣と刀、弓と弩?

宋の頃は戟が淘汰されてるけど、古代は普通に使われていたぞ。
それに刀剣だって結局は火器に淘汰されちゃってるんだから問題にするようなことじゃない。

重要なのは「もしかしたらあの強くてカッコイイ武器を持ったスゴイ達人は銃に勝てる」くらいの妄想ができるかどうかだよ。

実際にできるかできないかじゃない
妄想で補強して説得力を持たせられるようなイメージがついているかだ!

達人とか武侠ならどの武器でも普通にできそうだが、それって武器のイメージ込みじゃないよね……

そう考えると弩や連弩って微妙か?
中国の軍隊のシンボル的な扱いになることも多いけど、神秘のイメージが無いし。

将来的に中国の二次元作品が発展したら弩や火器で戦えば宣伝になるし、シンボル的なイメージも作れるんじゃないの。弩や火器で戦っても、刀剣で戦うのに劣るわけではない。

それって普通に剣や槍から炎や雷、エネルギー弾ぶっぱなせばよくね?
あとミサイル系の武器は接近戦が描写できないから何かと不利になる。

イメージで語るならやはり青龍偃月刀だろう。
他は国内でも認識が微妙だ。

青龍偃月刀は「中国風」が満ちている。
あと刀剣よりも槍とかの長兵器の方が中国を代表する武器として受け止められると思う。

中国風……そうだ!鵝毛扇でどうだ!

ううむ……なんか否定できない。いやむしろそれで良い気がしてきたぞ。武器というか手持ちアイテムのイメージとしてはかなり広い範囲で見かける。

槍なら紅纓槍だろ
趙雲や岳飛が使うイメージがあって、現代でも武術の演武に使われる、見た目も魅力も基本にして完成系の槍だ。

ああ、中国の長槍のイメージはコレだな。
シンボルとしてもアリじゃないだろうか。

しかし改めて考えてみると、これはという武器がみつからないな。
武芸十八般があって更に多くの武器があるから、代表となる武器一つを決めるのが難しい。青龍偃月刀や方天画戟といった有名所も英傑個人のイメージが強過ぎて中国のシンボルと考えるにはやや不向き。

俺は鉄鞭や鐗とかも結構良いと思うんだけど、マイナーなんだよね……

上のレスにもあったけど、武器そのものではなく武器の出てくる映画とかアニメとか漫画、あとゲームでの活躍といった文化輸出が少な過ぎるのが根本的な問題なのでは。

もし武侠小説がもっと文化輸出できていれば、そこに出てきた武器の外国での扱いやイメージも違ったと思う。

あとウチの国の歴史だと、武器があまりシンボルにならなかったからね。騎士階級の剣、武士階級の日本刀のように。
統治階級、創作の舞台になる階級が武器ベースでの話じゃないし、個人の武勇で世界が動いた時代がかなり昔に終わってしまったのも創作による文化輸出的に難しい所だ。

統治階級か……あえて言うなら戦車?
でも戦車は映像作品でも二次元でも別の地域が目立っているし、中国では淘汰されちゃったしなー

欧州で騎士道やってた時代ってもう武官の地位は文官より低かったし、軍を率いる名将はいても個人の武勇がという話はあまり出てこない。
それは当時の中国が進んでいたということでもあるんだろうけど、まさか今の時代に創作、妄想的に微妙なことになるとは思わんかったよ!!



とまぁ、こんな感じで。
イロイロと悩みは尽きないようでした。

上のやり取りにもありますが、中国では個人の武勇、武器を使う人間が社会を動かせる、数の力を跳ね返すような活躍ができるイメージのある時代が比較的早い段階で過ぎ去ってしまったようにも感じられますし、個々の武器のイメージや扱いについてはパッとしないのでしょうかね。

また、以前中国オタクの方から
「中国では個人によって社会を動かすというのは難しい、実感がわかないものとなっているので、創作においては現実の延長線上にある強さや武術、武器というのはイマイチ流行らなかった」
「だからこそ中国の大衆向けの創作においては武侠が、『軽功』を使うスーパーヒーローが生まれた。『軽功』を使う者に対処できるのは『軽功』を使う者のみということになり、世の中の制度を超越した存在が生まれたという見方もある」
といった話を聞いたことがあります。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。