ありがたいことに
「中国のオタクな人はアニメや漫画で扱われたネタをきっかけにして別のジャンルに詳しくなる、深みにハマるということはありますか?」
という質問をいただいておりましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈でも、好きになった作品をきっかけに別の趣味にハマったり、本格的な知識を深めたりといった人は珍しくありません。
それに私自身も日本のアニメや漫画にハマった挙句に日本関係の仕事に就いているような人間をかなり知っています。

また中国で大人気になった作品の影響によって、中国オタク界隈全体の知識の深さや語られる話題の方向性が変わっていったようなケースもちょくちょくあります。

こういった影響ということに関して近頃は「Fate」関係での動きが目に付きますが、
先日、中国のソッチ系のサイトを巡回していて
「Fateがきっかけで様々な神話に詳しくなった」
といったことなどに関するやり取りを見かけましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


俺は実はFateから神話の知識を学んだ。その後に別の資料を読み込んだりしたけど、きっかけは間違いなくFate。
こういう経緯で神話に詳しくなった人って結構いると思うんだけど、どう?

お前もか。俺もだ。
ケルトやギリシャ神話辺りはFateを知らなければ興味を持たなかったと思う。

ちょっと待ってくれ、最近のオタクはFateからギリシャ神話を学ぶのか!?そこは「聖闘士星矢」だろ!!

Fateやってるとサーヴァントの把握や妄想に神話知識は不可欠というか、キャラ追っかけてるといつの間にか蓄積されるんだよな。

ギリシャ神話は「聖闘士星矢」だろ……そして西洋文明を理解する上でのベースとして活用できるようになるまでが嗜みだ。ギリシャ神話関係の本って神話ネタでは簡単に手に入る部類だし。

私もギリシャ神話の知識は「聖闘士星矢」と小さいころに読んだギリシャ神話の本から始まってる。

アニメでも神話のアニメ化的なのがあったはず。
比較的最近だと韓国の「オリンポス・ガーディアン」とか、あとディズニーも神話ネタのあったはず。

なんだかんだで型月厨の連中は他の国の神話に詳しいよな。
あいつら下手すりゃ自分の国の神話より詳しいだろ。

神話ネタや神話由来の名詞は色んな作品で使われるからFateに限った話では無い。

ギリシャ神話好きからすればFateは好きになれない。
ギリシャ神話系は元ネタとはかけ離れた名前だけのキャラにされている。ヘラクレスやアキレウスとかの扱いのヒドさときたら……!

私は神話についてはオタクになる前にきちんと理解していた。
世の中は神話をアニメや漫画ゲームで学ぶような人間ばかりじゃない。

そりゃ元から詳しい人はいるだろうし、今の時代普通にアニメ見たり映画見たり小説読んだりしていれば神話の知識皆無ってことはないだろう。
でも本格的に知識を蓄えるきっかけがFateな人は結構いるんじゃないか?自分もFateに出会ってから神話に本格的な興味を持った。

この際だから自白するが、実は俺は「聖闘士星矢」はネットのネタ経由の知識だけで、ギリシャ神話ネタというのは知っていてもそんなに詳しくなかった。
Fateのアキレウスのネタで初めて興味を持って作品をまともに調べた。

Fateを楽しむ上では「聖闘士星矢」は把握しておくべきだろうね。
きのこだけでなく関係者はほぼ聖闘士星矢世代らしいし、ネタも真面目なのからパロディまでかなり多い。過去にはエイプリルフールに聖闘士星矢ネタで動画を作ったりもしている。

アニメや漫画とか、サブカル経由で興味を持ったりなんとなく知識を獲得していたってことは多いと思うぞ。
俺自身インド神話に興味を持ったのって「3×3 EYES」からだったしな。

子供向けの読み物に世界の伝説や英雄についてのが結構あったし、アーサー王やベオウルフなんかはそれで知っていたが、円卓の騎士は「円卓の騎士」という組織名でしか知らなかったな。
ギリシャ神話はやはり聖闘士星矢、それからヘラクレスのアニメ経由だったような。

Fate以前は神話を知らなかったなんて人間ばかりだと思うなよ。これだから月厨は。

現代のオタクになるルート的に、神話に本格的な興味を持つきっかけがFateって人は少なくないと思うよ。
神話系の名詞は色んな所で使われるから名前だけ知っていることは多いだろうけど、それにどんな故事や背景があるかまではなかなか興味を持たない。

世界各国の神話をFate初めて知ったという人はそんなに多くないだろうけど、Fateで世界各国の神話ネタをカバーできるようになった人は多いのでは。
ギリシャとケルトとインドの神話全部詳しかったなんて人は神話専門で追っかけるとか比較するとかでもやってなければ滅多にいないはず。

子供向けの本に神話シリーズみたいなのがあってそれをよく読んでいたから神話の故事はそれなりに知っていた。おかげでFateで魔改造されているのを見るとニヤリとしてしまう。

ギリシャ神話は星座関係から知ることも多いんじゃないかな。私はそうだった。

Fateの神話ネタ全部ではないけど、私は昔から世界各地の神話が好きでイロイロと見たり読んだりしていた。Fateに手を出すきっかけは「世界の神話ネタでスパロボみたいなことをやる」というので興味を持ったことだったね。

自分も知識としては神話がテーマの本というか読み物で把握していたりはするんだけど、思い入れを持ってネタとして語れたかというと、Fate以降かもしれんな。
もっとも、知識だけの時より明らかに歪んで汚染されているけど!

大体みんな、神話伝説の固有名詞やあやふやなイメージとかはFate以前もそれなりに接触ルートはあると思う。
それからギリシャ神話は「聖闘士星矢」があるけど、ケルト神話や北欧神話なんかはFate以前はそんなに語られる神話じゃなかったよね。

北欧神話はそれなりに。
例えば自分は「ヴァルキリープロファイル」とかの印象が強い。

「World of Warcraft」やってると北欧神話関係は詳しくなれるぞ。

「ペルソナ」やってると神話知識はなんとなく蓄積される。

ケルト神話は「マビノギ」でそれなりに把握できていたかな。さすがにFateの魔改造までは対応できていなかったが。

ケルト神話は「ケルトの聖戦」というゲームがあってだな……

自分の場合、ネタということなら「遊戯王」がかなり大きい。カードの元ネタをイロイロと追っかけた。

シヴァやパールヴァティーはともかく、カルナはFateやらなければ絶対知らなかったと思う。

詳しく知らなかったがアルジュナは辛うじて耳にしたことはあった。でもカルナはさすがに知らなかった。

自分の場合、Fateから知ったというのが大きいのはギリシャ神話よりもシュメール神話だよ。他の神話は多かれ少なかれ意識したことがあったけど、シュメールはほぼ名前だけ。

私もシュメール神話に関しては似たようなものかも。
Fate以前はせいぜい歴史用語としての認識だった。

シュメール神話の内容やその影響、文化圏についてはFareを知らなければ意識したり調べたりもしなかったと思う。

でもシュメールとかギルガメッシュはまだ名前は聞いたことあったろう。歴史の教科書にも載っているしね。
完全に知られていなかったのは間違いなく大英雄アーラシュ。

アーラシュについては完全に同意。アーラシュとシュメール神話についてはFateのイメージの影響が非常に強くなっているのは間違いない。
それ以前は歴史枠だったと思う。少なくとも神話ネタとしてガッツリ語られることは無かったかと。

Fateで神話を知るのは別に構わんが、Fateはトンデモ魔改造が行われているのは意識しろよ。もし神話を知りたいなら原典を読め。

それは確かにい。Fateは直接「勉強」に使えるもんじゃないわな。ただ神話に対する興味を強めるのも間違いない。
原典に当たってみてあまりの魔改造ぶりに困惑して、更に複数の原典や解釈があって曲解の範囲に悩んだりするのが定番の流れだよ!

Fateの本当に恐ろしい所は各国の神話を曲解する楽しみを知ってしまうことだろう。
Fateを通じて「名前だけは聞いたことがある」ような様々な神話の人物を考察したり、神話の関連性やネタの流れ的なモノを意識するようになってしまう。
もう昔のような考えで神話ネタに接することはできない……



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈の世代の移り変わりも感じられるようなやり取りも見受けられました。

それにしても、中国オタク界隈ではFate以降に神話伝説ネタの扱いがかなり変わったのは確かではないかと。
昔は元ネタ紹介程度だったものが、最近ではFate関係の話題に出てくる考察やツッコミが以前と比べてどんどん濃くなっているというか、神話との比較や解釈も含めてというのが増えてきているように感じられますね。

ただそういったコダワリのある考察が出てくると共に、Fate内における独自解釈の展開をそのまま受け止められないという人も増えてきているそうです。

特に中国関係は自分の中のイメージが固まっている人が多いので、Fateにおける独自解釈のアレンジについては引っ掛かりが激しくなり、自分の考えるFateに出た中華系キャラの人物像、現在の中国で広まっているイメージとの違いや、Fateの独自解釈の広げ方について様々なことを言いたくなってしまうのだとか。

中国のFate事情を追っかけていると、良くも悪くも作品の人気や影響力が高まった結果というのを目にすることになりますし、その辺りについてイロイロと考えてしまいますね。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。