艦これの初秋イベント、警戒陣と基地航空隊のおかげでE-2まで甲で進められましたがこの先どうなることやら。
主力で使っている駆逐艦をどう投入するか迷っていますし、E3以降は後段作戦の札情報を待ちながら週末に進めることになりそうです。


中国では新学年の始まるこの時期はネタ不足になりがちなのですが、ありがたいことに手頃なネタのタレコミをいただきましたので、今回はそれについてを。

中国オタク界隈ではいわゆる二次元系作品の傾向に関する考察的な話題がちょくちょく出ていますが、先日中国のソッチ系のサイトでは
「敵の勝利で終わる作品はどの程度あるのか?」
といったことなどに関するやり取りが行われていましたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


アニメや漫画ってバッドエンドはそれなりにあるけど、敵が勝利する終わり方の作品ってかなり少なくないか?
自分の知識が足りないだけかもしれないが、最後に敵が勝つ展開の作品を知りたい。全滅エンドではなく敗北の。できれば短編以外の、一定の長さがある作品だと嬉しい。

全滅エンドならそこそこあるけど、敵が大勝利エンドか。

そうだね、バッドエンド枠ということなら全滅だけでもいいんだろうけど、自分は敵が勝つ或いは主人公側が負ける、少なくとも勝てなかった終わりの作品がどれくらいあるのかを知りたい。

虚淵玄系の作品は勝利者がいない、平等にヒドイことになる作品が多いからちょっと違うか?

「Fate/Zero」とかの群像劇系は主人公が固定できないからね。

富野作品もバッドエンドが多いけど、全滅エンドだよな。

続編前提なら敗北エンドは探せばあるような気もするな。「反逆のルルーシュ」も第一期は完全に敗北エンド。
あとアニメじゃないが、「スターウォーズ」も個別のエピソード見ていくとep3なんかは完全に悪の勝利エンドだし、「アヴェンジャーズ」の映画も現時点では敗北エンド中だ。

続編があるならともかく、普通に敗北エンド、敵の勝利エンドにして視聴者を満足させるのは難しいんだよ。虚淵玄はそういう方向性で面白い作品を作るという評価が固まっているから許されているのだろう。
基本的に作り手の実力が必要だから、あえてやることは少ないし、企画も通り難い。

「敵の勝利」で終わらせると人気出ないし評価されないからね。
「叛逆のルルーシュ」みたいにどちらとも取れる展開にするとか、最後にちょっとした反撃の成功や何らかの収穫くらいはないと娯楽作品としての成功は難しいんじゃないかな。
あと扇は今でも許せん。あいつだけ敗北エンドにならねえかな。

OVAの「メガゾーン23」は第二部で主人公が敗北、敵の勝利で終わるね。

続編とか無しでとなると、我が心の鬱エンドアニメ「クロノクルセイド」を。

富野作品なら「ザンボット3」は主人公達の敗北エンドだろうね。どちらが悪なのかも含めて鬱になる話。

ガンダムなら直近の「鉄血のオルフェンズ」が敵が大勝利エンドだろう。
作品の世界観的には悪じゃなく正義の大勝利だが。

ガンダムは「00」も第一期は敗北エンド。
それと「0083」も結局は目標の達成具合的に敗北エンドじゃないか?

どんなネタにも対応できるのが「SEED DESTINY」さ。

あれは主人公が地位的に負けただけで、正義の大勝利だろ。
ロボなら「宇宙戦士バルディオス」だな。
まさに悪が勝ってTV版終了!

悲劇系の作品も、明確な敵や悪役がいないことが多いしなあ……主人公が失敗することはあっても敵が勝っているとは限らない。
それに加えて単発の映画とかならともかく、中長編の長さの作品となると難しいね。

メインキャラ全滅や相打ちみたいなのはそれなりに楽なんだと思う。「勝利者はいない」というヤツで。
でも敵が大勝利ってのは、主人公側を大勝利にする以上に難しい終わり方なんじゃないかな。作中描写の積み重ねや作品の商業的な成功という面から見てもね。

ホラー系の作品を探せば結構ありそう。ジャンル的に長編でも救いが無い展開のは珍しくない。

歴史上の悲劇、敗者が主人公に設定されていると、主人公敗北の敵が勝利になるのでは。

真田家が主人公枠だと大体負けて終わってそう。
最後が大阪の陣になるし、途中打ち切りでも敗北確定。

歴史ネタで思い出したが「銀河烈風バクシンガー」も敵の勝利エンドじゃなかったかな?
新撰組が元ネタだから敗北エンドにしたそうだ。

あとは社会体制に挑むようなのはバッドエンド多いのでは。
体制への抗議とかのメッセージ性を持たせるために、主人公側の敗北を描写する。アニメや漫画にそういうのがどれだけあるかは分からんが。

「カムイ伝」とかがまさにそれだね。結局政府側に敗れる。
アニメ化はされていない作品が多いだろうけど、日本の70〜80年代の作品で社会性の強い作品は結構そういうのがあるように思う。

「少女革命ウテナ」は実質敗北エンドだし、20世紀の作品は敗北エンドの作品もそれなりにあるんじゃないか?
今ほど視聴者の瞬間的な不満を意識せずに済んだ環境だったし、クリエイターの思想を強く打ち出したり、作品を投げっぱなしにすることが許容されていた印象だ。

「ジョジョの奇妙な冒険」の第六部は敵が勝利の敗北エンドでもいいんじゃないかな。主人公側一回全滅で世界は一巡しているし。

「アルドノア・ゼロ」は世界としてはともかく、主人公二人に焦点を当てて見たらどっちも負けだと思うんだが。

これは「デビルマン」だろう。
救われないわ敗北だわで完璧。しかも内容的にも敗北に意義やメッセージ性がある。

主人公が戦う意義を失う横山光輝のマンガ版「マーズ」は?

あれは全滅エンドの方じゃないかな……最終的に自分で地球を破壊するわけだし。
横山光輝作品だと、「バビル二世」が主人公の強さと情け無用な戦術に対する敵側首領の苦労から、段々と敵側(もちろん明確な悪だし先に手を出したのはこいつらだが)にも感情移入してしまう展開だったので、個人的にはちょっとだけ主人公側が負ける作品のように感じてしまった。

話数のあるアニメや漫画では単発の映画とかに比べると難しいのは何となく理解できたが、探せばそれなりに出てくるもんなんだな。

でも割合的にはあんまり多くないのも確かだろう。
こういった作品がつくられないのは何故だろうか。意表を突くとか独自性という点では強い要素だとも思うし、単純に気になる。

敵の勝利で終わらせちゃうと「これだけ長い間見ていたのはなんだったんだ」という反発が出ちゃうからね……主人公側が負けて当然、敵が勝つのが正しいという展開にすると今度は人気を出すのが難しくなる。
これは今も昔も変わらないと思うし、全滅エンド以上にファンを納得させるのが難しく、商業的にも歓迎されないんだと思う。

そりゃ敗北エンドで鬱な気分になりたいヤツは少数派だし、人気出ないからだろう。
ホラーみたいな全滅エンドがお約束になっているか、歴史ネタで敗北が確定しているような作品でもない限り積極的に手を出してもらえないから商業的には上手くいかないし、今の時代にネット小説とかネットドラマをやるにしても人気出ない作品をやろうとするのは少ない。

ウチの国にも「環保剣」みたいなのあるし、たまに出て来たりはするんだけどね。

ウチの国だと「水滸伝」も「三国演義」も敗北エンドだぞ!「紅楼夢」もバッドエンド!!

でも水滸伝も三国演義も舞台や民間演芸を見れば分かるが、全編通して見られるようになったのはわりと最近で、大体は個別の痛快なエピソードだけで把握されてるし……やっぱ需要無いよな。

あと途中で打ち切りとかスケジュール変更(縮小だけでなく無理矢理な引き伸ばしも)を受けた作品は敗北エンドや全滅エンドになるケースが少なくない気がする。恐らく制作側がキレちゃうんだろう。
日本のアニメや漫画に限った話では無く、様々な国の様々な作品で見受けられる。

そういうので最も有名なアニメが「ミンキーモモ」で、スポンサーから打ち切り食らったから主人公が目的を果たせず交通事故で死亡エンド。
続編の企画が復活した時に制作側大慌てというおまけ付きで、しかもその続編も目的失敗で主人公消滅エンドだからこっちはある意味敵の勝利エンドかも。日本の魔法少女は伝統的に厳しい職業だな!!

アニメや漫画は大前提として広い年齢層の視聴者や読者からの人気を獲得する必要がある。
それに加えて長期にわたる商業展開も関係するアニメや漫画という媒体の性質上、イロイロな意味で敵の勝利で作品を綺麗に終わらせるのは難しいんだと思う。



とまぁ、こんな感じで。
中国オタクの面々の年齢層から考えると明らかに世代が違う作品も含めてイロイロな作品の名前が挙がる考察になっていました。

中国オタク界隈ではバッドエンドや鬱展開に関してはしょっちゅう炎上していますし、その手の記憶が濃く残っていたり、作品のイメージに強く結びついたりしている模様です。

またそれに加えて近頃の中国オタク界隈ではスパロボなどの作品を通じて間接的に入る作品情報や、オタク的な話題のニュースなどによる作品のネタの知識が中国語で蓄積されるようになってきているそうですし、この手の話題についてもイロイロと語り易くなってきているのでしょうね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。