ありがたいことに
「SSSS.GRIDMANの中国での反応はどうでしょうか?中国ではやたらとTRIGGER作品の評価が高い印象ですが」
という質問をいただいておりますので今回はそれについてを。

現在の中国オタク界隈では京アニ作品とTRIGGER作品については制作会社による強烈な支持が集まるようになっていまして、
「SSSS.GRIDMAN」

に関しても、TRIGGER作品だということでかなり前から注目が集まっていましたし、中国での配信開始後も上々の評判と共に大きな話題となっている模様です。

一応中国のテレビ(香港経由だったかもしれませんが)でもグリッドマンが放映されていたことはありまして、私も中国に留学していた時に見たことがあります。もっとも私が見たのはアメリカでローカライズされた「スーパー・ヒューマン・サムライ・サイバー・スクワッド」の方でしたが。
当時の私はグリッドマンが中国のテレビでやってる!と見たら役者が違う上に変身や戦闘シーンになる流れも違ったので妙な気分になった覚えがあります。

それに加えて中国オタク界隈における長年の特撮作品の評価の低さもあってか、「電光超人グリッドマンの方を昔から把握していてそのまま「SSSS.GRIDMAN」に入った中国オタクの人というのはかなり珍しいとかなんとか。

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「SSSS.GRIDMAN」
に関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


グリッドマン良いぞ!これは今期の名作と広められる。

円谷とTRIGGERの合作、こう来たか!

結構良いよね。まずは追っかけて見たいと思わせられる作品だった。

作っている側がファンの心を分かっているように感じた。今後が楽しみだ。

でも「ダーリン・イン・ザ・フランキス」の迷走もあるからあまり期待し過ぎないようにする。
相変わらず作画のクオリティは高いし演出も良いけど、シナリオはどうなるのかね。

90年代のロボットアニメっぽいという印象だ。
OPの学校の風景の使い方とか。でもEDは百合っぽい現代風?

作画もストーリーの見せ方もかなり良いね。
あとは脚本だ。「ダーリン・イン・ザ・フランキス」もストーリー、脚本では結構不満が出たからね。

話の進め方がかなり上手い。
ただそれだけにバトルシーンが子供向け過ぎるように見えるのが気になった。なぜ必殺技を叫ぶとか、光線で敵を倒すとかいったなんとも恥ずかしいネタ表現にしてしまうのか。

いや元ネタが特撮なんだからそこは当然の流れだぞ。
子供向けに見えるのも当たり前だし、ヒーローと怪獣との戦いがメインになる作品だ。

世界観が不穏な気もするがとりあえず私はヒロインの可愛さと戦闘シーンを楽しもうか!
あまり難しいことばかり考えないでいいじゃない。

私は子供向けの特撮が元ネタということであまり期待していなかったが、実際に見て見たら自分の中ではかなりの期待作になった。
ただ特撮の構成っていうのがちょっと引っかかる所はあるかも。

「ダーリン・イン・ザ・フランキス」はなんだかんだで毎話繰り返し見たりでキッチリ最後まで追いかけた作品だった。、「グリッドマン:もそんな感じになってくれると良いんだけど。

ストーリーや設定は今後次第だがアニメのクオリティは上々。
それから音楽や声の演出が特撮っぽい方向でやっているのかな?普通のアニメとは違うように感じた。

音楽は前半後半、話の盛り上がり方に合わせて使い方が変わるのも面白いね。

俺の中の熱血ロボ系回路が加速しだしたんだが、これ特撮の方向なの?
演出や装備を見るとかなりロボっぽいんだが。第一話ではエヴァ的なものも感じた。

元ネタの特撮版ではロボが出たり、ロボを合体的に装着したりしているみたいだから熱血ロボ系という判断もそんなに間違ってないかも。

それにしても今の所あんまりグリッドマンそのものについては話題にならんな。
どこのフォーラムでもキャラ関係、特にヒロインに話題が集中している。

そりゃあ現時点ではグリッドマンに関する内容は少ないし、主人公や周りのキャラ、学校の描写がメインになってるから。そしてヒロインの描写も良いからみんなそっちに注目になるよ。
それにバトルシーンのクオリティは高いし、評判自体は良いから問題無い。

ヒロインに関しては円谷が現代向けの作品展開、ビジネスを考えた結果だろう。
実際方向としてはそんなに間違ってない。

同意。
俺も引っかかった。特撮系作品とかこれまで見てなくて今回初めて見たよ。女性キャラが理由で引っかかったから見てしまった。今後も追っかけていくぜ。

メインヒロイン?の六花もカワイイが、悪役側のアカネもとてもカワイイな!!

あの悪役ヒロイン、元ネタの特撮版だとキモオタだったってマジ?

マジよ。

あの足の裏をペロペロしたくなるヒロインの元ネタがあんなのだったとは……

TRIGGERの熱血作品だと思ったら特撮ネタの作品で、特撮ネタの作品だと思って見始めたらヒロインをアピール作品だった。

アカネのキャラデザ、表も裏も声も私の好みに直撃して困る。

アカネの足の裏のキャプ画像広まり過ぎ!!
お前ら本当にああいう敵サイドとか、病んだり黒かったりヒロイン好きだよな!俺も大好きだ!!

このヒロイン二人が大変に危険だ。どっちかなんて選べない!

自分は六花が大当たりだね。口調も好みにズドンと来る。
なぜTRIGGERの創り出すキャラはこんなにも俺の好みを分かっているのか。

ところで、俺はサムライ・キャリバーさんが一番萌えると思うんですが。

しかしこんなに早く敵の正体、それも二面性を含めて出してきたということはアカネが味方になる可能性も高いのではないだろうか?

実際その可能性は高いと思うぞ。
原作の敵側だった武史も完全な悪というわけではないし、このアニメの元になった日本アニメ(ーター)見本市のグリッドマンのアニメ(この作品と同じ雨宮哲監督)では武史が最後に変身するシーンで終わっている。

第一話は変身アイテムも出なかったしグリッドマンの色も正式な状態になってないなど不明要素が多かったが、第二話になってその辺が揃った感じだな。
あと調べて見るとグリッドマン関係の部分も既に原作の特撮と同じ所もあれば違う所もあるとか。

いきなり光線技が反射されるのには笑った。
あれスペシウム光線みたいな扱いじゃなかったんかい。

追加武器メインでの戦いになるんじゃないの?
装備や合体に関する玩具がかなり予定されているようだし。

でもバトルシーンは特撮感がかなりあるよね。

自分はちょっとその辺りは……
女の子のために見続けていたけど、後半で着ぐるみバトルっぽい表現の展開になって戸惑った。内容も世界観も違い過ぎないか?
クリエイター的なこだわりがあるのは何となく分かるが、アニメで特撮みたいな動きを表現するのに拘らなくてもいいんじゃないかと。

そこは元ネタが元ネタだしね。あと第二話からはアニメ的な部分や、スーパーロボット的なノリも出てきているから、特撮の再現だけに拘泥しているわけでは無いんじゃないかな。

作画や演出のクオリティに満足したんでストーリーや世界設定が気になって来た。主人公が記憶喪失になる前の話とかも出て来てないし。

グリッドマン自身のキャラってどんな感じなんだろう?
「翠星のガルガンティア」のチェインバーみたいな感じかと思ったが、演技を聴くとそれより熱血的な所があるようにも感じたり。

舞台が現実世界では無いのは確定だと思うが、登場人物がどこまでそれを認識しているか、どうやって認識するかが気になる。
あとアカネが人を殺すこと、殺していることをどう認識しているかもだ。あまりに殺意が強いとか殺した人間が戻らないとかの設定だと味方になることは無いんじゃないかと心配。

そもそも主要キャラも含めて全員が現実世界に実在する存在なのかもハッキリしないからね……実はアバターじゃなくて電脳世界のAIや疑似生命体だったなんてのも普通にあり得る。

良いOPとEDなんで繰り返し見ているが、OPとEDで何か今後の展開について提示されていないかとも考えてしまうな。

アニメは明らかに特撮版を意識している設定らしいし、現実と仮想空間の関係がどうのこうのみたいなのは出そうだよね。

なんだかヘビーな展開、鬱展開になりそうなので不安だ。
アカネは原作の武史より更にサイコで危険、しかもやらかしていることが重いらしいし今後味方になる展開についても悲観的に考えてしまう。
とても好みのキャラなんだがなあ。

私も同感だ。救いは無いんですか!?

ところで私は特撮版の「グリッドマン」を見ていないんだけど、このアニメを追っかける上で原作を見たり、知識を仕入れないとダメだったりする?

それ私も気になる。
原作版の「グリッドマン」を知っている人は怪獣に破壊された街がなぜ戦いの後に戻るのか、遠くに見える怪獣の影が何なのかが想像できたりするの?

その辺理に関しては原作知っていてもまだハッキリしない。
特撮版に関しては簡単に説明すると、怪獣はコンピュータウィルスで、グリッドマンはアンチウィルスソフトみたいなもの。戦いの場所は現実ではなくコンピュータシステムやネットワーク上の世界で発生している。
あと戦いの後の修復についてはグリッドマンには戦闘能力の他にネットワークの被害修復の能力があった。それから怪獣の目的の一つに、現実世界に出ていくというのもあったな。設定が特撮版と同じということはないだろうけど元ネタとして活用されてい部分もあると思う。

ネット世界で戦ってたのか……それは意外だ。てっきり普通に怪獣バトルやってる作品かと。

原作の設定は二十数年前の子供向け特撮でこんなことやってたのかという意味でも興味深いね。

アニメ版は現代に合わせた再設定を行っているということだし、原作知識はそこまで必要無いと思うよ。
あとグリッドマンはウルトラマンに比べてマイナーだから、日本でも今のアニメ視聴者がみんなグリッドマンの知識を持っているわけではないだろうし、原作知識については気にしないでもいいかと。

アニメ版と特撮版は元ネタとしての関係はあるが、基本的には独立しているから問題無いぞ。

原作知識があると作中に仕込まれたネタが楽しめるって所じゃないかな。これはグリッドマンだけでなくウルトラマンなどの特撮知識、あとトランスフォーマーなんかのネタもあるようだ。
とりあえずアニメ本編を楽しむ上では原作知識も特撮知識も無くて大丈夫だろう。ネタ探しについては詳しい人がまとめてくれるだろうしな!

特撮の知識か……コセイドンの知識じゃダメか?
(訳注:「恐竜戦隊コセイドン」は中国に最初に入った特撮、ウルトラマンより前に入って人気になった作品ということで、中国の特撮ファンの間では殿堂入り的な扱いになっています)



とまぁ、こんな感じで。
順調なスタートを切り話題も盛り上がっている模様です。
また見るきっかけとしてはやはりTRIGGER作品であるということや、ヒロインが気になってと言う人が多いようですね。

ちなみに管理人は主題歌「夢のヒーロー」とかも大好きだったのでグリッドマンは個人的に結構印象に残っている作品です。
そんな訳で中国に留学していた頃などに中国オタクの面々にもグリッドマンの布教……とまではいかなくても、話題にできるくらいの知識を流し込もうと企んだりもしたのですが、全然ダメでしたね。

中国では緑川光さんが昔から知名度が高い大人気の声優だったので、
「主役ヒーローのCV緑川光だから!面白いキャラ演じているから!」
などと、真正面からだけでなく声優経由でも話題にしようとやってみたのですが、当時の中国オタク界隈では
「特撮はガキの見る物であって、自分達オタクが話題にするような価値のある、含蓄のある作品ではない」
的な空気が濃く、特撮というだけで厳しいものがありました。

そういった過去の経験があるので、現在の中国オタク界隈で特撮がそれなりにポジティブな話題になったり、「SSSS.GRIDMAN」に関してもTRIGGER制作ということで注目を集めそこから遡って「電光超人グリッドマン」が話題になったり詳しくチェックしようとする中国オタクの人が出るという状況になったりしているのは、オタク的に良い時代になったもんだとか思ってしまいますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


中国オタク「ウチの国で特撮が流行らないのは何故?」
(2013年の記事ですが、一昔前の中国オタク界隈における特撮のイメージが出ているかと思います)