ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈では日本の作品におけるお約束、定番の設定と言ったことに関する考察混じりのやり取りがよく行われています。
そういったやり取りではその分野が大好きな人や物凄い詳しい人が降臨したりしてディープな議論になったりすることもあるそうですし、定番ネタだからこそたまに頭の悪い方向にいってしまうこともあるそうです。

中国のソッチ系のサイトではそんな方向で
「日本の作品に出てくるエルフの定番設定」
などに関するやり取りが行われていましたので、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本産エルフの定番設定ってどんな感じなんだろう。
作品ごとに細かい所は違うだろうけど、大まかな傾向、一般的なイメージみたいなものを知りたいんで詳しい人がいたら教えて欲しい。

エルフの基本的な設定は「ロード・オブ・ザ・リング」からの流れなのは間違いないが、日本産だとまた独特な変化が入っているからな……

普通の正統派エルフだと、人よりも高い知性をもっていて、人間や他の獣人種族よりも強い力を持っていて、エレメントの力を強力に使いこなして、神とほとんど同じ寿命を持つ、と言った所かな?

全般的に見て正統派エルフより優秀な種族ってのは無いよね。
あと科学技術についてもドワーフには及ばない程度ではあるが非常に高いものを持っているという感じかな。

日本産エルフについて、私の中では正統派エルフから能力を下げて一般キャラとしても扱えるようにした種族という印象かなー

日本産エルフは寿命が長い(でも有限)で、耳が長く人間より美しい外見で、人間とは違った技や魔法を使うという印象だ。

エルフキャラは耳が長いのがカワイイ。
設定的にも種族的に美形が多いとなっているはず。
ただ精霊や獣人キャラとちょっとかぶるケースもあるな

耳が長くておっぱいが大きい

うむ。
脚をガッツリ見せる服装で、おっぱいが大きい。

日本産エルフは種族的におっぱいが小さいだろ。ゴブスレのエルフも胸が小さい扱いだし。

エルフはエロ担当というイメージがあるんだが……

胸が大きいエルフは「ゼロの使い魔」とかが有名かね。ハーフエルフだけど。

日本産エルフの胸が大きいこと自体は問題ない歓迎する。だがそれと同時に弓が得意という設定は矛盾していると思うんだが。

日本産エルフは胸が大きいイメージと言われて納得してしまった。
でも昔はエルフって平たい胸キャラだったと聞いた覚えもあるもんだが。

それは恐らく「ロードス島戦記」の流れの日本産エルフじゃないか?
昔は確かに平たい胸だったね。

エルフに限らず、日本の作品に出てくるファンタジーの定番設定を語る上で「ロードス島戦記」は避けられないよ。
そしてエルフに関してはディードリットとピロテースが日本のファンタジー好きに与えた影響が極めて大きい。日本人はディードリットを通じてエルフは繊細で貧乳の美女と学び、ピロテースを通じてダークエルフは褐色で巨乳な美女だと学んだ。

種族的な能力は別として、エルフの耳のデザインに関しては日本産の影響がかなり強い。
現在のエルフの長い耳は出渕裕があまりエルフ知らずにディードリッドをデザインした結果で、それが西洋のファンタジーにも逆輸入されているという説もある。
実際、「ロード・オブ・ザ・リング」の初期のエルフの耳はそんなに長くないというか、特徴的ではないからね。

ダークエルフはエルフより更にエロ担当という印象があるが、ロードス島戦記の時代からそうだったのか……

種族的な強みは魔力、弓、野外活動能力、そして寿命の長さかな。

エルフは魔力的な影響を受けやすくて、汚染されたりして「黒化」することがある……というのはどの辺りからの設定だろうか。

考えてみればエルフの魔法能力って最近の日本産エルフの場合はあまり目立たない気がする。ロードス島戦記の場合はエルフの精霊魔法がかなり強調されていたように思うんだが。

エルフの魔法能力に関しては、魔法や精霊のカテゴリが変化していったのと、ゲーム的にシャーマンがマイナーな扱いになっていったからじゃないかな。

エルフの顔面偏差値が上がったのは「ロード・オブ・ザ・リング」からだが、美女やエロ担当のイメージがついたのは日本産の影響も無視できないのではないだろうか。

俺は日本の作品を通じて、erofと書くelfを知った……でもこのタイプはいつ頃成立したのかね。

エロ扱いと言えば、エルフは服を節約して厚着や重装備をしない。美形で露出度が高いサービス役。

金属系の重装備はしないまでは分かるが、腕や脚を出して露出度高めになるのは森林での活動的にどうなんだろうと思わなくもない。
いや自分もデザイン的には嫌いじゃないよ?歓迎はしているよ?

今思い付いたんだが、エルフがエロ担当なイメージなのは、ラノベのヒロインとしての流れもあるのでは。
ラノベの定番設定であるファンタジーの美形キャラ、ヒロインとして多用される種族ということはサービス担当にもなる。

日本のエルフがお色気担当なのは昔からだぞ。
ロードス島戦記のディードリッドも原作小説版でかなり早い段階で裸になっているし、ゲームの方でもそういうCGがある。

ちょっと待った、原作何巻!?

2巻。私の手元にある日本語版では間違いなくある。中国語版は挿絵削っている可能性も高いから気を付けろよ。

ロードス島戦記の影響ということなら、それもある意味ではラノベの影響とも言えるのではないだろうか。

うーむ、言われてみれば確かに……

キャラデザは違うが、設定で考えると獣人キャラとイメージが被る所はあるかな。
あと美味しい食い物を与えるとデレるチョロさがある。

獣人キャラとの違いは文化の高さ。
エルフはバカでもないし未開でもない。ただ娯楽的な文化や欲望を満たすような志向は持っていない。

一般向けだろうと18禁だろうと、人間の様々な欲望と衝突させられる展開が定番だ。

自分の場合、エルフって世界の守護者、正統派のリーダーや導き手、高貴で強い戦士なんだけど……

それ「ロード・オブ・ザ・リング」の強キャラのエルフだろ。
日本産エルフは種族的な特性はあるが、総合能力的には人間とそこまで違いは無い扱いになっている。

中土世界(中つ国)のエルフは強いからな。
それに対して日本産エルフはパワーが人間と比べても低めにされている。

「ロード・オブ・ザ・リング」のエルフは万能で何でもできるから創作で使い難いのは理解できる。
ただそこから現在の弓だけが特技のエルフになってしまうのはなんだか不思議だ……

「ロード・オブ・ザ・リング」のエルフは弓より剣で戦っているイメージがある。

自分の見た印象では、日本のエルフは寿命は長いが肉体的には弱い、器用だが機械などの工業製品を扱うわけでは無い、というか基本的には人間の文明を否定するスタンスだな。
日本のエルフはファンタジー世界における人間とは異なる特徴や文化的背景のある種族としての意義を持たされ、現在のような形になったんじゃないだろうか。

能力的には人間との差はあまり無く、華奢な美形でビジュアル的に使い易いキャラくらいの扱いになっているんじゃないかな。

美形は重要だよな。
ここで語っている俺達のイメージもほぼ女エルフになっているのがイロイロと罪深いものを感じる。

美しくて高貴で純潔……うん、まぁ女エルフのイメージだよね。
男エルフで名前あり、メイン級のキャラはすぐに出てこない。

日本産エルフにも西洋ファンタジーのイメージは残っているけど、かなり日本化している。自然崇拝思想、知力が高い、強力な魔法を使う、寿命で死なないというのは残っているのかな。

自然崇拝と言っても弱肉強食的な部分は消えている気がする。エルフの場合は自然崇拝、自然保護的な面からか、大体は他種族、他文化圏に対して消極的になっている。
それで拡張する人間の生活圏と衝突して紛争が発生するのもありがち。

人間文明とエルフ文明、どっちが強力かは作品次第だが、自然派で人間社会の生活に対しては否定的だよね。
あとエルフの胸については平たくしている設定の作品もあるけど、種族的に特別な設定があるわけではない(ただし巨乳な個人はいる)作品も多いと思う。

巨乳なエルフキャラはわりと多いけど、エルフだから巨乳という作品は少なくとも自分は知らないな。
どちらにしろ、カワイイキャラであればそれだけで十分だよ!



とまぁ、こんな感じで。
迷走しながらも、中国オタク界隈における日本のエルフキャラに関するイロイロな意見やイメージのようなものが出ていました。

それにしても上のやり取りにもありますが、日本の作品の男エルフキャラって有名所だと誰でしょうかね。エルフ耳なキャラは幾つか思い付くのですが、エルフという種族が明確なキャラになると案外難しいような。
私はちょっと悩んだ挙句に出てきたのはモンスターメーカーのエルサイスでした……


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。