ありがたいことにネタのタレコミと質問をいただいたので今回はそれについてを。

中国オタク界隈で評価が低いというか、
妙に叩かれ易いジャンルの一つとして
「ハーレム系」(中国語では「後宮」)
があります。

もっとも、中国の動画サイトで配信されているハーレム要素のある作品は再生数的に健闘することが少なくないですし、なんだかんだで手堅いジャンルという気もします。
またネガティブな方向の物が多いとはいえ、話題や考察のネタとしてもそれなりに見かけるのも確かで、中国オタク界隈ではイロイロと複雑な扱いを受けているジャンルでしょうか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「近頃はハーレム系の作品が少なくなった」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


近頃はハーレム系の作品が少なくなった。
ハーレムがメインの作品が見当たらない。

言われてみると、目立たなくなった気はするかも……

普通に無いか?
例えば今期なら「俺が好きなのは妹だけど妹じゃない」はハーレム系だろう。

いや、スレ主が言いたいことは分かる。
ヒロインが複数いて、正室がどうなるか分からないようなハーレム系作品が減っているということだろう。

ああ、そうか。
最近はメインと二号以降がハッキリしているケースが多い気がするな。

あー……確かに今期の新作アニメを見ていくと、「ソードアート・オンライン」くらいしかハーレム系作品は無いかもしれん。
しかもこの作品は正室が最初から非常に明確な作品だから、普通のハーレム枠としては少々難しい所もある。

今やってる「ソードアート・オンライン」の第三期とか明らかにハーレム要素は放り投げられている。それで作品がダメになったわけではないので皆気にしていない状況も、考えてみればハーレム系の没落を表しているのかもしれない。

ゴ、ゴブリンスレイヤーはヒロインの好感度的にハーレム?

そういうネタにはされるが、あんなダークで難度高い世界観でハーレム系はねえだろ……

テンプレ量産されるアニメがハーレム系からソシャゲ原作系に移ったんじゃないか。

ハーレム系アニメは既に過去の遺物だ。
今の時代のアニメは異世界トリップ、百合、続編リメイク。そしてヒロインは妹キャラ、主人公もシスコンの組み合わせだ。

ハーレムじゃなくて百合だよね、今の流れは。

本気の百合にすると逆に人気出ないけど、メインが女の子キャラだけの作品は随分と増えて強くなった気がするわ。

ガチの百合じゃなくても、男性キャラを出さないで女性キャラだけ出して活躍させる作品も増えているし、人気になっているよね。
男を出さずにヒロインだけ出して、解釈を視聴者に任せるやり方が成功パターンとして構築されているような気もする。

ラノベ原作アニメがパッとしなくなっているからじゃないか?
ハーレム系作品はほとんどがラノベ原作だったけど、そこで粗製濫造し過ぎた。

うーむ……少なくとも、最近は良質なハーレム系作品は見なくなったかな…・・・

考えてみたら、自分の知っている中で良いハーレムアニメって何年も前の作品ばかりだわ。

私も比較的最近ので良いハーレム作品で思い付くのは「エロマンガ先生」とかまでさかのぼってしまうかも。

個人的にはグリザイアシリーズかね。

私が思い付くのは「冴えない彼女の育てかた」だな。

ハーレム要素がメインの作品は飽きられてしまったんじゃないか?私は最近ハーレム系の作品をあえて見たいと思うことはないし、周りで話題にされることもない。

見る側の変化もあるだろう。俺も俺の周りも、今ではハーレム系作品を見ていられないというのが増えた。時代の変化というヤツも原因の一つなのではないだろうか?

ハーレム系作品と言えばAICだったが、そのAICが消えてからは作る所が無くなってしまったというのもありそう。

主にハーレム系アニメを作っていた制作会社の作品も、2010年代半ば辺りからどんどん質が落ちていったように思う。

ハーレム系作品って終わり方がグダグダになる作品ばかりだし、ジャンルとしての人気が墜落した結果が今の状況なんじゃないか。

ほとんどが終わり方で不満が出るからね……ハーレム系作品って。自分も段々と期待しなくなっていったよ。

終わり方については同意だ。日本のハーレム系作品って一人としかくっ付かないし、言ってみればハーレムを体験して捨てるといったストーリーでもある。
しかも終わりに関しては急速に世界観や空気を変化させようとして、作品をコントロールできなくなるケースもよくある。

「はがない」もとても良いハーレムでアニメもきっちり作られていたのに作者がやっちゃったからな……ハーレム系作品をきちんとまとめられる作者はなかなかいない。

きっちりハーレムしているハーレム系作品を作れるのって、ラノベ系だと自分は梶島正樹くらいしか思い浮かばん。ハーレムの人数増やして、世界観の規模も広げているのが上手い。さすがはハーレム系アニメの原点を生み出した人間だ。

今の時代に評価される作品ってストーリー描写とキャラの感情の掘り下げがよく出来ている作品だから、ハーレム系の単純なテンプレキャラというのは難しくなっているんじゃないかね。

テンプレ化の問題に加えて、話数が少なくなった影響もあるだろう。たった12話では主人公と複数ヒロインを出しても尺が足りないし、その結果キャラクター自身の描写やキャラクター同士の関係の描写も不足して、アホなヒロインばかりになる。それでは人気なんて出ないよ。

現在では主人公にも魅力が求められる、モテる根拠と説得力、ある程度のキャラクター性が必要とされる。過去のハーレム系作品のように、やさしいからハーレムが形成できるという展開では受け入れてもらえない!

私の知っている範囲で、純ハーレム的な作品でアニメ化が予定されているのは「五等分の花嫁」くらいかな?実は個人的にかなり期待している。

そもそも、ハーレム系作品はそれだけで評価が低くなる。
現在の新作が多数供給されている環境ではかなり不利だ。

でも恋愛メインの作品は嫌われていないと思うぞ?重めの話や、心に痛みが来る作品は相変わらず評価が高い。今期だと「青春ブタ野郎」とかはきっちり人気になっている。

ハーレム系、それから単純なキャラ萌えに対してウチの国のオタクは否定するのが昔からずっと続いているスタンスだからな……
最近「萌豚」なんて言葉も広がって昔よりもキャラ萌えについては許容範囲が広がっているけど、ハーレム系については相変わらずな気もする。

ハーレム系要素のある作品は常に存在している。
だが皆は自分がハーレム系作品を見ている、或いはハーレム要素に注目して見ていることを認めたがらない!!

複数多数のヒロインキャラを出すこと自体は相変わらずなんだよね。
皆いつも「これハーレムモノじゃないから」と作品を薦めているからな。脳内処理で見なかったことにしているんじゃないの。

「ホワイトアルバム2」みたいなのは、信者はハーレムモノだと絶対に認めない……

でもハーレム要素が中心にある作品は確かに無くなったかもしれない。女性キャラをたくさん出すにしても、純愛系や百合系の作品が多くなっている。

昔も今もハーレム作品は形を変えながらずっと存在している、皆はヒロイン党派の争い、ヒロイン株の上下とか偽ハーレムとかでネタにしているが、どれもハーレム系要素と密接に関係しているものだというのを忘れている……!

ハーレム系作品が無くなっても、美少女がたくさん寄ってくる妄想ネタ、その妄想を描写してくれる作品が消えることは無い。

近年のオタ向け主人公は特に能力無いけど優しい、とかじゃなくて転生かなんかで特殊能力持ちになっているが、根っこは変わらんよね。周りから評価されて肯定されてモテる。

現在はハーレムよりも俺TUEEEEEが内容の中心になっているからそこまで目立たないだけで、ヒロインが量産されて簡単に主人公を好きになること自体は相変わらず……いや前よりもっと極端になっている気もする。



とまぁ、こんな感じで
中国オタク界隈におけるハーレム作品のイメージや扱いのようなものが出ていました。

現在の中国オタク界隈でもハーレム系に対する拒否反応も結構なものがあるようで、この辺りに関しては中国オタクの面々の複雑な所がイロイロと出てきているようにも思えてしまいますね。

また新作アニメの人気が広がる切っ掛けが魅力的なヒロイン達だったというケースはここしばらくの間の新作アニメに関してもちょくちょくありましたし、複数のヒロインが出てくる展開や、魅力的なヒロインとの恋愛がある作品の需要については相変わらず高いのではないかと思われます。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。