先日、FGOの第2部 第3章
「Lostbelt No.3 人智統合真国 シン 紅の月下美人」(公式サイト)
が実装されましたが、ありがたいことにこの件に関するネタのタレコミや質問を複数いただいていますし、これに関する情報を探して当ブログにいらっしゃっている方がここ数日多いようなので、今回はこれについてを。

Lostbelt No.3は中国の秦ベースの異聞帯が舞台になっていますし、中国オタク界隈でも非常に注目が集まっています。また昨年Fateの始皇帝の扱いに関して中国発の大炎上が発生したりもしていることから、中国オタク界隈でもFate世界における中国の扱い、始皇帝の扱いといった辺りについては何かと話題になっていました。

「Fate/Grand Order カルデア放送局 Vol.10 紅の月下美人 配信直前SP」で公開された新情報に関しても即座に中国に拡散し、イロイロな所で話題になっていたとかなんとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「Lostbelt No.3開始直後」
のやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(まだネタバレ情報が活発に飛び交う前の時点のやり取りなので重大なネタバレは無いかと思われますが一応お気を付けください。あとネタバレ有のまとめは近いうちに別の記事でやらせていただきます)


虚淵玄だああ!!
やったあああああ!でもみんな死ぬうううううう!

星5レアバーサーカー項羽、星4セイバー蘭陵王、星4ランサー秦良玉が実装、あとスパルタクスと荊軻のモーション変更、新礼装と絆上限解放実装、そしてすぐに始まるシナリオの執筆は虚淵玄!

老虚がシナリオ!?嬉しいがとても危険だ!
(訳注:「老虚」は中国オタク界隈での虚淵玄先生の愛称の一つです)

なお本人はシナリオを書いて「痛快」だったと発言している模様
虚淵玄的に痛快ってどうなるんだ!?

とりあえず虚淵玄で嬉しい。クオリティの心配が消えた。

……Lostbelt No.3が終わった時、生き残っているキャラは何人だろうか?

待ってくれ……嬉しい、嬉しいけどまだ第二部の第三章なのにもう虚淵玄を起用していいのか!?
カルデアのメンバーがまた消えてしまうのか!?あと芥ヒナコもやっぱり死んでしまうのか!?私にとってかなり好みっぽいキャラなのに!

全員死亡とかでなければマシ。

新所長は良い人だったよ……新所長の尊い犠牲のおかげでぐだとマシュが脱出できました。

項羽が実装確定となった今、項羽と虞姫っぽい芥ヒナコは死ぬのは確定、コヤンスカヤも死ぬ可能性が出てきた。新所長は逆に死にそうな感じが消えた。

タイトルが月下美人だしヒナコは死ぬ気配が濃厚だったが、虚淵玄で極めて確定に近くなったよな。

新所長はキャラ的に今のシチュエーションで殺すのは無いだろうし、代わりもいないから死なないと思う。マシュも恐らく大丈夫なはず……
クリプター側は当面死なないと思いきやNo.2であっさり死んだし、今回は元ネタとライター的に明らかに死にそうだ。

虚淵玄なら品質は保証されているが、キャラの生存が保証されないんだよね。

愛の戦士だからなあ……

異聞帯はどこもバッドエンド確定だし、別に虚淵玄でも大丈夫だと言ってみる。

そうだ。バッドエンド確定ならば!もう何も怖くない!

星4のキャラはいいんだけど、この項羽は正直好みじゃないわ。
こんな項羽は嫌だ。

俺は超カッコイイ項羽が来たとテンション上がったんだが。

項羽は戦闘シーン見るとカッコイイんだがな。今回実装のキャラの戦闘モーションはどれも良い。

この項羽はありえないだろ。もしかして、ロシアの雷帝ファンとかがいたら今の自分と同じような気持ちになったのだろうか…

小さい頃から覇王ファンの俺としてはわりとアリだ。

人間形態じゃないのが引っかかる。自分が項羽に期待していたのはナポレオンのような方向のデザインだっただけに、これではちょっと。

項羽はなんか狂い過ぎだよな。
ストーリー上でこの謎の野獣化だかなんだかの説明があることを望む。

宝具モーションカッコイイし、山海教に出て来そうなデザインに思えてきたし、これはこれで良いと思う。

項羽は蚩尤とか混じってそうなデザインに思える……雷帝が人間形態じゃなかったし異聞帯の特殊設定ということなのか、それとも型月では普通にアレなのか

項羽のスキルもよく分からんな。
性能はともかくスキルの名前、特に未来予知とか史実ネタで考えると明らかに違う。戦場限定で考えてもこの名称設定は不思議。なんかストーリーや設定のギミックがあるんだろうか。

これぞバーサーカーで覇王!というデザインで悪くないと思ったが、好き嫌いが結構割れているっぽいな。

外観が完全に予想外だったからね。
私は覇気に溢れてカッコイイと思ったが、あのデザインが嫌いだという人がいるのも理解できる。

あの項羽は好きな人は大好きだけど、嫌いな人は全く良さが分からないタイプのデザインだと思う。

再臨させていくと人間型になったりは……しないんだろうな。

雷帝、スルトとこれまでの異聞帯は人間からかけ離れたデザインの存在が出ている。中国でこの枠に項羽を入れるのならば納得できる。

好き嫌い分かれるデザインだけど、宝具のモーションに関しては間違いなくスバラシイ。あとはストーリーでの設定がどうなっているかだな。

項羽は全員に好まれるデザインではないが、クオリティの低いデザインというわけでは無い。少なくとも俺はかなり満足だ。

秦良玉はデザイン結局いつものお団子頭に旗袍かよ。

中国の女キャラはなぜいつもテンプレのお団子頭に旗袍なのか。
苦笑いしか出て来ねえ。

秦良玉のピッチリスーツも戦闘モデルも、とても良いと思います。大好きです。

お団子付きだけど今回もツインテール?荊軻以外みんなツインテールデザイン持ち出し、型月の中国はツインテール枠なのか?

八極拳を使う遠坂凛の髪型を考えてみよう!

私は秦良玉のデザインは好みだし悪いとは思わん。
別にテンプレデザインでも悪いわけじゃない。日本人向けに中国人キャラ、それも歴史ネタベースだったらコレも一つのやり方だよ。

デザイン自体は悪くない
哪吒なんかはテンプレ過ぎてさらにデザインも微妙だし、それと比べると普通に中国系キャラのテンプレではあるがこっちの感覚でも見れる範囲。

哪吒はモデルが動くと印象変わるが、立ち絵はちょっとね……
中国人向けではなく外国人に見せるんだからテンプレを使うのはしょうがない。でもこうやって見ていくと、武則天と荊軻はかなり考えられたデザインではあったんだな……絵柄の方は別として。

パッと見で中国的要素を表現するとあんな感じになっちゃうんだろうね。

ピッチリスーツに中華系の意匠デザインを入れているわけだから旗袍をそのまま使っているわけではないだろう。旗袍のテンプレデザインにも使われるパーツがあるだけで。
全体的に見れば美人でカワイイデザインだし、私はとても良いと思う。

あれはFateの伝統的ランサー服に中華マーク入れたようなもんじゃないの?
ケルトに比べれば随分と中国っぽさが濃いぞ!

秦良玉を見ていて思い付いたが、もしや中国正史唯一の女性武将枠ということなら、他の有名武将の女体化は避けられるということか!?関羽や張飛、韓信や衛青、霍去病、岳飛とかが女体化されるのは見たくない。

しかしここに来て蘭陵王、デオンみたいに性別不明か両性の可能性アリという説が出てきたってマジかよ……普通のイケメンじゃダメなのか。

宝具に「陰陽」の日本語読みがあるからな、そこから両性ではという説が出てきた模様。まあ即実装だから情報を待とう。

なんか大丈夫っぽいよ?
今回のクリプター側のサーヴァントだしストーリー上で目立っても、本人の設定に関しては特別な設定ギミックは無さそう

ところで愛ちゃんのモーションに改修入ったが、どういうこと?秦で愛ちゃん活躍しちゃうの?
(訳注:スパルタクスの中国での愛称の一つに「愛醤」というのがあります。中国では「ちゃん付け」を中国語で似た音になる「醤」にすることもあります)

ゲスト英霊が荊軻なのは分かるが、他がよく分からんよね。
てっきり下総シナリオみたいに全部現地の英霊でやるもんだと……

荊軻の新モーション良いね。地図を広げるのがカッコイイ。
あと無事に出番があるようでホッとした!!出るとは思っていたけど、実際に確報が入るまでは不安だった。



とまぁ、こんな感じで。
この時点(生放送終了、シナリオ実装直後)では、予想はあっても事前の情報は無かった項羽についての驚き、それから虚淵玄先生のシナリオに対する驚きと安心感(?)といったものが多かったように思います。

蘭陵王については既出の情報からの真名予想がそこまで難しいものでは無かったこともあってかイロイロと語られつくしていますし、秦良玉も定番中華デザインと認識されたのも響いてなのか、シナリオ担当や項羽実装に比べるとおとなしめの扱いになっていました。

ちなみに現在の中国オタク界隈では始皇帝関係の話題で盛り上がっていますが、今の段階では基本的に翻訳経由かつ伝言ゲームで伝わるので、イロイロと誤報や勘違いも飛び交っているのもちょっと興味深いですね。その辺も含めてネタバレ有編を近いうちにまとめようかと考えております。

実装前から何かと炎上した始皇帝関係ですが、
私が現在の中国の反応を見た限りでは
「始皇帝という存在の格に見合った強キャラとして実装された」
という認識になっているようで、炎上しているわけでもなく、どちらかと言えば肯定的反応が多いように感じられます。


ちなみに今回のシナリオの内容などを除いて
「中国でのFate関係の炎上対策」
という点だけに限ってみていくと実際の意図がどうだったのかはさておき
「虚淵玄先生をシナリオに起用した」
というのは、非常に上手いやり方だったように思えます。
Fateでしかも中国ネタということから、どんなやり方や内容でも中国オタク界隈では一定の批判や文句は出るかと思われますが、それでもこれ以上に炎上を避けられる選択はちょっと思いつきませんね。

中国ではネットの炎上スピード、火種創造&狼煙からの炎上という流れが日本よりも速く、特にFGO関係では近年の一般層〜ライトオタク層のユーザーの増加や過去の炎上事例による炎上し易さの下地、中国ネタに対する厳しい目線(これはFate関連に限らない話ですが)といったリスクが存在します。

また中国のファンによる内容に対する判断も、現在の中国オタク界隈に流れる空気や固まったイメージに加えて、翻訳を経ることや、転載される際の切り取り方と伝言ゲーム化といった問題もあるので「理解してもらえる」と期待するのはなかなかに難しいものがあります。

こういった背景があるので、ライターの名前が出なくても炎上する可能性はありましたし、例えば過去に始皇帝の件で炎上した東出祐一郎先生の名前が出たら最初からネガティブな見方で判断されるのは避けられません。他の名前が出ているシナリオライターの方についてもネガティブな認識でいる層がそれぞれ存在するのでやはり難しいことになります。
恐らく奈須きのこ先生によるシナリオであっても炎上する可能性は否定できませんし、中国でこの手の話題が一度炎上に傾いてしてしまうと、内容を放り投げた炎上のための炎上になってしまう……といったリスクも考えられました。

ですがここに例外が存在しまして……それが虚淵玄先生です。
中国ではFate人気が本格的に爆発したのは「Fate/Zero」からで、「Fate/Zero」が中国におけるFateシリーズのイメージに最も大きな影響を与えた作品になっています。
その為、中国のFateファンの間では虚淵玄先生に対する評価が非常に高いという事情があります。

また恐らく中国のFateファンのテキストベースでFateに触れた経験も大多数は「Fate/Zero」によるもので、奈須きのこ先生テキストによるFateに触れるのはFGOが初めてという人も少なくないそうです。

それに加えて、中国における虚淵玄先生の評価はFate界隈、中国オタク界隈にとどまらず、一般の方も含めての評価になっている部分もあるので、Fate以外の評価基準や空気を持ってくることができます。
更に中国ネタの扱いにしても「東離劍遊紀」の実績があるので、中国でよくある「外国人は中国を分かっていない」的な色眼鏡もかなり薄くなります。

そして中国のFateファン層と重なる所も多い中国の虚淵玄ファン層や虚淵玄作品を知っている層からは、鬱展開や理不尽な展開に対しても
「愉悦」
などといったスタンスである程度余裕を持って受け取ってもらえることを期待できますから、内容に関して他のライターの看板であればレッテルの色眼鏡からすぐに炎上の種にされてしまうようなリスクが軽減される、それ所かむしろ好意的に解釈されることすらあり得ます。

そんな訳で、
「シナリオ担当:虚淵玄」
というのは様々なリスクを一気にひっくり返す上手いやり方だったように思えますね。


とりあえず、こんな所で。
ネタバレ有の方も近いうちにやりますので、いましばらくお待ちいただければ幸いです。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


さて、あとはガチャ運の方が何とかなってくれればいいのですが……私はクリスマスイベントは諦めて、ここで今年のFGO課金予算の残りを全部投入する予定です。