ありがたいことに以前の記事
中国オタク「事前情報ではストーリーが絶賛されていたけど、正直そこまで面白いとは……」中国版FGO亜種特異点3への反応
を書いてから、更に追加情報として
「剣豪シナリオも理解する際に日本文化の知識が必要で難しかったですが、今日本版サービスでやっているクリスマスイベントは別の意味で難しいです!キン肉マンネタとかこっちは分かりませんよ!!」
というネタのタレコミというか何かをいただきましたので今回はそれについてを。

中国のオタク界隈では日本版のFGOのシナリオの内容が翻訳経由で拡散されていまして、現在開催中の
「クリスマス2018 ホーリー・サンバ・ナイト 〜雪降る遺跡と少女騎士〜」(公式サイト)
に関しても早速拡散されているようです。
しかし今回のイベントのシナリオは全編にわたってキン肉マンネタまみれなので、困惑する中国オタクの人も出ているのだとか。

昔の記事にも書いた覚えがありますが、
中国オタク「額に肉という字を書くのはどういう意味が込められているんだ?」
「キン肉マン」は作品人気が盛り上がった時代が中国で日本のアニメや漫画のファンが増える時期とはズレていた上に、「北斗の拳」や「聖闘士星矢」のようにアニメが中国のテレビで放映されて人気になったということもないので中国オタク界隈ではほとんど意識されない作品となっています。
今の時代だと何かとヤヤコシイことになりそうなラーメンマンの知名度もありません。

またそういった背景から「キン肉マン」は日本と中国でネタに対する反応の温度差が激しい作品の一つとなっていまして、ディープなファンの多い中国のFateファン界隈の反応でもキン肉マン関係のネタに関しては明らかに食いつきが悪かったりします。

とりあえず以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「FGOのクリスマスイベントのキン肉マン要素」
などに関するやり取りを例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


日本のオタクは新幹線を受け止めるネタが出たら即キン肉マンネタだと分かるものなの?
俺は説明されるまで全く分からんかった。

ああ、今日本でやってるFGOクリスマスイベントのネタか。
日本だとかなりお約束の流れというかネタだったみたいだな。自分はそういうの意識せずになんかのギャグ展開なんだろうと受け止めていたが。

そうそう、今回のは少年ジャンプの過去の有名作品の一つである「キン肉マン」をオマージュしているネタだね。
マルタが子犬を助けるために新幹線を止めて失格になるネタは、「キン肉マン」の親友キャラであるテリーマンがやっていた。

あれはちょっとやり過ぎだろ。
犬を助けるまではまでは分かるが、走っている新幹線を素手で止めるとか筋力あり過ぎ!!

新幹線を停止させる程度の能力……つまり新幹線の衝撃に耐えられて、更に力で動きを止められるということか。

新幹線って全部で700tくらいだろ?それが70m/sくらいで突っ走ってくるわけだから運動エネルギーがとんでもないことになるんだが……サーヴァントの能力がヤバいということが改めて示された。

最初からキン肉マンネタの作品だとハッキリしているという指摘をしている人がいたな。
主人公が力を奪われてそれを取り戻すための戦いというシチュエーションが王位争奪編で、各国の代表が戦うというのが超人オリンピック編。

タッグマッチのトーナメントは夢の超人タッグ編だな。
参加者の隠し方は王位争奪編だが。

あ、そうなのか。
俺は原作読んでいないんで詳しい人説明追加を頼む。

あの新幹線がどうのこうのってスパイダーマンじゃなかったのか。

私もスパイダーマンネタだと思ってたわ。特に今回はなんとか「マン」が多かったし。

名前と言えばこっちで実装される時の訳はどうなるんだろう。人か侠かそれともマンを音訳か。
アメコミ系のなんとかマンは「侠」になることが多いが、キン肉マンはウチの国だと「筋肉人」の作品名で広まっているから登場キャラも「泰利人」(テリーマン)や「戦争人」(ウォーズマン)のように基本は「人」だ。混乱するかもしれないね。

素手で新幹線を受け止めるとか……いや、サーヴァントによっては凄い強いのは知ってはいたけど、マルタは聖女様だろうに……!

イベントの画像ではライダーで出ているし、その状態のマルタって筋力そんな高くないよね?

ライダーだと筋力Dしかないんだよね。水着だとB+になるけど……

これが聖女の奇跡?

型月の聖女は大体後ろに(物理)とか付くから。
ジャンヌ・ダルクもわりとパワー系だしな。

マルタのパワーは少なくともスパイディ級かそれ以上の可能性が出てきたのか。

スパイダーマンは列車止める時に真っ向からじゃなくてスパイダーウェブとか使っての話だからな。マルタが完全に素手で止めるとなると……
スパイダーマンもパワーのある方という印象ではないが、設定上は全力ならビル持ち上げたりできるからなあ

待て待て待て。
難しく考え過ぎだ。アメコミもFateも設定や表現はわりと変動する。
あと元ネタから考えると、マルタのアレは走ってきた新幹線を受け止めるんじゃなくて新幹線を押してどこまで飛ばすかというネタだったはず。

そうだな。
言ってみれば砲丸投げやハンマー投げを新幹線でやるというパフォーマンスの競技のはず。
だからパワーを計算する前提として使うのは難しい。

新幹線を押して飛ばす……?
余計意味が分からなくなってきた……

でもFateもバトル系作品の例にもれず戦闘力がいよいよインフレしてきたような……

Fateがインフレしかかっているのは確かだし、一部の設定やストーリー上でトンデモ状態になってきてはいるけど数字的にヤバイことにはなっていないからまだマシだと思いたい。
でもコレみたいなのが続くとなあ。

キン肉マンにも超人強度というドラゴンボールの戦闘力みたいなものがあるし(作品の年代的にこっちが先だけど)、数字で誇張するネタも存在する。
ただこの数字はなんかよく分からない理由で上下する上に作中の勝負にほぼ関係無いことでも有名。

新幹線のアレはサーヴァントのステータスの考察に使うデータじゃなく、単純にネタとしてスルーした方がいいようだぞ。
今回のイベントの元ネタのキン肉マンは昔の作品だけあって矛盾や作者の根本的な勘違い、科学知識の誤解が多発するというネタ作品としても有名だからそういう扱いになっている。

同意。ギャグシナリオだから、あまり本気にしない方が良いと思うんだが。

ノリとしては謎のヒロインXとかの方じゃないかな。
サーヴァントユニバースとか本当にネタにしないとダメなレベルのインフレだし。

でも伏線は仕込んでくる可能性が否定できん。
夏の水着イベントとかネタと思いきや本編に関わる部分もあった。こっちでこれからやるクリスマスイベントも冥界設定がかなり出たはずだ。

確かにそういう部分もあるがメイン要素ではないし、あまりそういうのは気にせず楽しむ方向でいいんじゃないか。
イベントのストーリーは作る側がかなりネタに振り切っている印象が強いしね。

これ、マジになったら負けというやつじゃないかなあ。
あとFateとキン肉マンの関係がどうもよく分からんな。

単純に奈須きのことか型月関係者が大好きなだけじゃないかと。
日本では過去にテーマとなったプロレスと合わせて大人気になった作品だし、特定の世代の間では共通のネタになっているはず。

日本の二次元のプロレスネタは現実のプロレスネタではなく、キン肉マンというプロレスをネタにした作品を通して描かれたプロレスのネタだからヤヤコシイんだよな。

現実のプロレスネタもあるはずだよ。
型月の昔のエイプリルフールネタがプロレス団体ネタの年があった。

ようは子供の頃の思い出ネタだろ。
ウチの国もキン肉マン知っているやつがいないわけじゃないし。

自分もそうかと思っていたが、なんか自分がちょっと見ていたのは「キン肉マンII世」の方で、今回のネタは一番古い初代の「キン肉マン」のネタらしい……

探せば昔のアニメも出てくるんだけど、それを今カバーするのは厳しいね。
ちなみに新幹線ネタの回は29話だ。

調べたらアニメは35年前の作品。そして原作マンガは更に前で79年開始とある。80年代より前に始まった作品だったのか!?

上の方の新幹線ネタに限らず、今回のクリスマスイベント、ストーリー展開は元ネタのキン肉マンから大体予想できるものらしい。むしろ予想が前提でパロネタを活用するキャラや組み合わせで面白さを演出しているらしい。
でもこっちは元ネタが全然わからないよ!!

えーと、自分は銀魂で見た「筋肉強打」(キン肉バスター)くらいは知ってるが、それ以外はほぼ分からない……

途中でケツァルコアトルが負傷して師匠のマルタがマスクかぶって代理で出るというのも、日本のオタクならほぼ予想できる流れだったらしいな。
自分も予想の一つではあったが、元ネタ知らないから確信とまではいかなかった。

なんかキン肉マンのストーリー展開の解説や評価を探してみたらKalafinaの君の銀の庭がぴったりとハマるキャラクターの関係が熱いみたいな話を見付けたんだが、画風からしてどうにも理解できない。

知らないとおかしい定番ネタなのか、分かってしまうと歳がバレるネタなのか。

私もキン肉マンの日本での評価を改めて調べて見たが、古典のマンガではあるが最近また続編が普通に連載開始されて評価も悪くないらしい。
しかも昔ちょっと見た記憶のある「キン肉マンII世」は剪定事象扱いで、三十年以上前に終わった旧作の続きを直接始めたものが今連載中のようだ。

いわゆる冷めた飯を炒飯にしている作品かと思っていたが違うのか?

企画自体は冷めた飯の炒飯利用で間違いないはず。それで成功したパターンなんだろうね。
現在好評なのは旧来のファンが求める内容をきっちり提供しているからだとか。でも拾ってきて活用されているのが数十年前に連載された時のネタのようだから、これ今から追いついて理解できるのかなあ……



とまぁ、こんな感じで。
中国語ベースの情報の蓄積もあってか元ネタを調べること自体は昔に比べて楽になって入るようなのですが、それに気付くか、それをどう受け止めるかというのは相変わらず難しいものがあるようですね。

また教えていただいた話によると、
「中国のFateファンには設定の正確さにこだわる人が多いので、勢いを重視してツッコミ所も少なくないキン肉マンとは少々相性が悪いように思えます。ギャグだと最初から分かっていれば話は違うのかもしれませんが……」
ということでした。

確かに私がこれまで出会った中国のFateファンの印象でも、キャラの強さの上下関係や各種技の有効性など設定の整合性に拘る人が多いといった所がありますね。
Fateにもノリと勢い重視な所がかなりあるとは思うのですが、中国オタク界隈ではそちらの方についての認識はあまり広まっていないのでしょうかね。
その辺りについてもなんだか気になって来ました。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。


ちなみに管理人のFGOクリスマスイベントのガチャですが、秦ピックアップで余った分の石を投入してみたら毎度おなじみの当たりが行方不明な結果となりました……
現在仮に当たりを引けても周回する時間があまり取れない状況なのは良かったのか悪かったのか。