1/11から中国国内で第一章の上映も始まった
「Fate/stay night [Heaven's Feel]」

ですが、ありがたいことにネタのタレコミや質問などをいただいておりますので今回はそれについてを。

中国国内の上映に関しては上映館や吹き替えの問題など、中国オタク的に少々不満の出る所もあるそうですが、なんだかんだで話題になっていようで、映画を見て改めてFate関係の話につながったりもしているとのことです。

そういった話題の一つとして
「HFルートの真アサシンの強さや活躍」
などといったものもあるそうなので、以下に中国のソッチ系のサイトで行われていたその辺に関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。
(ネタバレ的な内容も含まれておりますので一応お気を付けください)


劇場版FateHFがウチの国でも上映というので見てきたがアサシン強過ぎない?あれどういう理屈になってるんだ?
自分は月厨ってほどのレベルじゃないから困惑してしまったが、詳しい人いたら教えて……

ああ、アレか。確かに初見では引っかかるよな。
簡単に言えばアサシンクラスの強みが発揮されるとあんな感じになる。別にアサシンが戦闘で強いわけではない。

これ劇場版HFが日本公開された時やディスク発売になった時とか、注目が集まるたびに話題になるよな。
直接的な戦闘能力以外に環境や相性が影響するから、FGO的な戦闘や戦闘シーンだけに注目していると納得するのがちょっと難しいのかな。

第一章でのアサシンの戦績っぽいのをまとめてみると、まず小次郎に関しては召喚によるもので戦闘ではない、後はクー・フーリン、葛木先生とキャスターおばさんをぶっ殺して、セイバー相手に優勢って感じだったか?

あ、そうか。剣聖の方のアサシンは戦闘じゃないか。
でも残りの戦績はやはりよく分からんので教えてください……

ハサンが一対一でクー・フーリンやセイバーに勝てるのが納得できなかった。
アサシンって戦闘力が低いという設定じゃなかったの?

門番の方のアサシンは剣だけなら最強だし間違っても戦闘力低くはないぞ!というネタはさておき、正面決戦能力に関してはHFの真アサシンも別に強いわけじゃない。第五次聖杯戦争のサーヴァントで普通の戦闘力としてみた場合は確実に最弱。ただ妨害工作や暗殺とかをやらせるなら有能。

HFだとアサシンが単独で勝ったケースは無いぞ。
臓硯の手助けがあってキャスターや小次郎を倒せたんだし、ランサーもセイバーも影による攻撃がメインだったから個人戦闘力を評価する材料にはならん。

自分も聞きたいんだけど、あんな感じでアサシンが出現したってことは他のキャラやサーヴァントからアサシン増やしてFate/Zeroの時みたいな雑兵たくさんみたいにできるの?

あれは変則的な召喚に変則的な召喚をかぶせたものだから別のサーヴァントに適用できるものではないよ。
あとZeroのアサシンとHFのアサシンは暗殺教団の仮面は一緒だけど別のサーヴァント。ハサンという名前でたくさんいるんだが、Zeroは「百貌のハサン」でHFは「呪腕のハサン」で能力や宝具(発音は一緒だけど)も違う。

FGOで言えば星2のアサシンがこのスレ主の語るハサンだな。

葛木先生とキャスターについてだが、葛木は結局のところ人間でしかない。セイバーのような正統派相手に初見でなら有効な戦力であっても、サーヴァントで搦め手に秀でるアサシンに襲撃されたらどうにもならない。
あとキャスターの方は近接戦闘力無い(他のルートでは凛の八極拳にボコられている)から接近戦になった時点で終わり。そもそもキャスターは葛木が死んだ時点で精神的に戦闘不能状態だ。

ランサーもセイバーも影のデバフ効果のおかげだな。別にアサシンが強かったわけじゃない。
あれはサーヴァント特効だから強いサーヴァントほどヤバイ。金ぴかもアレには相性で普通に負ける。

対ランサーは影のデバフ効果もあるが、あれは全力で戦えない、基本的に偵察を行えという指示による所も大きい。
そしてアサシンの宝具に抵抗するために必要なのは魔力と「幸運」だ。分かるな?

そうか死亡特殊攻撃の抵抗判定に失敗と……

幸運Eだけが原因ってわけではないけどね。英雄に対して暗殺が成功する、正しくアサシンが活用されて成功したらあんなことになるくらいに見ておけばいいと思うよ。
サーヴァントは戦闘力スペックだけで比較されがちだけど、聖杯戦争やる場合は暗殺や奇襲、環境によるバフデバフというのも重要な要素だ。

呪腕のハサンに関しては正面決戦能力だけに注目するべきではないね。
臓硯の使い方も良かったし、本人の能力と性格もアサシンとして見ると非常に手堅い。

でもランサーがあっさり死んだのがどうにも腑に落ちない。戦闘続行AだってあるしUBWでもあんなにしぶとかったのに。

宝具で心臓つぶされた上に食われているから戦闘続行でどうにかなるレベルじゃない。
戦闘続行ってのは復活スキルじゃなくて、瀕死の状態でも戦い続けられるってスキルだ。致命傷を受けたらそこで終わりよ。

アサシン関係で感じるHFのセイバーとライダーの強さはどうなんだろう?
あの辺はセイバーが弱いのかライダーが強いのかよく分からなくなった。

対セイバーについてはアニメの描写も別に正面からのパワー勝負という描写じゃなかっただろ?アサシンは基本的に影を活用して戦っているし、その影響がセイバー側にも出ている。
あとセイバーもライダーもマスターの能力による影響がある。士郎はマスターとしては未熟も良いところだが、それに対してHFの桜は魔力も多く優秀なマスターだ。

ライダーはHFだとマスターがシンジじゃなくて桜だからパラメータも幸運こそ下がるが基本能力は全部一段階上昇していて能力も戦い方も全然違う。
短時間ではあるがアホ毛を抜かれて黒くなったセイバーとも正面からやりあえる。

逆に聞きたいんだけどクー・フーリンはアサシンをすぐにぶっ殺すことは可能だったの?

そりゃ宝具使えば一発だろうけど、あのシチュエーションと様子見の作戦、本人の性格で宝具前提の戦術は無いだろうからな。
それと気配遮断のクラススキルもあるから逃げに徹したアサシンを追っかけて倒すのは難しい。

私も初見ではモヤモヤしたし納得できないのも理解できるが、HFルートは相性が悪かったり油断したりするとどんなサーヴァントも死ぬのが型月世界だ!という展開だからな……
それにしてもHF劇場版の第一章についてはわりと語られ尽くしたかと思ったが、新しく入った人とか、これまで特にアンテナ張ってなかった人が入ってきたりしているのかね。

国内上映だから、注目がまた集まったのは間違いない。
ただ興収関係のニュース見ると結局は小規模向けのジャンルなんだと実感できてしまう。

原語版じゃなくて吹き替え版だとか、宣伝が微妙だとか正直あまり商業的には期待できんよね。自分は楽しめたけど、Fate興味ない知り合いを誘っていく気にはなれない。

まぁウチの国で上映するなら日本のアニメは「ドラえもん」とかでもないと……「コナン」もこの間の「ゼロの執行人」が大当たりしただけで他はパッとしないし。

Fateファン内でも評価が真っ二つな感じだからな。
見せ場的なカットが無いしストーリーが飛び飛びで混乱するしあまり面白くないという声と、桜ルートを上手く映像化して必要なストーリー部分を上手く調整しているという声で両極端。

正直、劇場版HFはFateファンでもコアなHFファン以外にはオススメできないわ。

Fate自体が元々コアなファン向け的なジャンルで、HFはそこから更に桜ファンやstay nightファン向けという扱いになるからね。
FGOを遊んだだけとか、Zeroを見たくらいだと楽しめないのも仕方ない。

映画館で見たけど終わった瞬間に「この作品はいったい何だったんだ」的な声が聞こえてきたなあ。
私は楽しめたけど、前提知識必要なめんどくさい映画だというのも認める。

思いっきりファン向けの劇場版だから何も知らない人がふらっと入って見て楽しめるわけではないんだよね。
しかもFate/stay nightのファン層はFGOのファン層に比べて非常に小さい。

ファンの声の大きさが興収につながるわけではないというのを映画業界も、Fateファンも改めて実感することになった。
昔からHFルートのファンの声は大きかったが、Zeroが人気になって、FGOが人気になってという流れの中でかなり少数派になっちゃったからな……

改めて昔のことを考えてみると、アニメ版の「土狼」呼ばわりされた士郎に比べて、HFの士郎はマシに見えたからだったのかなーという気もしてくる。

士郎はDEEN版アニメでは頭が悪い役立たずの熱血バカだったし、ゲームに関してはファンサブでさえも中国語化されたのがかなり遅くて、それにUBWのだと壊れた正義の味方、人間のフリをしているキャラという特徴も、あらすじやネタバレ情報だけだとピンとこなかったからね。
HFルートの士郎はある意味では最も分かりやすいキャラクターと行動原理ではある。

HFルートは見る側の知識やイメージがイロイロと影響するのもヤヤコシイんだよね。
大体みんな小次郎やクー・フーリン、ギルガメッシュといった有名なサーヴァントの強さは知っている。それにキャラについては他のルートとは関係ない、0からの選択によるキャラや人間関係の構築だと認識しないといけない。この辺りどうしても他のルートの作品の印象に引きずられる。

HFルートの士郎とセイバーの関係とか召喚されてからの大きなイベントもないから、実はかなり薄いんだよね。でも他の媒体で別ルートの作品を見ていると印象に引っ張られる。

そうそう。
見る前は特に気にしてなかったけど、どうやら自分はUBWの認識でいたようで、見てる最中大混乱だった。

あと三部作というのを知らない人もいたし、ウチの国の人間向けにやるのはイロイロと問題あったんじゃないか?
映画館で近くの席にいたお兄ちゃん達「え?これで終わり?」と呆然としていたぞ……

日本の映画館だと第一章も第二章も全員最後の最後まで席に座っていたんだがな……ウチの国だと本当に原作ファンでかつ特定ジャンルのコアなファンじゃないとダメということになる。
日本だとFate/stay nightのエロゲ版からのファンがずっと続いているから問題無いんだろうけど。

日本の映画館行ける組か。
ところで第二章もFateのアニメとしては凄いらしいが、どうなんだ?

自分は面白かったよ。
ただ原作知っている前提で作られているから第一章以上に知識がないと厳しい。あとエロゲ版のアニメ化的なことになっているから濡れ場のシーンもカットされていないし、ウチの国で上映できるのか商業的な問題以外の問題もあるんじゃないかね。

戦闘関係はどうだった?

第二章は無限の魔力供給状態のセイバーオルタがヤバイぞ。制限なしのアルトリアの戦闘力が映像化。
ちなみにこのスレのテーマについても補足しておくと、第二章だと呪腕のハサンは特に勝ったとか強いとかいう描写は無い。正面からの勝負だと普通に地力の差が出るし、影の英雄特効が薄いの(ギルガメッシュなんかの正当な英霊に対しては逆に物凄い効く)と戦うことになるから影のデバフもそこまで効果が出ないといったことになってるはず。



とまぁ、こんな感じで。
HFにおける真アサシンに関しては引っかかる人がそこそこ多いのか、詳しい解説がイロイロと出ていました。

中国で上映されている劇場版HFについては上のやり取りにもある通り原作知識前提な部分もあってか、全体的な評価や興行成績的にはなかなかに厳しいという話も聞こえてきますが、一部のコアなファンの間ではFateの楽しみ方の一つとして評価する動きも出ているとのことです。
それにしてもこういう話題が出ると中国のFateファンの層の分布や、思い入れのある作品、方向性といったものが浮き出てくるのは興味深いですね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。

中国オタク「衛宮士郎のアンチがいつの間にか減った気がする」