ありがたいことに
「ロード・エルメロイII世の事件簿のアニメに対する中国での反応は?」
という質問やネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

先日の大晦日特番で第0話が放映された
「ロード・エルメロイII世の事件簿」

ですが、中国オタク界隈でもかなりの注目を集めている模様です。

中国オタク界隈では「Fate/Zero」が一時代を築いていますし、「Fate/Zero」経由でFateに入った人が最大勢力となっているので「事件簿」の主人公が成長したウェイバーだということで興味を持つ人も多いのだとか。

ただ推理モノでありこれまでの聖杯戦争やサーヴァント同士の戦いとは異なる展開であることや、理解する際にFate関係の知識が必要となることもあってか作品の受け止め方についても人それぞれな所が出ているそうです。

中国のソッチ系のサイトでは
「成長したウェイバーが弱くて驚いている」
といったことなどに関するやり取りが行われていたので、以下に例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


「ロード・エルメロイII世の事件簿」のアニメ化で0話も見たんだが成長したウェイバーが弱くて驚いている。
ウェイバーってエルメロイII世になって凛の師匠になったり、聖杯解体するという情報は知っていたんだが、あんな弱くて何ができるんだ?

自分もアニメしか見てなかったが意外に感じた所はあるね。
ウェイバーが第四次聖杯戦争で雑魚だった自分を痛感して10年にわたって鍛錬して、その結果凛の教師になったりするレベルになった。でも事件簿の第0話のアニメだとわりとダメなキャラに……

成長したウェイバーは理論だけは凄いけど実践するための能力については相変わらず大したこと無い雑魚だぞ?

戦闘力はさておき、理論に優れているのに、呪いとかにやられかけるってどうなの?
もっと強者になっていると思ったんだが……

考えてみれば、Fateだからと戦闘力に注目すると事件簿における二世については引っかかるかもな。

Fate世界では強さという面に注目していると分かり難い所も多いから混乱するのもしょうがない。
そもそも「優秀な魔術師とは」「魔術師がどうやって戦うか」みたいなのもよく考えるとハッキリしない世界だからね。
サーヴァントが剣からビーム撃ったり武器を射出しまくったりで決まるみたいな話ではないのだから。

事件簿のアニメの二世は中身が相変わらずウェイバーだというのが所々で出ていて私は面白かったけどなあ

スレ主はもしかして士郎と赤アーチャーみたいな関係を予想していたのか?

言われてみればそんな感じはあったかも。孔明はFGOでも使っているからイメージの違いに戸惑っている。

私も何だかもどかしさを感じた。
昔弱かったキャラが成長して強キャラになって……というわけではないのか……

成長はしているぞ。考察力などの能力でも、人格的にも、人脈的にも。ただ魔術を使うこと、特に戦闘力に関しては目に見えるような成長は無いというだけ。
型月世界の設定については自分もそんなに詳しくないけど、たぶんこのスレに語りたいやヤツがたくさん来て教えてくれるよ!!

キャラで言えばFGOでカルデアに召喚されたのは聖杯解体後の二世のようだし、事件簿の時間軸よりもっと後で性格の方も成熟している。
あと知力面でもバフや指揮能力に関しても諸葛亮の能力があるからアニメの方に弱さが感じられるのも当然ではあるんだがな。

そもそも型月世界で強い魔術師ってのが独特過ぎるからな……設定とアニメやゲームでの描写が結構食い違うし、勝ち負けもまた別の話になる。

Fateのアニメで出たキャラを魔術師として順番に評価するとキャスターおばさんが隔絶していて、現代に生きる魔術師で最強クラスはケイネスなんだよね。遠坂は極東のそこそこのレベルで、時計塔のエリートには及ばない、凛と桜は遠坂の血統で突発的に出てきた才能(実力ではない)を持った人間というだけ。

二世の能力に関しては魔術師としての能力と魔術師教育者としての能力を切り分けて考えて、更に魔術師としての能力も普通の魔術師としての能力や戦闘力と、分析力に分けて考えていく必要がある。

設定を語りだすとレスもスレも長くなるからざっくりとウェイバーだけの話にしようぜ……

伝統的な魔術師からは評価されない項目ですからね。ネタではなく。
本当に皮肉なのはZeroでのケイネスのウェイバーに対する評価は全くもって正しかったということだろう。ウェイバー自身は常識的な魔術師としては大成の見込みは皆無の三流。しかし教え子は全員大成。

なんかお前らの話を見た感じではコーチ系のキャラだと思えばいいのかな?
本人は試合で活躍できるわけではないが、指導者としては優秀と。

そんな感じかな。
魔術界隈でスゴイのは確かで、様々な魔術の本質を看破して神秘性を失わせてしまうことすらあり得る。ただ魔術師としての能力は低いから評価も低い。
でも勢力的には新世代が成長してどんどん下についているから目立つ。

型月の魔術は神秘性を維持できないと弱くなるという設定があるからね。
本人はずっと弱いが、理論と知識は凄いということでファンタジー推理モノにおける武器として成立する。

言ってみれば本人の知識はあるけどMPが少ないから使えない!みたいな感じだろうか。
ウェイバーはもし歴史のある家庭に生まれたならば物凄い強くなったかもしれないが、まだ三代目でMP上限低くて何もできない。

自分の中のイメージだと「レベル上限が低い」といった所だろうか。
本人は型月世界では珍しい、色んな意味で良い人なんだが甘さが残る性格で運も悪いから何かと……

ウェイバーは運だけは良いぞ。第四次も生き残れた理由として運の良さが大きい。問題はやはり魔術師としての甘さとかの性格方面だろう
あとMP足りないだけじゃなく魔術習得の条件も整っていないレベルだな。魔術を使うための前提条件である魔術刻印の歴史が浅くて弱い、魔術回路も優秀な遺伝がある血族ではないから少ない、更に親の世代が特に刻印や回路を強化せずにウェイバーに伝えたから才能面ではどうにもならないのよ。

型月の戦闘力って才能勝負だからね……更に才能ある人間がそれをそのまま鍛えていたりするから、才能無しの人間が何かに追いつくってことは無い。慎二辺りは良い例だ……!
ちなみにFGOのぐだも魔術師の才能皆無だけどレイシフト適正とサーヴァントとの親和力というかコミュ力に特化したものを持っているからFGOの条件では戦っていけてる。

ウェイバーが凄いのは魔術知識による魔術の把握と分析で、魔術の運用じゃないから教師としての才能は突出していると言えるくらい。
実際に魔術で戦うなら士郎にも勝てない。

士郎は宝具の投影がきるのだからまともにやりあって勝てる魔術師の方が少ないのでは?

士郎は魔術抵抗力皆無だからやりようによってはウェイバーも勝てると思うぞ。真正面から戦うのは魔術師として必須ではないし。
問題なのは魔術師として士郎とどっちが上みたいなレベルで語られてしまうことだ。

ウェイバーはその知識と解析能力から研究者としては物凄いレベルで、更に優秀な教師って所かね。

他の魔術師も研究はしているぞ。むしろ自分の研究だけに全力。生徒は助手にするくらいで指導するわけではなかった。
そこに分かり易く実践的な教育者として出現して教育体制を整え、行き場のなかった新世代の若手から慕われるようになったのが二世だ。魔術師としてはどうあがいても一流になれないどころか二流レベルになれるかも怪しい。

大学の研究で例えれば分かり易い。
教授本人の研究が凄い所と、その教授のゼミに入った学生が後に凄い研究する所の違い。
ウェイバーの理想は自身が一流魔術師になることだが、才能的に自分がどうあがいても一流魔術師になれないどころか二流すら厳しいのも察している。でも弟子はどいつもこいつも成長して凄いことになるから複雑な精神状態となっているわけだな。

弟子からも二流以下とバッサリ評されているからね。
ウェイバーが時計塔で評価されているのは知識量と分析力。それに加えてその分析力を活用した弟子の育成力。

どこまでが正規の設定かは分からんが、「マスター・V」「女生徒が選ぶ時計塔で一番抱かれたい男」と言われているレベルで教育方面では評価が高い。

「事件簿」は推理モノであると同時に、成長したウェイバーの内面にも注目すると面白いよ。みんなZero見てウェイバーのキャラは把握しているだろうからね。
他者の才能に深く嫉妬しつつもイスカンダルという明確な目標があるので歪まずに歩み続けているから、そこは安心していい。
あとどんどん強キャラ扱いになる故人ケイネスの扱いにも注目だ!!

アニメだけだとアレだが、いつの間にかケイネスは血統も才能もあった魔術の天才としての側面が強調されるキャラになっているからなあ……
ウェイバーは当時の自分が幼稚だったことを認識して、ケイネスに対してもきちんと評価するようになって「魔術師としては尊敬している」という認識になっているし、どんどん偉大な存在になっている。

ケイネスの設定はどんどん盛られている。アーチボルト家は魔術師の家系としてもマキリより上扱いだしね。
間桐家は臓硯の時点で魔術回路が劣化してその後の魔術刻印の移植も劣化していったわけだが、ケイネスは9代目だけど特に劣化するという話も無かった。

どの作品でもケイネスに関しては肯定的な扱いの描写になっているし、最近はきのこが設定の管理を強めているんじゃないかな。

そこは死ぬのが確定していて便利だからじゃないかな。本編に影響無いから!
ケイネス自身は明らかに切嗣を活躍させるために設定されたキャラだ。

ケイネスの死亡と二世の誕生は世界の修正力対象案件だぞ。ネタではなく公式で、時計塔関係が存在する場合は聖杯戦争の無い世界でも同じくケイネスが死んでアーチボルト家は没落し、諸々を背負った二世が出る。(橙子が言及している)
だからケイネスは優秀である要素がどんどん出るが、それとともに世界に死亡を確定されていく気の毒な存在だ!



とまぁ、こんな感じで。
軽めの疑問に語りたい人がたくさん出現していました。
この調子で「事件簿」のアニメが本格的に始まったら質問とそれに対する長文レスが飛び交いそうな気もしますね。

近頃の中国オタク界隈では随分とFate関連の知識が蓄積され、中国語ベースでアクセスできる情報にも事欠かないといった状態になってはいるものの、知識の個人差は日本と比べてかなり大きいという話も聞きます。
「事件簿」のアニメに関しては中国オタク界隈でアニメだけは見ている層や、FGO経由でFateを認識している層からどういった反応が出てくるのかというのも気になりますね。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。