ありがたいことにネタのタレコミをいただきましたので今回はそれについてを。

中国では3/7からの公開となっている
「劇場版 夏目友人帳 〜うつせみに結ぶ〜」

ですが、非常に好調な興収を叩き出しているそうです。
現地のニュースサイトでの報道はコチラ(中国語)などに。
それから公開前の記事ですが、日本語の記事も。
劇場版「夏目友人帳」から“中国の春”オリジナルポスター登場(レコードチャイナ)

週末前、他の大作の影響がそれほど出ない谷間のタイミングではあったものの3/7の上映初日では中国の当日興収ランキングのトップになるなど、かなり好調とのことです。
(ちなみにこの記事をまとめた12日昼の時点で、興収速報サイトでは上映6日目で累計9100万元と出ています)

そんな訳で以下に中国のソッチ系のサイトで行われていた
「劇場版夏目友人帳の興収が絶好調」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


劇場版夏目友人帳が予想を超える好調だ、国内興収1億元いきそう。

最近の日本アニメ映画の感じから、興収6000万元くらいいけば上出来だと思っていたんだが億超えレベルとは……

ファン向けの作品だし結局は勢い落ちる。億超えは難しい。

ファンを意識した作品ではあるが、オタクのイメージする忠誠心の高いファンというわけではないぞ。
自分は2日目に見に行ったけど、満席に近い人の入りだった。

私達は最初の週末に行ったけど、座席指定の時に見た感じではどの回も半分〜満席くらいの入りだったね。

俺は男一人で見に行って後悔した。
周りほとんどオネエチャンばっかりで、カップルもほとんどいない状態。あそこまでいくと、結構本気で助けてくれ!と思ってしまった……

昨日学校の友達と見に行ったけど、半分以上席が埋まっていた。
作品の出来としては普通だった。夏目友人帳はファンの力が強かったということなのかな。

当初は爆死するとか言われていたのは何だったんだ。
意外に良いというのを超えつつある。

夏目友人帳のファンの規模ってそんなに大きくないはずなんだがな。
宣伝にアイドルを起用するとかしていた配給側のやり方が良かったのか?

宣伝の仕方が上手かったのはあるかもしれんが、評価も高いからそれだけというわけでもないだろう。
「夏目」はブランドとしても強いぞ?俺の周りの女やリア充連中は大体知っていて好きな部類に入る作品だ。

夏目友人帳はアニメ見ない女性層も普通に知っているIPだからね。

そうそう。積極的に日本の作品を見ることがないような子も皆夏目友人帳は知っている

今の学生でオタクやっている連中の間では意識されないかもしれないけど、夏目友人帳はウチの国ではかなり人気高いぞ。シリーズは長いし、女性向けジャンルでは天下を取っていたような時期もあった。

癒し系作品の名作の一つでファン層も広い、10年6期の作品の蓄積は強かったということか……!

数字に関してはエンライト・メディアの功績が半分以上、場合によっては3/4くらいはあるだろう。
日本のアニメは宣伝のやり方やスクリーン確保の動向次第で興収が変わる。特に初動から前半の動きはハッキリとした差が出る。

「夏目友人帳」は新作アニメ追っかけている最前線のオタク界隈だと注目されないけど、その外側ではかなり知名度あるからね。
個人的な印象だけど、オタク界隈以外だと「NARUTO」や「ONE PIECE」「名探偵コナン」よりは下だが「銀魂」よりは上に思える。

エンライト・メディアは営業のやり方への批判も多いけど、結果は出すからなあ。「君の名は。」「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」、そして今回の「夏目友人帳」と。
幸い「花火」の時のように宣伝詐欺にはならなくて良かったね。エンライト・メディアの配給作品は宣伝を見て映画館に行ったという人も多いから。

今回の絶好調な数字はアイドルが看板になって宣伝して、アイドルのファンが見に来るのを期待するのではなく、作品を知っている人が見に来るきっかけにしたということなのかもね。
強い素材を、適切なやり方で宣伝して当てたということか。

興味がわいたから見に行こうかと思っているんだけど、原作シリーズ知らなくても楽しめる?

1話完結の作品だし、和風の作品がいけるなら大体問題無いと思う。

私もTV版1話も見ていないけど理解できた。

最初の方で押さえておくべき設定や背景はきっちり出してくれるから何も問題はない。例えるなら「ドラえもん」を何も知らずに見て楽しめるかみたいなレベルかな。

名作というわけではないが、普通に楽しめた。字幕の処理がちょっと引っかかったくらい。

良くも悪くも落ち着いた展開だったかな、あと女の子の客が多かったね。
型月厨の私は予備知識なしでも適当に入って適当に楽しめるのは強いなと実感しました。HFは一緒に見に行ける人が周りにいなかったし、映画館でも見ていて理解できなかったらしき人がそこかしこにいた……

普通に楽しめるというのは重要だ。
「夏目友人帳」の劇場版は作品のテーマがゆったりと、優美で暖かな絵柄や声優の柔らかな演技で伝わってくる。ストーリーも複雑ではないし、作品の魅力をすんなりと受け取ることができる。

見た後に苦みが残るのはどうかと思った。正直好きになれない。
全体的に見れば出来は悪くないんだろうけど。

大した作品じゃないし、映画を見て心を動かされる体験もない。劇場版として評価できるレベルではない。

オタク向けという意味ではあんまり強くないかもな。
ちょっと前の岡田麿里の作品とかの方が語りたいオタクには刺さると思う。

それにしても初日から良い数字出して、大作の間を上手くやり過ごしているな……前の方に「アリータ: バトル・エンジェル」、「グリーンブック」、「ヒックとドラゴン3」そして直後には「キャプテン・マーベル」があったのに。
3月公開予定と聞いた時はこりゃダメだと思ったんだが。

初日は国内興収ランキング1位だからね。前の作品の熱が冷めて、「キャプテン・マーベル」はまだ始まっていない状況だったとは言え1位取ったのは凄い。

「キャプテン・マーベル」は一日で2億とか稼ぐからな。実際、週末3日で6億元超え。その前のタイミングに初日を持ってきたのは上手い。

そこは本当に上手いと認めざるを得ない。
「キャプテン・マーベル」の公開前日の木曜に公開初日を持ってきて、しかも次の日が婦女節、そして土日となった。
(訳注:中国では国際女性デーは三八婦女節としてかなり大きく祝われます)

ここまで来ると去年の「名探偵コナン ゼロの執行人」が比較対象になるか。あっちは累計1.45億とかだっけ。
日本の二次元系映画も当たりは出る感じだな。もちろんたくさんの外れも。

そして注目されない「マジンガーZ/INFINITY」……初日11万という数字が……「GODZILLA 怪獣惑星」の累計151万元を下回る新たな記録になりそうなんだが。

あれはもう、なぜこっちでやろうとしたのかと言いたくなる。
ガンダムの知識が無い所で突然「逆襲のシャア」を上映するようなもんじゃないか。こっちではマジンガーZは放映されていないし思い入れのある人間はいない。スパロボで知名度があるだけだ。
更に言えば宣伝もロクにやってないし、かかっている映画館も少ない。

マジンガーZは一応昔台湾や香港のテレビを見れていた地域の人は見たこともある、はず。
実際の広まりについてはお察しだけどね。「GODZILLA」の方が虚淵玄補正あるだけまだマシかもしれん。

おめでとう!
そして正直に言おう。1日で岡田麿里の作品をぶち抜いてくれて嬉しい。

初日で興収2200万くらいだから、やっと1500万超えな「さよならの朝に約束の花をかざろう」の累計抜き去ったなあ。

あっちはそれこそ特定層のファン向けで、しかも宣伝やスケジューリングも微妙だったからね。普通に金曜日が上映初日で他に「アリータ: バトル・エンジェル」の初日とも重なった。

アリータは日本マンガ原作だけど、ハリウッド作品扱いだからな。初日1.4億元以上だっけか。

ピーエーワークスファンの俺としては「さよならの朝に約束の花をかざろう」が同時期の夏目と比べて明らかにパッとしなくて悲しい、あんなに面白い作品なのに。
「朝花夕誓」という短い中国語タイトルにしたのもいけなかったのか、

岡田麿里のあれは一般に広い範囲でウケる内容かと言うと難しいだろう。NTRネタで騒ぐのもなんか違うし。

評価も明らかに違うね。夏目友人帳は初動の評価で9.5点がついたりした。恐らくこの後下がってはいくだろうけど、初動で見に行く人間にとってはほぼ満足という感じなんじゃないかと。
日本での評価も安定して高いと聞いていたが、作品のテーマ的にこっちの感覚で見てもそんなに変わらないのだろう。

「夏目友人帳」に関してはマニアからの批判の方が多いが、熱心なファン以外の層の興収への効果というのを見せつけられるね。
それと「夏目友人帳」についてはこの間CCTVでアニメを活用した地域活性化の紹介があった。それも肯定的な方向で……!

よくある映画チャンネルのCCTV6ではなくCCTV2の財経でやっていたんだよな。あれはちょっと驚いた。

「夏目友人帳」は癒し系でテーマも部隊も日常生活だから、CCTVが扱うのにも抵抗ないんだろうな。
それに作品で地域活性化というのは中国が推し進めたい方向でもあるから。

夏目友人帳は人吉だよね。あと有名なのは「ラブライブ!サンシャイン!!」の沼津や「ガールズ&パンツァー」大洗か。他にアニメで地方経済活性化ってどんなのがあったっけ。

「結城友奈は勇者である」の香川県、佐賀県の「ゾンビランドサガ」とかもあるね。あと地域活性化そのものがテーマな「サクラクエスト」なんかもある。
それにしても「夏目友人帳」みたいな作品が出てくると、聖地では色んな事がやれるんだろうなー



とまぁ、こんな感じで。
中国オタク界隈では事前の予想をかなり上回る好調ぶりと受け止められている模様です。

「夏目友人帳」は現在の中国で根強い人気を誇る作品で、元気のあるオタク層だけでなく、「日本のアニメも見ることがある」程度の層における人気も高く、それがそのまま好調な興収の数字につながっている所もあるそうです。

また上のやり取りにもありますが、劇場版の中国における展開に関しては公開スケジュールやプロモーションもかなり考えられた、中国の観客に刺さるものだったそうです。
この情報を教えてくれた方曰く
「中国に日本の映画を持ってくる際の、配給会社の能力の影響が改めて出たように思えます」
とのことでした。


とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。