ありがたいことに
「三体の日本語版が発売され、売れ行きも好調のようですが中国の反応はありますか?」
という質問やネタのタレコミをいただいておりますので今回はそれについてを。

中国では映画の「流浪地球」の大ヒットなどもあり、国産SF作品に関してかなり盛り上がっているそうです。
そんな中で近年の中国SF作品における屈指の大作とされている
「三体」

は何かと話題に出て来るそうで、中国オタク界隈でも日本語版の出版に関する状況を追っかけるスレが定期的に立ったりしていたそうです。

そして日本語版の発売後は売れ行きに関してもイロイロな情報がすぐに輸入され、日本語版増刷決定のニュースなども話題になったりしているのだとか。

そんな訳で以下に中国のソッチ系の際で行われていた
「三体日本語版の売れ行き好調」
といったことなどに関するやり取りを、例によって私のイイカゲンな訳で紹介させていただきます。


国産SFの名作「三体」の日本語版が発売されて大好評らしい。売り切れ続出次々の増刷でもう8刷が決定した模様。

それは喜ばしいね。
日本でもいけたか!

版を重ねるという情報だけで、具体的な数字が出ていないからちょっと不安。
公式で発表してメディア展開しているってことは根拠なしの宣伝ではないんだろうけど。

日本の宣伝で言えば発売初日なのに「大好評」「大人気」という広告になっていることも珍しくないからな。
ただ、さっき見たら日本のアマゾンの書籍売り上げでは中国カテゴリでは1位、全体でも10位台には入っていたよ。

しかし日本でもオバマ推薦と宣伝するんだな……

アメリカで賞取って高く評価されているSFってのはやはり看板になるんだろう。

「三体」は歴史に残る大著だよ。
その辺のお手軽ネット小説なんかで時間をつぶすくらいなら、ちょっと気合入れて読んでもらいたい、きっとスバラシイものが得られると自信を持って言える名作だ。
日本人にも是非読んでもらいたい。

「三体」が面白いのは分かっているが、実はあまり日本人の好みに合う、ウチの国と同じようにいけるとは思っていなかった……

日本では異星人が地球に侵入して地球がヤバイみたいな話はもう流行らないみたいな話を聞いていたんだが、案外そうではなかったのかね。

「三体」は国内外での売り上げ好調という話に、日本でもというのが加わることになるのかな。

正直に言えば、国産ソシャゲが評価されるよりもずっと嬉しいし安心する。

分かるよ。
ソシャゲは売り方による所が大きいし、ステマの水軍が活躍し過ぎているからどうも作品評価としては判断し難いんだよな。

これまで国産アニメは日本での評価が微妙だし、大聖帰来(西遊記 ヒーロー・イズ・バック)も話題にならなかったしな……

「三体」は1が一般向け的な意味で面白かったけど、2、3と作者の思想が出てくるから好みが分かれそう。
あと作品の内容に関して詳しく宣伝している感じではないから、現在の売り上げは日本国外での評価、この作品自身が有名だから売れているといった所じゃないかね。

第二部が一番面白いと思う。第一部は助走。
第三部は人それぞれかな?

第三部は作者の思想の集大成だし、自分は評価している方だわ。

作者の想像力と創造力はスゴイと思うんだけど、考えがちょっと過激というか憤怒しがちというかで私はそこがあまり好きじゃないから第三部はちょっと苦手。
国外の「三体」に関する評価はその辺りの話があまり聞こえてこないからちょっと気になっている。

日本の反応というなら、やはり智子についての反応が気になるわ。

日本語のwikiを見たら、人型ロボの方の智子に関する記述はまだ無いみたい。
あと日本語だと「智子」をどういう発音にしたんだろう?こっちだと「zhizi」で良かったが、日本語は人名と粒子の名前では音が変わったりするはずだし……

日本はウチの国ほどフェミニズムがアレなことになっていないから大っぴらに語れそう……

国内だと三体はそっち方面から叩かれたりしたからね。weiboとかでも大荒れ、女性を侮辱しているとかでもうどうにもこうにも。

でもこれって日本の出版社が初版の見積もりを低くし過ぎただけなのでは。それに日本だとSFは売れないとされているから、出版社側もリスクを押さえて小規模の増刷を繰り返しているんじゃないかと。
ランキングに乗っているから宣伝で吹いて回っているだけではない、きちんと人気が出ている部分も多いとは思うけどね。

大人気ということなら日本でアニメ化までいっちゃったりしてな。
ちなみに日本にアレンジというか魔改造されてファンからツッコミが入るヘンなアニメになってくれると個人的には非常に嬉しいかもしれん。

アニメ化は中国で既に発表されているしbilibiliにもPVあるぞ。
もっともこっちの国産アニメだからPVだけ出して正式なアニメが出来るのが何時になるのか分からないパターンだけどな!

日本語版はまだ第一部だけが発売か……第二部はいつになるんだろう?

この調子なら第二部はもっと売れるんじゃないか?俺の周りの反応ではやはり第二部の評判が最も良い。

私も面白かったのは第二部だった。
第一部は淡々と進んでラストがぞくっと来る感じ、そして第二部は最高に盛り上がる。第三部も別に悪くは無いんだけど。

こういうのは第一部が一番よく売れるから、第二部が売れるとは限らないよ。
初動は他所の評判と広告の影響が大きいし、内容よりもブランドで売れるしお試しで買う人も多い。続編は最初の巻を買ってファンになった人が主に買うから、売り上げは減りやすい。
もちろん第二部が好評で第一部も更に売れるというケースもあり得るが。

第一部は中国社会、それも文革を描いているのが国外評価で大きかった面も間違いなくある。アメリカで賞をとった際には、文革ネタに加えてアメリカのSF界がグダグダの極みだったことによる追い風もあるから、作品が世界中で普遍的に人気になれるかというとやや疑問が残る。
もちろん私も「三体」が日本でも人気になって欲しいが、あまりパッとしないことになる覚悟もしている。

欧米は文革の歴史ネタ大好きだけど、日本はどうなんだろうか。
私は第二部の方が主人公のキャラもハッキリしているし、ストーリー展開やSFネタ、装備ギミックとかも日本のアニメやマンガのノリに近くなるから日本人の好みに合うと思うんだけど。

第一部は盛り上がりにかけるというのも理解できるけど、自分は第一部のストーリー展開、三体人の姿が見えないのに強大さと恐ろしさだけはどんどん見えてくる所とか大好き。

私は第二部から面白さが加速すると思っているから、やはり第二部の方の評判を知りたい!シリーズの発売スケジュールってまだ出てないの?

2以降は日本のアニメっぽくなる所が結構出て来るけど、そっちはどうなんだろうね。
近年の日本のSF作家が手掛けたアニメだと「蒼穹のファフナー」や「マルドゥック・スクランブル」があんまりこっちではウケていないわけだし。

今の日本での「攻殻機動隊」の人気とかいまいち分からないしなあ……影響は間違いなくあるようだが……
理解されるのと面白いと受け止めるのは別だし、どの程度まで「三体」が面白いと受け止められるのは気になっている。

何はともあれ、日本でも人気になってくれて嬉しい、これで俺の期待する智子の薄い本が見れるかもしれない。

智子は俺の嫁!



とまぁ、こんな感じで。
売れ行き好調というニュースはなんだかんだで嬉しいようです。

知り合いの中国オタクの方の話によると
「現在の中国オタク界隈でも国産作品といえば三体やその作者の劉慈欣の作品の名前が出てきますし、今後の日本展開や日本の反応についてもかなり気になりますね」
「それから三体のネタには所々に日本のSFアニメやマンガのネタの影響も見て取れるので、そういった部分についての反応も気になります!」
とのことでした。

とりあえず、こんな所で。
例によってツッコミ&情報提供お待ちしております。